私の実家には電話に出る『何か』がいる。
家に誰も居ないとき限定で、家の固定電話に電話をかけると『何か』が電話に出る。
それが無言でもなくノイズでもなく、ごく普通に「はい(苗字)です」と、若い男性(印象としては20前後ぐらい)の声で。
で、『何か』に用事を頼むとしっかりこなしていてくれる。
・お風呂沸かしておいて
・○○の電源切り忘れたから切っておいて
・何時になったら洗濯物を取り込んでおいて
などなど、敷地内限定、かつ人に出会わないもの(宅配受け取って、などはNG)
私が生まれた頃から始まったので、かれこれ数十年になるんだけど、いまだに『何か』は家にいるらしい。
この間、試しに「母に○○と伝言お願い」と頼んだら、母が帰宅したらテーブルの上にメモ書きとして置かれていたそうな。