「 月別アーカイブ:2015年10月 」 一覧
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めしや
めしや
まだ小学校三年の時、姉と2人で「マザー2」ってゲームにハマってたんだ。
俺ん家は「ゲームは土日に3時間だけ」って面倒な決まりがあって、普段スーファミのカセットは、居間に封印してあるんだが、このゲームだけはどうしても我慢できなかった。
幸い自分の部屋には、スーファミ本体とテレビがあったので、夜中こっそり居間にカセットを取りに行っては姉とマザー2をやり込んだ。
んで、実際にプレーするのは俺。
姉は隣りでお菓子食べながら見てて、俺が詰まると色々と知恵出してくれるアドバイザー。
俺より2つ年上だったんで凄い頼りになった。
今でもハッキリ覚えてるが、その頃はゲップーって敵に大苦戦してて、ひたすらレベル上げしてたんだ。
はえみつ使えば楽勝だって事も知らずにな。
時間は大体午前1時、丁度今位の季節で寒かったので毛布にくるまってゲームしてた。
必死に雑魚と戦闘してる時、姉が不意に
「タケ、テレビ消して。」て言ってきた。
俺は訳がわかんなかったから焦って「何で?眠いの?じゃあコイツ倒したら戻ってセーブするからちょっと待ってよ。」と返した。
が「ゲームの電源は切らなくていいから…テレビ消しな」
姉は締切ったカーテンの方を見ながら、静かに呟いた。
俺は少し怖くなって、テレビを消して布団に潜り込んだ。
「どうしたの?」
恐る恐る聞くと、姉は息だけの声で囁いた。
「庭の方で足音が聞こえる」
俺ん家は周りを砂利に覆われていて、人が歩いたりすると「ジャッ、ジャッ」て音がするからすぐわかるんだ。
俺はゲームに夢中で全然気がつかなかったけど、姉は結構前から気付いてたらしい。
で、余りにも立ち去らないから、俺にテレビを消させたんだと言っていた。
耳を澄ますと、確かにジャッ、ジャッ、と庭先の方から聞こえる。
本当に怖くなって「犬か猫でしょ?」と聞くが姉は答えない。
じっとカーテンの方を睨んでる。
次第に足音が近付いて来るのがわかった。
足音が窓外のすぐ近くで止まった。怖くてたまらなくなって姉の腰にギュッとしがみついた。
暫くして「あのぉ…、すいません。」
甲高い女の人の声が呼び掛けてきた。
姉は答えない。
俺は目を瞑り、必死で姉の体にしがみついた。
「起きてますよね?…困ったコトになったんで、ココ開けてもらえませんか?」
来訪者が来るには、ズレすぎたこの時間帯と、深夜の暗さが恐怖を煽り、怖い夢でも見てる感覚になった。
暫くの沈黙の後、外にいる女が窓に手を掛ける気配があった。
ガタガタと窓が揺れだした時、不意に姉が立ち上がった。
俺を振りほどいて部屋の引き戸を開けた。
「おかーさーん!!窓の外に誰かいるーー!!来てーー!!おかーさーーんっ!!」
姉はありったけの声で叫んだ後、廊下の電気を片っ端から点けて俺の手を引いて親の寝室まで走った。
寝室に着き電気を点けると、母さんはまだ寝ていた。
ちなみにウチは母子家庭で父親はいなかった。
姉が揺すり起こし、事情を説明すると、困惑した顔で
「こんな時間に…夢でも見たんじゃないの?」
違うよ!と俺が口を挟もうとした時。
ピンポーン
玄関でチャイムが鳴った。
母さんは驚き、慌てて玄関に駆けて行った。
玄関の電気を点けると、擦りガラス越しに赤い服を着たシルエットが浮かび上がった。
「どなたですか!?」
「夜分遅くに申し訳ありません。…実は急ぎの用事があって この辺りで公衆電話を探していたのですが、どうしても見つからなくて…」
「もし宜しければ、御宅の電話を貸して頂けないでしょうか?」
俺は何だ電話かぁ、とホッとしたのだが
「…申し訳ありませんが、こんな時間に見ず知らずの人を家に上げる訳にはいきません。どうかお引きとり下さい。」
母さんはキッパリと断った。
その時は、電話位貸してあげればいいのに、と驚いたが、今思えば当然だな。
いくら田舎とはいえ、大人が母親しかいない家に、深夜に訪ねて来た他人を上げるのは危険だ。
だが尚も「お願いします。本当に困ってるんです。電話を貸して下さい。」と食い下がる。
が、母さんは断固として「申し訳ありませんが、他を当たって下さい。」と断り続けた。
暫く言い争う感じでやり取りが続いた後、女は急に静かになった。
やがて、玄関先にあった傘立てから傘を抜くのが見てとれた。
そしていきなり「ガンッ!!」
傘の先の方を持って、柄の部分で玄関の擦りガラスを叩き始めた。
再び狂気を感じた俺は、その場に固まってしまった。
女は玄関のガラスを突き破らんばかりに強く叩いてくる。
「いい加減にしなさい!!警察を呼びますよ!!」
母さんは少し怯んだようだが、強い口調で外の女を一喝した。
しかし女は叩くのを止めない。
「あんた達は居間に行ってなさい!お姉ちゃんは警察に電話!!」
俺は固まって動けなかったが姉に手を引かれ、居間へと走りだした。
バーンと音がしたので振返ったら、母さんが玄関脇にあった靴棚を倒してた。
バリケードを作ってたんだと思うが、今考えるとあんまり意味無い気が…母さんもパニクってたんだと思う。
居間に着き、電気を点けると俺はテーブルの下に潜り込んだ。
どこでもいいから隠れたかった。
警察への電話を終えたらしい姉も潜り込んできて、二人で抱き合い震えながら泣いていた。
暫くすると、母さんも居間にやってきた。
玄関からは、まだガンガンとガラスを叩く音が聞こえてくる。
台所から一番大きな包丁をとってきて、テーブルの下にいる俺達を見つけ
「大丈夫だから、ね?お母さんがいるから大丈夫だよ?」と言ってくれた。
だが、そう言う母さんも顔が真っ青で、凄く汗をかき震えていた。
やがて玄関の方から音がしなくなり、家の中が静かになった。
そして母さんが玄関の方へ歩き始めた時。
「ガンッ!!」
と居間の窓から激しい音がした。
俺と姉は「わぁーっ!!」と絶叫して気を失いそうだった。
どうやら玄関は諦め、電気の点いてた居間の方に周り込んで来たらしい。
母は果敢にも窓の方に歩みよりながら
「居たいならずっとそこに居なさい!!もうすぐ警察がくるから、どうなっても知らないよ!!」
普段見せた事の無い様な勢いで怒鳴り、シャッとカーテンを開けた。
「…ヒッ!!」
裏返った母さんの悲鳴が聞こえてきた。
母さんの悲鳴を聞いて、俺も窓の外を見た。
そこにいたのは明らかに男だった。
濃い髭、ボサボサに伸びた髪、真っ赤なワンピース。
ニタニタ笑いながら部屋の様子を伺ってくる。
本当に狂気を感じ、声すら出なかった。
母さんも後退りし、固まっている。
そして男は窓越しに叫びだした。
聞こえた範囲で書くとこうだ。
「ぎゃははは……めしやだ!俺………流せるのに!!ぎゃははっ!!馬鹿が!!ぎゃははははっ!!」
そう言って奴は走り去って行った。
すんげぇ適当だが最初の”めしや”ってのは”メシア”だと思ってる。
邪教に嵌って気が触れた人なのかもしれん。
とりあえず奴が去った後も恐怖が拭えなくて、姉と二人で母さんにしがみついて泣きじゃくってた。
それからかなり時間が過ぎてようやく警察が来たので、
「遅いよ!!なんでもっと(ry」と凄く罵った覚えがある。
頭にドが付く程の田舎だからしょうがないのだが。
それからしばらくは、家族三人で寝室で寝る様にしてた。
とりあえず覚えてるのはここまで、高校の時位にもふと思い出して
「あれ何だったの?」と母さんに尋ねたが
「わかんないよ。警察の人からも結局見つからなかったって連絡だったし。」
いまだに正体は不明のままみたい。
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招く少女
招く少女
ある夏の日の出来事
後輩のT助は友人の男性A太・B男・B男の彼女のC子・C子の友人のD美の5人でドライブをしていた。
C子の運転する車にT助とB男が乗りD美の車にA太が乗っていた。
時間は日が変わろうとする頃合い、じとっと生ぬるい空気が漂う新月の夜。
彼らは愛知の○○スカイラインを走らせながら夜景でも見ようということになった
まず、○○スカイラインに行く直前のコンビニでお菓子や飲み物を購入し、のんびりドライブを楽しんでいた
車はスイスイと山を走って行く…
だんだんと山の奥に入っていった
車は前方にD美の車、後方にC子という編成だった
A太とD美は霊感というものが全くない。しかし、T助とB男はかなりの霊感の持ち主である。
しばらく車を走らせていると大きなトンネルさしかかった
異常なほど大きなトンネル、明かりもなく延々と漆黒の闇が続くように感じた
するとトンネルの入り口前あたりで前方のD美の車が緩やかに減速し停車した
C子「あれっ、どうしたんやろぉ?」
少し静かになっていたT助とB男
T助「空気が重い…な…」
B男「そだね…、ちょっとA太に電話するわ」と言い電話をかける
B男「A太どうした?」
A太「いやっ、なんかD美が勝手にとめたんよ」
D美は前を見つめたまま動かない
B男「D美の様子はどんなんなの?」
A太「なんか前ずっと見つめてるけど……あれっ?」
B男「どうした!?」A太「トンネルの中になんか白い影みたいのがいる…」
D美「A太にも見えるんだ…」
このとき、T助とB男はいままで経験したことのないほどの寒気を感じていた
危険を感じたT助とB男は前方の車に駆け寄った
そしてトンネルの中を見た
すると、霊感の強い彼らにはA太が見た白い影の正体をはっきりみてしまった
それはうつむきながら手招きをする小さな少女
T助「ヤバい!早く逃げるぞ!!D美、車をだせ」
しかし、D美は微動だにしない
A太がハンドルを握るD美の腕をつかむと信じられないほど腕を冷たい
そして、腕が全く動かない
D美も自身の意思では動かせないという
大人の男二人が全力で腕を引っ張り、ようやくハンドルをはなした
どこか虚ろなD美を助手席に移し、A太が後部座席に座り、T助が運転席に乗り込んだ!
そして、一目散に2台の車は行きによったコンビニまで車を走らせた
コンビニに着き、しばらくジッとしてから皆で話をした
大きなトンネルの中に明らかにこの世のものでないもの見てしまったこと、すごく危ない感覚を体験したことを…
T助「今日はみんなもう帰ろう。ちゃんと塩ふっときや」
そうして、帰路に着いた
次の日
T助「なぁA太いま何してる?」
A太「なぁんもしてないよぉ」
T助「ホンマか!?ならいまから昨日の場所にもう一回行こうよ!」
A太「はぁ、なんでだよ!!嫌に決まってんじゃん」
T助「お願い!なんか昨日は負けた感じで悔しいんよ。昼間やし大丈夫だって!お願い!!」
T助に圧されるがまましぶしぶA太は了解し、昨日の場所に向かった
T助「もうすぐやなぁ」
A太「そだね……そろそろトンネルらへんに…」
…
……
!!!!!
二人は驚愕した
こんなはずはないと互いに目を合わせた
T助「………ない……トンネルが…」
互い確認しながら行った、周りの光景も変わらない、ただそこにあるべきはずのトンネルがない
呆気にとられているとT助はあることに気づく
昨日の少女がトンネルがあったはずの岩壁の側にいる
ただ違っている部分がある
それは彼女がすごい形相で睨みながら手招きしていたこと
T助曰く、もしあのままトンネルの中に入っていたら岩壁にぶつかって死んでたかもしれないと…
もともと霊感のなかったA太とD美だったがT助といたことで何らかの影響を受けて、
感じやすくなったぶんトンネルの違和感に気がつくことができ助かったようでした。
これは僕が聞いた彼の体験談の中でダントツ怖かった話です。
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残忍過ぎる犯行で加害者が19歳で死刑になった市川一家4人惨殺事件
残忍過ぎる犯行で加害者が19歳で死刑になった市川一家4人惨殺事件
1992年、千葉県にて実際に起きた惨劇である。
19歳の少年が、レ○プした女の家に忍び込み、彼女の目の前で一家4人を惨殺するという凄惨な事件が起きた。
未成年ながら死刑判決を受けた、極めて残虐な事件である。
全容は以下の通りだが、内容があまりに悲惨極まりないため閲覧注意。
未成年だが凶悪すぎる犯人像
犯人の関光彦(せき てるひこ)19歳。178センチ80キロ(事件当時)
関は平凡な家庭で生まれ育った。
しかし、小3の時に両親が離婚し生活が極貧になってしまった。
ギャンブル好きな父親の借金が億を超えてしまったのだ。
関は風呂にも入れず「臭い」「汚い」といじめられるようになる。
中学に入った頃、祖父が助け舟を出し生活はある程度安定した。
祖父は孫をとても可愛がっていたのだ。関自身も祖父に非常に懐いていた。
関は野球部に入り部活と勉強を頑張っていた。
しかし、いじめが彼の性格を歪ませたのか学校では「いい子」を演じ、家に帰ると母親や弟に暴力を振るうようになった。
高校に入ると窃盗、禁煙、暴行の非行が絶えず高2で退学になってしまった。
その後、バイトを転々とするがどれも長く続かず祖父の鰻屋を手伝うようになる。
だが、関は「仕事がおもしろくねぇ」と店の金120万を盗み遊びに耽る。
さすがに祖父は激怒したが、関は逆切れし祖父の顔を蹴り上げ眼球破裂によって左目を失明させた。
暴れん坊の関に家族は手がつけられず一人暮らしをさせる。関の暴れ癖は止まらず拍車が掛かる。
運転中クラクションを鳴らされたら車から降り相手を引きずりだして殴る。
運転マナーが悪いやつも車から引きずりだして殴る。やりたい放題であった。
「俺が悪いわけじゃない。マナーを守らない相手が悪いんだ」
パブのフィリピン女性と恋に落ちた関は彼女と結婚をする。
妊娠した彼女は出産を控え帰国してしまった。
関は魔が差したのか、彼女と同じ店で働く女性二人を口説き、家に連れ帰り二日間監禁レ○プした。
彼女たちは店に逃げ帰り、経営者に泣きながら報告した。
経営者は「舐めやがって!目にモノ見せてくれる!」と激怒し、ヤクザに関を痛めつけるよう要求した。
突然、関のアパートにヤクザ二人が押し入り、関はリンチされた。
「てめぇ、こんなんで済むと思うなよ。落とし前として200万用意しろ。逃げられると思うなよ」
ヤクザに目をつけられたらさすがの関でもどうにもできない。
なんとか金を工面しようとするが、実家にはヤクザが張り込んでいて頼れない。
関は思い出した。そうだ。あの女の家に行こう。
悲運な女子高校生 15歳の少女A
遅くまで勉強していた少女A(15歳)はシャープペンの芯が切れてしまった。時刻は午後10時ごろ。
「お母さん、ちょっとコンビニでシャープの芯買ってくるね」
「気をつけてね」
彼女は自転車にまたがりコンビニへと急いだ。
不意に、背後から近づく車がある。
避けようとしたところ、車と自転車が接触してしまった。
彼女は道路に倒れこむ。
「大丈夫ですか!」
「すみません、僕の不注意です!」
「家まで送ります!怪我をしてるかもしれない。急いで車に乗ってください!」
彼女は、そのまま男の家に連れて行かれレ○プされてしまった。
関は彼女の生徒手帳を奪いこう言った。
「てめぇ誰にもいうんじゃねぇぞ。てめぇの住所と名前覚えたからな。誰かに言ったらぶっ殺してやる」
関はレ○プするため、わざと女子高校生を車で轢いたのだった。
ヤクザに脅された関は決意する。あの女を脅して金を奪い取ろう、と。
惨劇によって失われた家族
平成4年3月5日午後5時ごろ
関は彼女の家に押し入った。
家にいたのは、少女の祖母(83歳)。
「通帳を出せ」
関は脅したが、祖母は拒否。
電気コードで首を絞め絞殺。祖母死亡。
午後7時ごろ、少女と母親(36歳)が帰宅する。
包丁を持った関は、母親の首を掴み「黙ってうつぶせになれ」と命令した。
母親はそれに従う。
「通帳はどこだ?」
「助けてください!!」
関は無言で母親の背中を包丁で滅多刺しにした。
部屋中、血で真っ赤に汚れ少女は恐怖で放心していた。
「掃除しろ!!」
関に命令され、少女は床の掃除をした。
自分の母親の血と失禁した尿を雑巾で拭いた。
間もなく、少女の妹(4歳)が保母さんに連れられて帰ってきた。
「あっちでTVでも見てなさい」
妹を別室に移し、食事をAに作らせ3人で食事した。
腹いっぱいになった関は少女Aをレ○プした。
レ○プの最中、父親が帰宅した。
関は問答無用で父親の左肩で包丁を刺した。
「ぐあぁっぁ!!」
「通帳はどこだ!金を出せ!!」
父親は通帳と現金を関に渡した。
額は360万ほどであったが関は欲が出た。
「もっとあるだろう!!出せ!」
「会社にある…」
「今から会社に取りに行くぞ!」
関は少女を連れて父親の会社に向かった。
通帳と判子を要求する少女に、会社の人間たちは皆不審がる。
「父がヤクザに脅されているんです」と説明し、なんとか通帳とはんこを手に入れる。
帰りにラブホテルに寄り、三度レ○プした。
関は少女より先に帰り、少女が家に着いたら父親は殺されていた。
「…あ…、お、お父さん…」
「ふぎゃああああああ」
妹が泣き叫んでいる。
「チッ!うっせーな!」
関は妹の背中に包丁を突き立てた。
包丁は、背中から妹の胸まで突き抜けた。
「いたいっ!!!いたい!いたい!!おねぇちゃーーーん!!!」
妹は泣き叫びながら死んだ。
目の前で妹を殺された少女Aはなにかが吹っ切れた。
関に初めて反抗した。
「なんだ、てめー!てめーも殺されてーのかよ!!」
少女Aは何度も切りつけられた。
「もう駄目だ…殺される」
少女Aが観念した瞬間、警察が入ってきた。
少女Aの態度を不審に思った会社の人たちが警察に連絡したのだった。
関は咄嗟に包丁を少女Aに持たせ、警察にこう言った。
「女友達の家に遊びに行ったら、彼女が包丁を持って僕を殺そうとしたんです」
裁判で出た死刑求刑
関は裁判が始まる前にこう語っている。
「あぁ、ついに俺も少年院デビューか…。まぁ未成年だしすぐ出れるだろうな。」
しかし、世間は甘くなかった。
関は未成年ながらあまりの残虐性によって死刑判決を受けたのだ。
すぐに控訴したが、それでも死刑。
関は事件の12時間前にも女性を暴行レ○プしていた。
24歳のOLの顔面を何度もパンチし、鼻を骨折させレ○プしていた。
関の残虐、狡猾、卑劣さによって死刑確定。
2015年現在、関の死刑は執行されていない。
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夜間走行時にヘッドライトをハイビームにしたまま黒い車とすれ違い死んだ運転手
夜間走行時にヘッドライトをハイビームにしたまま黒い車とすれ違い死んだ運転手
地元で起こった悲惨な事件。
夜中ってより、もう早朝に近い時間。
トラックの運ちゃんが川沿いの道を走ってた。
田舎なんで道も暗くて、対向車も全然いないからライトを上向きにしてたらしい。
疲れてたし、早く仕事を終わらせたい一心で帰り道を急ぐ。
ふと、前方から黒い車が走ってきた。
でも、通り過ぎるのは一瞬だし、と思ったんだろう。
ライトを下向きに戻すことなく、すれ違った。
だが、これがまずかったらしい。
次の赤信号で停車すると、ものすごいスピードで先ほどの車が追いかけてきた。
真後ろにぴったりと車をつけ、運転席と助手席から見るからにアッチ系の人(ヤクザ)が降りてきた。
ライトを上向きにしてたことが気に食わなかったらしく、てめぇ降りろやとかなんとかイチャモンをつけて引き摺り下ろしたらしい。
それから、その運転手は必死で逃げたらしいが、何処までも追いかけてくる。
ふと、川の橋に差し掛かったとき、あまりの恐怖に川へ飛び込んだんだ。
そのまま死んじゃった。
文章力なくてすまん。地元であった実話です。
これ聞いたときは、どんな暗い道でもライト上向きにして走るのはやめようと思った。
夜間の走行では、ヘッドライトはハイビーム、ロービーム?
ヘッドライトには、通常、ロービーム、ハイビームが備えられています。
道路運送車両法等では、ロービームの正式名称は「すれ違い用前照灯」、ハイビームは「走行用前照灯」とされ、その照射距離は、ロービームは前方40m、ハイビームがその倍以上の前方100m先を照らすことができるものと定められています。
また、その使用方法として、対向車や前走車が存在する場合には、ロービームを使用することとされています。
ハイビームにはロービームのような状況を限定した使用規定は存在しませんが、その照射範囲の広さや走行用前照灯という名称等からも通常の走行を想定したライトと考えてよいでしょう。
一方、夜間の運転において、街灯や建物の明かりがある都市部では、ロービームの使用によって十分に安全が確保されていることが多いのも事実ですが、それが常態化し、ハイビームが必要とされる暗い郊外や地方の道でもロービームのまま運転しているドライバーも見うけられます。
道路交通法によって安全運転確保義務が課されているドライバーにとって、ロービームの使用を明確に規定されているケースを除けば、夜間の運転では、速度の抑制を図るとともに、ハイ・ローのライト切り替えを積極的に活用し、事故を防止することが求められています。
なお、近年ヘッドライト(光源)が明るくなってきており、ドライバーには見えやすくなっている半面、眩しさも増加しています。
ハイビームの消し忘れや自分勝手なハイビーム活用は、ドライバー間によるトラブルのもととなる危険性や歩行者・自転車利用者も幻惑させてしまう危険性を含んでいますので、慎重な使用が求められます。
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警察官の無念
警察官の無念
一昔前のことですが、目の前で見た、ちょっと洒落にならない話です。
年末、某県のフェリー乗り場で、船の時間待ちをしていた。
寒空の下、ベンチに座って海を眺めてたら、駐車場で妙な動きをしている軽四に気が付いた。
区画に入れたと思えばすぐに出たり、駐車場内をグルグル回ったり。
何してんだ?とボンヤリ見てると、俺の側まで来て停まり、中年の痩せた女が出てきた。
続けて、娘と思われる小学校低学年位の女の子と、もう少し年長の女の子が出てきて、中年女にジュースを買って貰っていた。
自販機を探してたのか、と思い、俺はそれきり興味を無くしていた。
しばらくして、パトカーが駐車場に入ってきた。
フェリーの建物に横付けして停め、中から年寄りの警察官と、若い20代前半位の警察官が降りてきた。
のんびりとした様子で、事件とかいう感じじゃなく、ゆっくりと建物に入っていった。
年末だったんで、歳末警戒とかいうやつだろう。
俺もそろそろ中に入ろうかなと思っていると、駐車場の方からタイヤが擦れるキキーという音が聞こえた。
とっさに振り返ってみると、さっきの軽四が急発進していた。
海に向かって。
スローモーションみたいに、軽四がゆっくりと岸壁から離れ、アっと思っている間に、頭から海中に飛び込んだ。
俺はしばらくの間呆然としていたが、誰かの「車が海に落ちたぞ!」という叫び声で我に返った。
辺りにいた数人と、岸壁まで駆け寄る。
軽四はケツを水面に出して、プカプカ浮いていた。
俺はどうしよう?と思ったが、何も出来る訳がなく、波間にユラユラ揺れる白い軽四を見ているだけだった。
しばらくしてフェリーの建物から、従業員と先程の警察官二人が走ってきた。
しかし、彼等にしたところで何が出来る訳でもなく、岸壁まで来て呆然と立ち尽くした。
重苦しい緊張が場を支配する。
やがて意を決したように、若い警察官が上着と拳銃などを吊したベルトを年配の警察官に渡すと、一気に海に飛び込んだ。
海面に浮き上がった警察官は、徐々に沖に流されつつある軽四に向かって泳ぎだした。
「頑張れ!」
周囲から警察官に向かって声援が飛ぶ。
俺も我知らず叫んでいた。
その警察官はあまり泳ぎが得意ではないらしく、浮き沈みしながらも何とか軽四まで辿り着いた。
そして車体に手をかけ、リアウィンドウの上によじ登る。
軽四は警察官が乗っても、まだプカプカ浮いていた。
岸壁から大きな歓声が上がる。
警察官は窓越しに何か叫び、バックドアを開けようと取っ手を動かしていたが、ドアは開かない。
車体が浮いているからには、中はまだ空気がある筈だが……
そう思っていると、いきなり警察官が窓に拳を叩き付けた。
何度も何度も。
「…はなし…やれ。……まき……に……な」
途切れ途切れに、警察官が怒鳴っているのが聞こえた。
振り上げる警察官の拳が、遠目にも赤く出血しているのが見える。
それでも拳を叩きつけるが、窓はなかなか破れない。
その時、ようやくこの状況に気付いたのか、沖で操業していた漁船が猛スピードで近づいてきた。
漁船が軽四のすぐ近くまで来て、これで助かる!
皆がそう思った瞬間、慌てたためか、なんと漁船が軽四に衝突した。
海に投げ出される警察官。
しかもバランスが崩れたためか、軽四が急速に沈みだした。
岸壁から見る大勢の人の前で、あっという間に軽四は波間に消えてしまった。
出てきた者はいなかった。
しばらくして、漁船に救助された警察官が岸に連れられてきた。
歩くこともできないほど憔悴した若い警察官に、皆が拍手した。
俺も手が痛いくらい拍手した。
助けられなかったけど、十分頑張ったと。
すると警察官は、地面に突っ伏して大声で泣き出した。
そして、
「母親が、どうしても子供を離さんかった。子供が泣きながら手を伸ばしてたのに……」
鳴咽と一緒に洩れた言葉にゾッとした。