箱根~三島間にあった廃ホテル。
当時は売却物件で看板も出ていたけど、中が凄かった。
場所は以前から知ってたので自宅からチョイノリ時間で行けた。
さて敷地内に入った瞬間、完全に空気が違うのを体感したなぁ。
何ていうか病院病室なんかの澱んだ空気って言うか・・・。
既に廃墟になっていて、建物は下のガレージから階段で二階の部屋に上がるタイプ。
誰かが複数で監視してるような視線を感じた。
中庭に一台、軽自動車があるのが敷地に入ると同時に目に付いた。
近付くと窓ガラスは粉砕されて車内も物が散乱。
しかし、自分がぶったまげたのは後部荷台の七輪だった。
炭の燃えカスが残っていたので誰かが火を付けていたのだと思う。
もうそれだけで、チキン状態の自分は脱兎の如くバイクで退散した。
その後、別人が現地レポを書いてくれて詳細が判明。
車内には子どもの写真何枚かと借金の督促状等があったらしい。
実際に画像もUPされたから間違いない。
行ったのは七輪を必要としない時期だったかなぁ。
そこで売主の不動産屋に軽自動車の件を訊いてみたが以下の返答。
・軽自動車は誰かが勝手に乗り付けて放置していった。
・自殺等の事故物件ではない。
・売却に当たっては更地にして引き渡す。
軽自動車は伊豆ナンバーが付いてたのは自分も確認してる。
でもねぇ・・・水も食料もない所で何で七輪を車内で使うかなぁ。
家族の写真や督促状なんかもあったんじゃ、???って疑うよなぁ普通。
知人の警官に訊いたら、自殺してたら証拠物件として警察が回収するはず、だから本当に事件性はなかったみたいだけど腑に落ちない。
もう過去の話で悪かったけど、ふっと思い出したので書いた。