「 家族 」 一覧
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筋肉旦那
浄水器の訪問販売員が強引に家に上がりこんできて、勝手に台所に浄水器置いて
「マジでここまでしてんだから買ってくれよー」
と、こっちが断ってるのに延々と喋っていたら、自室で筋トレしてた旦那が全裸で全身から湯気を出しながら登場。
この旦那、筋トレ中は、
「集中してるから声かけないでね、ヘタすると120kgに潰されて俺死んじゃうから」
と、普段から子供を腕にぶら下げるのが夢と呟く筋肉バカ。
販売員の目には、転送されてきたばかりのターミネーターに映ったと思う。
「お前、俺の家で何してんの?ちょっとコッチこいや」
ガシッ!
「え?あ、ちょ…痛だだだだだだだだd」
旦那はバスケットボールを掴むような感覚で、販売員をアイアンクローして筋トレルームへ連れて行ったというか持って行った。
その後、壮絶な説教の後、上司を呼び出して上司が来るまで全裸で販売員の前で筋トレ。
台所に浄水器付けたときに出来た傷を、全部直しますと確約させるまでずっと全裸だった。
今後、ウチはブラックリストに載ると思う。
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働け
母親と言い合いしたんだけど
「いつになったら働くんだ」
とか言い出したから、俺も頭にきて
「お前が死んだらなw」
と返してやったんだ。
そしたら急に冷静な顔になって泣きながら
「わかった」
と言って包丁で自殺しそうになった。
俺も流石にやばいと思って「嘘!嘘!働かないって!」と言って止めた。
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姉ちゃん・・・
姉「や…やめてください…」
姉「へへへ……ラップはもうビリビリだぜ、あとはフタだけだ」
姉「いやぁ!だめ、フタを開けないで…!」
姉「ひゃっはあ!なんて嫌らしいノンフライ麺だ!」
姉「おいおい、スープの素が2袋もあるぜぇ、こいつ誘ってんじゃねえのか?」
姉「そ、そんなんじゃありません…!」
姉「『食べる直前に入れてください』だぁ?待ちきれねえ、今すぐ入れてやるぜ!」
姉「や、やめてー!ま、まだお湯も沸ききってないのに…!」
姉「うはぁ、すっげえ、冷えてる油とかやくでグチャグチャだぜ…たまんねえ!」
姉「そーれ、お次はお湯だ!中にたっぷり入れてやる!」
姉「あああ!ぬ、ぬるい…!……て、れてえ!」
姉「聞こえねえなあ、はっきりいえよオラッ!」
姉「せ、線まで!きちんと線まで入れてくださいぃいぃ!!」
姉「残念だったなあ、俺は1センチ残す派なんだよぉ!ははは!」
ガタッ
姉「!!!」
姉「……見てた?」
俺「いや…」
姉ちゃん、カップラーメンとしゃべってました。
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親父・・・
女子高生のふりをして親父とメールしてみた。
俺「こんにちは。優香って言います。メル友がほしくてメールしてみました。よかったら返事下さい><」
親父「僕は大学生だけど、よかったらこちらこそメル友になって下さい」
。・゜・(ノД`)・゜・親父…
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嫁のペペロンチーノ
結婚して初めて、嫁がペペロンチーノを作った。
おそらく、俺の言い方も悪かったのだろう。
嫁はよかれと思って作ったはずだ。
すっかり反省した俺は嫁の実家へと足を運んで非礼を詫び、なんとかなだめて家へ連れ戻した。
嫁も挽回しようと思ったのだろう。
翌日の夕飯はペペロンチーニだった。
「自信があるの。大丈夫でしょ?」
と聞かれたので、
「ああ、とても美味かったよ」
と前置きしてから、以下の改善点をメモ帳に列挙して一項目づつ読み上げた。
・なぜニンニクを焦がした
・なぜタマネギとピーマンの千切りを入れた
・輪切りのウインナーが入ってるのは何かの冗談か
・唐辛子の種を入れた判断の根拠は何だ
・醤油かけんな
・1.8mmのパスタを使うのはこっちじゃない
・海苔も紫蘇も頼んでない
・バターで全てが台無しだ
・お前の育った村ではこれをペペロンチーニと呼ぶ風習があったのか
義母から、
「涙で顔をぐちゃぐちゃにした娘が突然戻ってきた。心当たりは無いか」
という電話が入った。
俺が悪いのか。