3才から20才くらいまで住んでた市営団地の話。
4階建て団地の最上階に住んでたんやけど、各階左右に部屋があって、自宅は左側。
右側の部屋はずっと空いてた。
小6くらいの時に、最上階だけ左右の部屋を繋げて間取りを広くする工事があった。
間取りが2倍になるんで『自分の部屋が手に入る!』と、妹とはしゃいでた。
で、リビングと台所と自分の部屋は左側(元々住んでた方) 両親の部屋、妹の部屋、トイレとお風呂は右側(増築分) って感じで部屋割りが決まったんやけど、どうも増築した側がおかしかった。
明らかに寒い…というか空気が違う感じ。
まぁ増築側の部屋は畳やし、水場もあるし気のせいやろと思ってたんやけど、変な現象が次々と…
妹がベットで寝てたらベットがガタガタと揺れたり、誰も住んでないはずの隣の部屋から話し声が聞こえたり(妹の部屋)
この時は妹がほぼ不登校な感じだったので、精神的な問題かなぁと思ってたんやけども…
そのうち自分も金縛りにあったり、ベランダ(増築側)のガラスに謎の顔(仏像的な)をみたり…
特に害は無いんやけども、一番嫌やったのは謎のハイヒール。
夜中の2時とか3時に、階段を上がってくるハイヒールの音が聞こえるんやけど、4階まで上がってきて音が途切れる…
降りる音は聞こえない…
これがほぼ毎日。
これは気持ち悪かった…
おかんが水商売やってたし、おとんはよく飲みにいってたし、そういう関係の幽霊を連れてきてたんかな?
まぁ一番洒落にならんのは、なんやかんやで両親離婚&家出。
妹は家出して妻子持ちと不倫、結婚。
一人取り残された俺は、バイトクビからの電気ガス水道停止、食料無し…
まぁ、今では皆幸せに暮らしてますけどね。
たまに団地の前を通るのですが、10年近くたった今でも誰も入居してません。
…やっぱり何かあるんですかね?