笑えるコピペ保管庫

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「 思い出 」 一覧

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二重人格

二重人格 

-昔、妹は二重人格だった-

中学生の頃、妹は二重人格だった。
なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた

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黒の教科書

黒の教科書

中学の頃、教師からの評価を良くしたかったのと、
ケミカルな雰囲気が格好いいと思い込んで理科室の手伝いを良くしていた。
(といってもゴム栓に穴をあけたり、 ビーカーを掃除したりする程度)

でも当時の俺は、自分がだんだん子供ながら天才的な化学の知識を持つすごい奴だと勘違いし始め、
ある日友人を無理やり誘って理科室に忍び込んだ。

そこで適当な物質(っつっても多分ふっとう石とか)を指で触りながら 「へえ…○○先生もなかなか良い物を仕入れて来るんだな。」
とか言ってたり、適当な薬品の入った瓶を傾けて
「ははっ。ちょっと調合の具合がおかしいかな。ま、授業用には十分か。」
とかほざいてた。

友人は当然ハァ?って感じ。
それでも俺はおかまいなしに
「ふん。」 とか「ははっ!」とかやってた。
そんで一番奥の戸棚を開けて急に表情を変え、
「!!これは!○○先生!いったい…!なんて物を!何をしようとしてるんだ!」
って言ってみせた。
友人も驚いて
「それそんなヤバイの?」
って聞いてきた。

俺は
「こんなの黒の教科書の挿絵でしかみたことないぜ…!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?」
って別の瓶を手に取って嗅いだ。
そしたら、それはなんか刺激臭を発する 化学物質だったらしく、
(手であおいで嗅がなきゃいけない奴)
直嗅ぎした俺は
「エンッ!!!」
って叫んで鼻血を勢いよく噴出しながら倒れ、友人に保健室に運ば れた。

俺は助かったが、どうやら俺の友人が変な勘違いをしたらしく、
「××(俺の名前)は黒の教科書に乗ってる毒物に感染したんです!!」
ってふれまわっていた。

それ以来俺のあだ名は毒物くんになった。
当然もう理科室に行く事は無くなった。

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御中

御中

俺が新入社員の頃の話だが、 書類を入れた封筒を取引先に届ける時、
上司に「封筒に”おんちゅう”って書いとけよ」っていわれたので
筆ペンで”WANT YOU”って丁寧に書いて郵送した。
後日、上司に鎖骨の辺りをグーで殴られた。

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世紀末救世主伝説

世紀末救世主伝説 

52 名前名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日04/10/20 08:10:53 ID:EqoPQC+t

中高生の頃、某世紀末救世主伝説に首までドップリ浸かっていた。
特にラヲウ様を心の師とあおいで、日常的に「むう」とか「うぬは」とか口走っていた。
そんなある日、親戚の山仕事を手伝いにいった。
伐った木を束ねワイヤーに掛けてトラックに積むというもの。
ところがその最中、ワイヤーが大きく振れた。丸太の束がこちらに迫ってくる。
しゃがめば避けられただろう、だが私はそうしなかった。
(心の声)「拳王は退かぬ!」
重心を落とし、右の掌底を丸太に向かって繰り出す。

3メートルほど弾き飛ばされた
足元の地面が消失した 崖だった
岩だらけの急斜面を転がり落ちた 10メートルほど
「こ・・・この衝撃は全身を砕かれたようだ!@炎のシュレン」
右肩脱臼・全身打撲。

病院にかけつけた弟は「ふははは、ぬかったわ!」と高笑う姉をみて、がっくりと肩を落した。

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レーズン先生

レーズン先生

小学生の時、給食でレーズンパンが出た
その後清掃の時間になって、俺らはトイレ掃除の担当だった

そうしたらトイレの床に、小さいころころウンチが転がってた(ウサギの糞みたいなやつ)
俺らはホウキでそのウンチを転がして
「きったねーwwwほら!パスwww」
「ぎゃーwwwこっちにやるなよww」
とかやって大騒ぎしてた。

あんまり騒いでたので見回りをしてた教頭先生がやってきて
「君たち、なにを騒いでいるんだね?」
その教頭先生は見た目も口調も落ち着いてて、かなりダンディーな先生だった。

「おや、レーズンが落ちてるじゃないか、君たちダメだな。食べ物で遊んじゃいけない」
と言いながら教頭先生は床に転がってたころころウンチを素手でつかんだ

そして一瞬怪訝な顔をしたと思ったら、そっと自分の鼻に近づけた・・・・

「くせええぇぇえっえええええ!!!!!!!!!!!!」

教頭は叫び、ころころウンチを俺たちに投げつけた。
その日からダンディーな教頭はレーズン先生と呼ばれるよになった