「 職場話 」 一覧
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若ハゲ
ここだけの話、俺、実は若ハゲなんだ。
そのことかなり気にしてるのな。
で、二日前の事なんだけど、仕事場に客がクレームつけに来て、俺がその相手させられたんだよ。
その相手はかなりカンカンでさ、まともに話が通じないのな。
「あんたの会社はおかしい」だの、「責任者を呼べ」だの暴言を喚きまくり。
事務所の人もかなり困ってた
そんでその客が「お前そのハゲ頭は飾りか!」って俺に向かって怒鳴ったのな。
その瞬間、俺の頭の中が真っ白になって、気付いた時には泣いてたね。
いい年した大人が、声をあげて大泣き。
その客も俺のあまりの泣きっぷりにびびったのか、慌てて「ごめんなさい」って謝って帰ってったよ。
俺のハゲ頭のおかげでクレーマー撃退。
みんな大喜び。
でも俺は次の日会社を休んだ。
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米人のBBQ
アメリカ人のバーベキューへの思い入れは、凄まじいものがあるからな。
海外赴任中に取引先のデブに、ディナー奢ったお礼に誘われて、嫌々行ってみたんだが、まず肉が凄い。
キロ単位で塊で買ってくる。
手土産に持ってった肉を見て、「それじゃ足りないよ、貧乏人」という顔をする。
エコノミックアニマルはいつまでも肉食には慣れないらしい、みたいな。
絶対、その肉4キロより、俺が買ってきた肉500gの方が高い。
っつうか、それほぼ脂身じゃねえか。
で、デブが肉を切る。
やたら切る。
不良風のデブ娘とデブ息子も、この時ばかりは親父を尊敬。
普段、目も合わせないらしいガキが、ダディクールとか言ってる。
郷ひろみか? 畜生、氏ね。
鉄板も凄い、まず汚ねぇ。
コゲとか、こびりついてる。
洗え。
洗剤で洗え。
つうか、買い換えろ。
で、やたら焼く。
焼いてデブ一家で食う。
良い肉から食う。
ゲストとか、そんな概念一切ナシ。
ただただ、食う。
デブが焼いて、デブがデブ家族に取り分ける。
俺には回ってこない。
畜生。
あらかた片付けた後、「どうした食ってないじゃないか?」などと、残った脂身を寄越す。
畜生。
で、デブ一家、5キロくらい肉を食った後に、みんなでダイエットコークとカロリーカットのビールを飲む。
「今日は僕も飲んじゃう」とかデブ息子が言う。
おまえ、酒どころか絶対薬やってるだろ?
デブ娘も「ああ、酔っちゃった、あなた素敵ね」とか言う。
こっち見んな、殺すぞ。
デブ妻が「太っちゃったわね」とか言って、デブ夫が「カロリーゼロだから大丈夫さ」とか言う。
アメリカンジョークの意味がわかんねえ。
畜生、何がおかしいんだ、氏ね。
まあ、おまえら、アメリカ人にバーベキュー誘われたら、要注意ってこった。
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バイク屋
ホンダのバイクを
ヤマハに持ち込む:まぁ、ホンダも直せなくはないけどね
スズキに持ち込む:ツマラン、どこかに細工してやろうか・・
カワサキに持ち込む:出てけゴルァァァァァァァァァァァ!!
ヤマハのバイクを
ホンダに持ち込む:おぅ、ヤマハさんのバイクか
スズキに持ち込む:打倒ホンダの僚友だ、バッチリ直してやるぜ
カワサキに持ち込む:けっ、優等生バイクか
スズキのバイクを
ホンダに持ち込む:けっこう癖のある作りしてんだよね
ヤマハに持ち込む:スズキさんか・・部品取り寄せとか大丈夫かな
カワサキに持ち込む:スズキか、最近小奇麗にまとまっちまいやがって・・
カワサキのバイクを
ホンダに持ち込む:カワサキか・・
ヤマハに持ち込む:カワサキか・・
スズキに持ち込む:カワサキか・・
カワサキに持ち込む:カワサキか・・
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硬派の鳶職
18の時に、神社の足場を、親方の奥さんと2人で組んでいたら、美人の巫女さん2人が休憩しませんか?とお茶を持ってきてくれた。
当時、童貞で硬派を気取っていた俺は、無言で足場(3メートル)から飛び下りたが、3超ロングのニッカ服だった為、裾をひっかげて宙ぶらりんになったあげく、ズボンが脱げてしまい、足場で顔とお腹を強打しつつ、下半身丸出しで巫女さんの前に投げ出された。
落ちた時に、体の側面を強く打ってしまい、ブッ!と屁をこきながら軽く失禁してしまった。
痛くて意識が朦朧としていたが、オシッコだけは止めようと思ったが、チョロ…チョロチョロと垂れ流し状態に…
帰ってから泣きながらオ●ニーした。
あの時の巫女さんの顔が今でも忘れられない…
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僕の上司
僕の上司の話なんですが聞いてください。
上司はすごく気さくな人で部下からとても慕われています。しかし、身長170程に対して体重が100オーバーのピザなんです。
そんな上司と二人で昼飯を食いに行った時の話です。そこは自分で好きなおかずを選んで取って行く定食屋でした。
思い思いに好きなおかずを取り、最後にご飯と味噌汁を受け取るだけとなりました。
そこで味噌汁をよそってくれる店員さんが、
「+100円で味噌汁を豚汁に出来ますが、いかがでしょうか?」と一言。
自分はもう十分だったので味噌汁を頼み、上司は豚汁を頼みました。すると、
「後で席にお持ちしますから先に席に付いてお待ちください」との事。
僕と上司はそのまま席でまっているとご飯と汁物を持った店員さんが席へやって来て、「豚のお客様~」
と一言。そこでかなり吹き出しそうだったんですがぐっとこらえていると上司が
「あ、豚は私ですが」
もう僕は駄目でした。