Categories: 自宅での怖い話

間違い?

間違い? 

ひど過ぎる話。

ある日から、いきなり変な夢を見るようになった。

それは髪の長い女の人が、少しずつ自分に近寄ってくるのだ。

女の人の顔は、何故か自分を憎んでいるかのように怒っていた。

毎日、恐怖に怯えながら飛び起きる毎日。

だがどうする事も出来ない。

仏壇に手を合わせても、お守りを買っても、どうしても夢を見る。

夢の中では動く事も出来ず、固まっているしかなかった。

じわじわと、真綿で首を絞められるように、少しずつ精神も体力も削がれて行った。

ある日とうとう、女の人が自分の目の前まで来て、顔を覗きこむように睨まれた。

そしたら、あらやだ、と言い、今までの鬼のような顔はどこに行ったのか、急に顔を赤らめ、もじもじしながら走り去って行った。

それ以降、夢は全く見ない。

眠れなかった二ヶ月半、返してくれ。

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