「 ハプニング 」 一覧
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彼の犬
初めて彼氏の部屋に上がって、緊張しながら床に座ってお話してたら、奥の部屋で飼ってるチワワが起きたらしく彼が連れて来た。
あまり犬が得意でない私が硬直していると、チワワはフンフン私の匂いを嗅ぎ始めた。
「じっとしててあげて、いま彼女ちゃんの事を覚えようとしてるんだよ」
彼にそう言われ、されるがまま匂いを嗅がせていたら、チワワが私の足の裏を嗅ぎ始めた瞬間
「ぱふん!」
って変なくしゃみをして、飼い主の彼を見上げた。
そしてすぐに猛烈な勢いで、私の足にフローリングには存在しないはずの砂をかけ始めた。
『やべぇ!俺ここにウンコしたのに隠してなかったよ!!!やべぇ!!隠さなきゃ!!!』
そんな勢いで砂をかけ続けるクソチワワ。
もう死にたい。
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見てしまった。
会社のお局様と課長のオフィスH生現場を見てしまった。
場所をとる作業なので会議室で一人夜中まで仕事して、後はこれFAXすれば終わりだ~と、誰もいないはずのオフィスに戻って灯りをつけたら…
釣りバカみたいに『合体』で隠してくれないものか。
それ以来、課長とお局に不気味に優しくされててすごく怖い。
もう会社辞めたい。
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抜けない
彼女の実家に呼ばれたときウ◯コしたくなって、慌ててたもんだから便座上げたまま座っちゃって、すっぽりとはまっちゃったことがある。
パニックになってたら彼女のお母さんが気が付いてくれて、お父さんに手を引いてもらったけど抜けなくて、そのお父さんを彼女の弟、弟をお母さん、お母さんを彼女と、リアルで『まだまだカブは抜けません』を演じてしまった。
最終的に油を塗ったら抜けたんだけど、お父さんに
「いっそ、そのまま流れてってくれないかな」
とマジな顔で言われた。
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悪夢
中間テストで、連日徹夜が続いていた。
中間テストの最終日。
もうその日は体力&精神が限界で、学校に行ってテストを受けてもシャーペンが握れないほど眠くて眠くてしょうがない状態だった。
このままでは、今受けてるテストを解いてもまずい結果になりそうだ。
そうだ、少し仮眠を取ろうと思い、机にうつぶせて仮眠した。
仮眠中、潜水艦の中でセーラー服を持参のバッグに大急ぎで詰めてると、突如現れたブラックホールに吸い込まれる夢を見た。
吸い込まれるとき、もう本当物凄い恐怖に襲われた。
夢の中で叫ぶ叫ぶ。
たすけてーーーーーーーたすけてーーーーー
死んじゃうーーーーー死んじゃうーーーーー
からだが…バラバラになりますよ!!(謎の悪魔の声)
恐怖が限界に達したとき、何故か肛門が一気にゆるんだ。
なにかが……なにかが生まれるぅっ!!
「バン!」という破裂音のようなオナラが教室中に響き渡り、このとき腰が少し浮いた。
その衝撃にビックリして凄い速さで立ち上がり、周囲を見渡して
「うわろ、誰だ!!」
ヨダレを食いながら聞いた。
みんな必死に笑いを堪えてた。
俺はすっと冷静に席に座り、目を開くとまだ何も手を付けていないテスト用紙が目に入る。
意識が戻り、慌ててテストを解き始めた。
そしたらチャイムが鳴った。
「はい、回収します」
初の0点だった。