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先輩のあだ名
彼女は高校時代、同級生であるところのサーヤに、なんらかの電話連絡をしなくてはならないことがあった。
で、『御所』に電話をした。
しかし、それはサーヤ直通ではなく、何度もお付きの人に代わって代わって、何人目かで電話応対に出た人に、いい加減切れた先輩は、
「さっきからずっと待っているんです。いい加減にしてください!」
と怒鳴った。
その人は
「すみません」
と謝って、やっとサーヤが電話口に出た。
さすがに気が引けた先輩は、
「ごめん…さっき出た人、どなた?」
と、サーヤに聞いた。
サーヤ曰く、
「父」
そして、その先輩には『天皇を怒鳴りつけた女』というあだ名がついていた。
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格言
「お前は見られている」が宗教。
「見られていなくても」が道徳。
「どう見ているか」が哲学。
「見えているものは何か」が科学。
「見えるようにする」のが数学。
「見ることが出来たら」が文学。
「見えている事にする」のが統計学。
「見られると興奮する」のが変態。
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お父さんの会社
小学校入る前の年末。
父親の『会社』で餅つき大会があった。
寒いのにみんな汗かいてて上半身裸。
獅子、龍、牡丹、鯉・・・もれなく背中に絵が描いてある。
そのあと「寒いから中入る?」って言われて、やさしい若いお姉さんと一緒に『事務所』に入った。
当時はまだ珍しい暗証式の厚い扉、窓には全て柵。
ばかでかい神棚があって、壁一面の提灯、監視カメラ・・・
故人と思われる、恐い顔のおじいちゃんの写真も飾ってあった。
『事務所』に入っても、すぐ真っ直ぐ侵入できないように柵が二重に仕掛けられていたことが不思議だった。
(空港の検問所みたいにジグザグに進まないと入れない構造)
『会社』って厳重なんだなぁ、と当時は思ってました。
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こたつ
家具屋でバイトしてるんだけど、外国人夫婦がやってきた。
ソファを探しているようで、奥さんはソファを物色。
旦那は何をしていたかというと、こたつコーナーへ行ってこたつの中にずーっと入っていた。
(こたつの中に潜り込んで首だけ出してる状態)
.。゚+.(・∀・)゚+.゚←な顔して奥さんに
「これいいよ!!いいよ!」
って訴えてた。
結局、予算の都合で旦那の訴えは却下されて
(´・ω・`)な顔になってた。