走れエロス
エロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の都知事を除かなければならぬと決意した。
エロスには女がわからぬ。
エロスは童貞である。
床にち○こをこすりつけ、オナ○ールと遊んで暮して来た。
エロスには竹馬の友があった。
セン○リティウスである。
今は東京で、派遣工をしている。
その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。
久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。
そうして歩いているうちにエロスはコミケの様子を怪しく思った。
ひっそりしている。
エロスの好きな幼女レ○プ物がほとんどなかった。
しばらく歩いて年を重ねた鉄オタに逢い、語勢を強くして質問した。
鉄オタは答えなかった。
エロスは両手で鉄オタのからだをゆすぶって質問を重ねた。
鉄オタは、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「都知事は我々を規制しておるのです」
「なぜなのだ。」
「青少年健全育成条例と言う物のせいです。子供たちに安易に成人向けの漫画を見せないためと。だけれども元々誰も子供にそのような書物はさらしてはおりませぬ」
「たくさんのおたくたちを(性的な意味で)殺したのか。」
「はい、はじめは漫画をそれからアニメをそしてネットを。そしてそのような作品を作る者たちを。反対する者はみな逮捕されます」
「おどろいた。都知事は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。青少年の健全な成長を阻害するおそれがある(笑)、というのです。このごろは、非実在青少年の年齢が18以下の性交を描いただけで捕まります。幼女なんてもってのほかです」
聞いて、エロスは激怒した。
「呆れた都知事だ。生かして置けぬ。」