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アクロバット長電話
今はもう実家離れたのでできないのだけど。
実家にいる時、友達とか彼氏から家に電話がかかってくると、家族に聞かれたくないが為に、電話機を持って廊下で話していた。
長話になると体が手持ち無沙汰になるので、廊下を横切るようにして足を伸ばして座り、背中と足の裏でつっぱって、壁をのぼってた。
結構、無意識にやってしまうので、はっと我にかえると天井付近まで到達。
くるくるしたコードも伸びきって、電話が中に浮いてる状態。
「どうやって降りるのこれ!?」
といきなり焦って会話は上の空。
一回、夜中に暗い廊下で電話しながらそれをやってたら、親が廊下にやってきて、天井までよじ登っている私を見て幽霊と勘違いしたらしく
「ハワァー!」
と、叫んで固まられた。
私も親の悲鳴にびっくりして転落。
腰をしこたま打って、それから腰痛持ちになりました。
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彼の犬
初めて彼氏の部屋に上がって、緊張しながら床に座ってお話してたら、奥の部屋で飼ってるチワワが起きたらしく彼が連れて来た。
あまり犬が得意でない私が硬直していると、チワワはフンフン私の匂いを嗅ぎ始めた。
「じっとしててあげて、いま彼女ちゃんの事を覚えようとしてるんだよ」
彼にそう言われ、されるがまま匂いを嗅がせていたら、チワワが私の足の裏を嗅ぎ始めた瞬間
「ぱふん!」
って変なくしゃみをして、飼い主の彼を見上げた。
そしてすぐに猛烈な勢いで、私の足にフローリングには存在しないはずの砂をかけ始めた。
『やべぇ!俺ここにウンコしたのに隠してなかったよ!!!やべぇ!!隠さなきゃ!!!』
そんな勢いで砂をかけ続けるクソチワワ。
もう死にたい。
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山岡さん
後輩「せっかくのお昼休みに呼び出しちゃってごめんなさい…」
先輩「い、いや!気にしないで良いよ!」
後輩「あ、あの…先輩!これ…貰ってください!」
先輩「お、俺に?あ、ありがとう!」
後輩「せ、先輩…。あのわたし…先輩が…」
先輩「(ゴクリ…)」
山岡「やれやれ、こんなチョコを人に食べさせようとしてるようじゃ、ほんとに好きかどうか怪しいもんだ」
先輩「な、何だあんたは!後輩がせっかく…」
山岡「今日の放課後、もう一度この校舎裏に来てください。こんな女が作ったチョコよりずっとうまいチョコをご覧に入れますよ」