-
本物のワル
本物のワル
高校にいた頃、普通の不良とは違う「本物のワル」を演出したくて、腰にガンベルト巻いて、そこにエアガン差してた。
(一発撃つごとにスライド引かないと撃てない、対象年齢10歳以上1980円)
あと、フリスクをビニール袋に入れて、コカインっぽく装ってた。
ガタガタ震えながら、おぼつかない足取りでトイレに向かい、わざと廊下から見える位置でフリスクを口に含む。
口に含んだ瞬間、体をブルルルッて震わせて「シィイッ・・・!っはぁ、はぁ・・・」みたいに本物のヤク中を演出。
クラスメイトが「それ何?」って聞いてきた時は「・・・お前もやるか?気を付けろよ、三秒でぶっ飛ぶ」と言ってニヤリと不敵に微笑み。
ある日、調子に乗りすぎた俺を、シメにきたヤンキー達が教室に現れた。
俺はエアガンで脅してやろうと思い、速撃ちの体制を取った。
「本物の銃かと思ってビビるぜ、アイツら。ククク」と思った俺は、周りのクラスメイトに「頭下げてな、コイツらは俺の獲物だ」と言い放ち銃を向けた。
当然、ヤンキーは偽物だとわかり「撃てよホラw」と挑発。
焦った俺は、後に引けず引き金を引いた。
「ポンッ!」と勢いよくBB弾がヤンキーの腹に当たった。
ダメージは0だった。
意識が無くなるまでボコボコにされた。
それ以来、俺はおとなしくなり、最低の高校生活を送った。
後から知った事だが、俺は「フリスクで飛ぶ奴」や「ビバリーヒルズコップ」「アラモ」などと呼ばれていたらしい。
書いてて今、涙が止まらない。
-
シークレットサービス
よく家でやってたのが、シークレットサービスごっこ。
猫が起きたら、枕元で
「お目覚めですか?本日も一日お供させて頂きます」でスタート。
猫が部屋出ようとしたら
「お待ちください、今外を確認します」ドアをそっと開けて外をキョロキョロ。
「安全を確認しました。どうぞ」
廊下では、常に猫のそばを歩腹前進して進み、 そして茶の間のゴミ箱の横に差し掛かった時に
「危ぬわぁぁぁぁぁい!!!!」と絶叫し、ゴミ箱を蹴り飛ばしながら、猫を抱っこしてスライディング。
吹っ飛ぶゴミ箱、散乱するゴミ、迷惑そうな猫、満足そうな顔をして横たわる俺。
俺「爆弾です、よくある手ですよ・・・俺、は・・・もう駄目ですけど、あな・・・たが・・・無事で良かっ・・・たっ・・・!」
「えんだぁぁ~~いやぁ~うぃうぃうぃらぁびゅぅ~うぅうぅ~」
アカペラでボディガードの主題歌を熱唱、心の底から嫌そうな顔の猫。
さらにヒートアップして、死んだはずなのに猫と踊りだす俺。
至福の時です。
-
バイク屋
ホンダのバイクを
ヤマハに持ち込む:まぁ、ホンダも直せなくはないけどね
スズキに持ち込む:ツマラン、どこかに細工してやろうか・・
カワサキに持ち込む:出てけゴルァァァァァァァァァァァ!!
ヤマハのバイクを
ホンダに持ち込む:おぅ、ヤマハさんのバイクか
スズキに持ち込む:打倒ホンダの僚友だ、バッチリ直してやるぜ
カワサキに持ち込む:けっ、優等生バイクか
スズキのバイクを
ホンダに持ち込む:けっこう癖のある作りしてんだよね
ヤマハに持ち込む:スズキさんか・・部品取り寄せとか大丈夫かな
カワサキに持ち込む:スズキか、最近小奇麗にまとまっちまいやがって・・
カワサキのバイクを
ホンダに持ち込む:カワサキか・・
ヤマハに持ち込む:カワサキか・・
スズキに持ち込む:カワサキか・・
カワサキに持ち込む:カワサキか・・
-
硬派の鳶職
18の時に、神社の足場を、親方の奥さんと2人で組んでいたら、美人の巫女さん2人が休憩しませんか?とお茶を持ってきてくれた。
当時、童貞で硬派を気取っていた俺は、無言で足場(3メートル)から飛び下りたが、3超ロングのニッカ服だった為、裾をひっかげて宙ぶらりんになったあげく、ズボンが脱げてしまい、足場で顔とお腹を強打しつつ、下半身丸出しで巫女さんの前に投げ出された。
落ちた時に、体の側面を強く打ってしまい、ブッ!と屁をこきながら軽く失禁してしまった。
痛くて意識が朦朧としていたが、オシッコだけは止めようと思ったが、チョロ…チョロチョロと垂れ流し状態に…
帰ってから泣きながらオ●ニーした。
あの時の巫女さんの顔が今でも忘れられない…
-
be動詞
英語が苦手な山田は、myを使って文を書けと言う問いに対し、こう解答した。
Mypenisbig
数日後、答案が帰ってきた。
山田の、この文章の隣には赤ペンで、
1.単語間は一文字分のスペースをあけること。
2.be動詞がありません。
と、美人の英語教師らしく綺麗な文字で書いてあった。
しかし山田はisってbe動詞じゃないの?と言っていた。