怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 月別アーカイブ:2013年03月 」 一覧

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熊取町若者七人連続怪死事件

1992年6月から7月にかけて、大阪府熊取町で17歳から22歳の若者が連続して自殺、変死するということがあった。

一週間ごとに、それも決まって水曜日か木曜日に自殺するというミステリーで騒がれた。

事件自殺した5人については以下の通り。

6月4日(木)無職・A君(17歳)が自宅そばのタマネギ小屋で首吊り自殺

6月10日(水)土木作業員・B君(18歳)かつて住んでいた家の納屋で首吊り自殺。

6月17日(水)旅館従業員・C君(18歳)農作業小屋で首吊り自殺。

6月25日(木)熊取町在住の岸和田市職員D君(22歳)町内の森で首吊り自殺。

7月2日(木)熊取町内の女子大に通うE子さん(19歳)胸を果物ナイフで刺し自殺。

また5人の自殺の前に、2人の17歳が亡くなっていた。

4月29日(木)シンナーによって板金工のX君(17歳)が、熊取町内の貯め池に落ちて死亡。

5月29日(金)無職・Y君(17歳)が、シンナー吸引による心不全で死亡。

シンナーで死んだ2人を合わせると、死体が見つかった場所はすべて半径1.2km以内に集中している。

この狭い範囲の中、2ヶ月半で7人の若者が亡くなっていた。

自殺、不審死の熊取町の若者達のうち、岸和田市職員のD君と女子大生のE子さん以外の5人は、シンナーやバイクをキーワードに接点があった。

●A君・・・17歳。

中学3年時は、ほとんど登校せず、パチンコ店などに繰り出していた。

当時の同級生によると、B君よりも”暴れもん”という印象だったという。

卒業後は美容師の専門学校に入学するが中退、事件当時は無職だった。

1991年、B君、C君らと共に暴走族を結成。

特にB君と仲が良かったようだ。

シンナーを常用しており、B君とはバイク仲間であり、シンナー仲間であった。

●B君・・・18歳。

熊取の不良達の間では有名だったという。

A君、C君らと立ち上げた暴走族のチームでは、特攻隊長のような役割をしていた。

当時、妊娠中の彼女がいて入籍する予定もあり、新しい住まいもすでに決まっていた。

A君の葬儀では「何で死んだんや」と悔しがり、「俺たちはしっかり生きていこう」と仲間を励ましてい た。

だがその数日後、自身も自殺する。

●C君・・・18歳。

高知出身。

野球少年で、野球の強豪校に進学したが中退。

その頃、高知にやって来ていたB君の友人を通してB君と知り合い、仲間となる。

その後、熊取町にやって来て、B君の父親が経営する土建会社でB君と一緒に働いていたりした。

B君が自殺した当時は、三重県鳥羽市の旅館で手伝いをしていたが、自殺の報せを聞き、熊取町に戻ってきた。

しばらく友人達と会ったりしていたが、「以前付き合っていた女性(当時17歳)に会いたい」と思い、2人の友人を連れて女性に会いにいった。

だが、女性から「もうすぐ他の男性と結婚する」と聞き、友人に「ロープはないか」と言っていたという。

その6時間後、自殺死体となって発見される。

●D君・・・22歳。

岸和田市職員。

●E子さん・・・19歳。

鳥取県米子市出身。

地元の高校を卒業後、大阪体育大学に進んだ。

高校時代はソフトボールをやっていたが、大学進学後は陸上競技に転向した。

町内の学生寮に住んでいた。

遺書はなかった。

●X君・・・17歳。

A君・B君の中学時代の後輩で在学中に交流があった。

Y君とは同じ中学。

●Y君・・・17歳。

A君・B君とバイク仲間だった。

3人でよく熊取近辺を走っていたという。

【不審な点】

自殺とするには不審な点が多く見うけられた。

●A君の「借金を返して欲しい」というメモ以外は、誰も遺書らしきものを用意していなかった。

死ななければならない理由も思い当たらない。

●農作業小屋で首を吊ったC君は、なぜか手首を後ろ手に縛っていた状態で死んでいた。

警察は衣服に乱れのないことと、自分1人でも縛れる結び方だったので自殺と断定した。

これから死のうとする人間が、どうして手を縛る必要があったのか。

(衣服 が汚れていた、という目撃証言もあった)

●D君は、熊取と隣りの貝塚市の境界近くの小高い丘にある、クリの木でシャツで首を吊って自殺したが、そのシャツは到底手の届かない高い枝にかかっていた。

●体育大生だったE子さんは、住宅地の中のグラウンドを背にした道路で、ナイフで首と胸を刺して死んだ。

遺体は、道路沿いの細い側溝にはまっていた。

時間は、まだ人通りのある8時過ぎ。

なぜ、こんな目立つ場所での死を選んだのだろうか。

また、E子さんは陸上競技の自己ベスト記録を出して喜んでいたばかりだった。

死ぬ理由など思い浮かばない。

当日、血だらけの状態で発見されたE子さんは、意識が朦朧とする中で「違う、違う」と繰り返していたという。

●B君、C君、E子さんの3人は、以前から知人や家族に「車に追われている」と話していた。

B君は「白いクラウンに追いかけられている」と母親に漏らし、それを聞いた母親がC君に尋ねてみると「何度かそういうことがあった」と話したという。

E子さんは友人に「黒い車につけられている」と話していた。

4:本当にあった怖い名無し:2007/11/15(木)21:38:20

>当日、血だらけの状態で発見されたEさんは意識が朦朧とする中で「違う、違う」と繰り返していたという。

ゾッとした

22:本当にあった怖い名無し:2007/11/19(月)22:14:07
この事件、どこの板だか忘れたけど熊取町?か近辺のヤクザの娘をレイプした糞ガキが報復されたって言う内容の書き込み見た。

近所では有名なやくざ(エタ?)で警察もろくに捜査しなかったって。

そのやくざの家はでかいらしいとも。

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揺れる大木

2年ほど前の話。

その年の夏、俺は大小様々な不幸に見舞われていた。

仕事でありえないミスを連発させたり、交通事故を起こしたり、隣県に遊びに行って車にイタズラされた事もあった。

原因不明の体調不良で10キロ近く痩せた。

そして何より堪えたのは、父が癌で急逝したこと。

そんなこんなで、お祓いでも受けてみようかな・・・・・なんて思ってもない独り言を呟くと、彼女(現在嫁)が、

「そうしようよ!」

と強く勧めてきた。

本来自分は心霊番組があれば絶対見るくらいのオカルト大好き人間なんだけど、心霊現象自体には否定的(こういう奴が一番多いんじゃないか?)で、お祓いが利くなんて全く信じちゃいなかった。

自家用車に神主が祝詞をあげるサマを想像すると、シュールすぎて噴き出してしまう。

そんなものを信用するなんて、とてもじゃないが無理だった。

彼女にしてもそれは同じ筈だった。

彼女は心霊現象否定派で、なお且つオカルトそのものに興味がなかった。

だから俺が何の気なしに言った『お祓い』に食いついてくるとは予想外だった。

まぁそれは当時の俺が、いかに追い詰められていたかという事の証明で、実際今思い返してもいい気はしない。

俺は生来の電話嫌いで、連絡手段はもっぱらメールが主だった。

だから彼女に神社に連絡してもらい(ダメ社会人!)お祓いの予約を取ってもらった。

そこは地元の神社なんだけど、かなり離れた場所にあるから地元意識はほとんどない。

ろくに参拝した記憶もない。

死んだ親父から聞いた話では、やはり神格の低い?神社だとか。

しかし神社は神社。

数日後、彼女と二人で神社を訪ねた。

神社には既に何人か、一見して参拝者とは違う雰囲気の人達が来ていた。

彼女の話しでは午前の組と午後の組があって、俺たちは午後の組だった。

今集まっているのは皆、午後の組というわけだった。

合同でお祓いをするという事らしく、俺たちを含めて8人くらいが居た。

本殿ではまだ午前の組がお祓いを受けているのか、微かに祝詞のような声が漏れていた。

所在なくしていた俺たちの前に、袴姿の青年がやって来た。

「ご予約されていた○○様でしょうか」

袴姿の青年は体こそ大きかったが、まだ若く頼りなさ気に見え、(コイツが俺たちのお祓いするのかよ、大丈夫か?)なんて思ってしまった。

「そうです、○○です」

と彼女が答えると、もう暫らくお待ち下さい、と言われ、待機所のような所へ案内された。

待機所といっても屋根の下に椅子が並べてあるだけの『東屋』みたいなもので、壁がなく入り口から丸見えだった。

「スイマセン、今日はお兄さんがお祓いしてくれるんですかね?」

と、気になっていた事を尋ねた。

「あぁ、いえ私じゃないです。上の者が担当しますので」

「あ、そうなんですか(ホッ)」

「私はただ、段取りを手伝うだけですから」

と青年が言う。

すると、待機所にいた先客らしき中年の男が青年に尋ねた。

どうやら一人でお祓いを受けに来ているようだった。

「お兄さんさぁ、神主とかしてたらさ、霊能力っていうか、幽霊とか見えたりするの?」

その時待機所に居る全員の視線が、青年に集まったのを感じた(笑)。

俺も、そこんとこは知りたかった。

「いやぁ全然見えないですねぇ。まぁちょっとは、『何かいる』って感じることも、ない事はないんですけど」

皆の注目を知ってか知らずか、そう笑顔で青年は返した。

「じゃあ修行っていうか、長いことその仕事続けたら段々見えるようになるんですか?」

と俺の彼女が聞く。

「ん~それは何とも。多分・・・」

青年が口を開いた、その時だった。

シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、

入り口にある結構大きな木が、微かに揺れ始めたのだ。

何事だと一同身を乗り出してその木を見た。

するとその入り口の側に、車椅子に乗った老婆と、その息子くらいの歳に見える男が立っていた。

老婆は葬式帰りのような黒っぽい格好で、網掛けの(アメリカの映画で埋葬の時に婦人が被っていそうな)帽子を被り、真珠のネックレスをしているのが見えた。

息子っぽい男も葬式帰りのような礼服で、大体50歳前後に見えた。

その二人も揺れる木を見つめていた。

シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ、

と音を鳴らして、一層激しく木は揺れた。

振れ幅も大きくなった。

根もとから揺れているのか、幹の半分くらいから揺れているのか不思議と分からなかった。

分からないのが怖かった。

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

木はもう狂ったように揺れていた。

老婆と男は立ち止まり、その木を困ったように見上げていた。

すると神主の青年が、サッと待機所から飛び出すと、二人に走り寄った。

「△△様でしょうか」

木の揺れる音のため、自然と大きな声だった。

うなずく男。

「大変申し訳ありませんが、お引取り願いませんでしょうか。我々ではどう対処も出来ません」

こちらに背を向けていたため、青年の表情は見えなかったけれど、わりと毅然とした態度に見えた。

一方老婆と男は、お互いに顔を見合わし、うなずき合うと、青年に会釈し引き上げていった。

その背中に青年が軽く頭を下げて、小走りで戻ってきた。

いつの間にか木の揺れは収まり、葉が何枚か落ちてきていた。

「い、今の何だったの!?」

と中年のおじさん。

「あの木何であんなに揺れたの?あの二人のせい?」

と彼女。

俺はあまりの出来事に言葉が出なかった。

興奮する皆を、青年は落ち着いて下さい、とでも言うように手で制した。

しかし青年自体も興奮しているのは明らかだった。手が震えていた。

「僕も実際見るのは初めてなんですけど、稀に神社に入られるだけで、ああいった事が起きる事があるらしいんです」

「どういう事っすか!?」

と俺。

「いや、あの僕もこういうのは初めてで。昔居た神社でお世話になった先輩の、その先輩からの話しなんですけど・・・・」

青年神主の話しは次のようなものだった。

関東のわりと大きな神社に勤めていた頃、かつてその神社で起きた話しとして先輩神主が、さらにその先輩神主から伝え聞いたという話。

ある時から神主、巫女、互助会の組合員等、神社を出入りする人間が、『狐のお面』を目にするようになった。

そのお面は敷地内に何気なく落ちていたり、ゴミ集積所に埋もれていたり、賽銭箱の上に置かれていたりと、日に日に出現回数が増えていったという。

ある時、絵馬を掛ける一角が、小型の狐のお面で埋められているのを発見され、これはもうただ事ではないという話しになった。

するとその日の夕方、狐のお面を被った少年が、家族らしき人達とやって来た。

間の良いことにその日、その神社に所縁のある位の高い人物が、たまたま別件で滞在していた。

その人物は家族に歩み寄ると、

「こちらでは何も処置できません。しかし○○神社なら手もあります。どうぞそちらへご足労願います」

と進言し、家族は礼を言って引き返したという。

「その先輩は、『神社ってのは聖域だから。その聖域で対処できないような、許容範囲を超えちゃってるモノが来たら、それなりのサインが出るもんなんだなぁ』って、言ってました」

「じゃあ今のがサインって事か?」

と、おじさんが呟いた。

「多分・・・・まぁ間違いないでしょうね」

「でもあのまま帰しちゃって良かったんですかね?」

という俺の質問に青年は、

「ええ、一応予約を受けた時の連絡先の控えがありますから。何かあればすぐに連絡はつきますから」

「いやぁでも大したもんだね、見直しちゃったよ」

と、おじさんが言った。

俺も彼女も、他の皆もうなずいた。

「いえいえ!もう浮き足立っちゃって!手のひらとか汗が凄くて、ていうかまだ震えてますよ~」

と青年は慌てた顔をした。

その後、つつがなくお祓いは済んだ。

正直さっきの出来事が忘れられず、お祓いに集中出来なかった(多分他の皆も)。

しかしエライもので、それ以後体調は良くなり、不幸に見まわれるような事もなくなった。

結婚後も彼女とよくあの時の話しをする。

あの日以来、彼女も心霊番組を見たりネットで類似の話しはないかと調べたりしているみたい。

やっぱり気になっているのだろう。

もちろん俺だってそうだ。

しかし、だからといってあの人の良い青年神主に話しを聞きに行こう、という気にはならない。

「もしもだけどさぁ、私たちが入った途端にさ、木がビュンビュンって、揺れだしたら・・・・もう堪んないよね~」

彼女が引きつった笑顔でそう言った。

全くその通りだと思う。

あれ以来神社や寺には、どうにも近づく気がしない。

【 エヴァ 】

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謎の書き込み

   未分類

860 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/28(水) 20:59

僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、そのバスは右に曲がった。

そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。

だって、いつものような、おばあさんもがいるから、最後まで行ったんです。

痛いから。

それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人もいっぱいいたんです。

おかしいですよね?

普通の道を通ってるのに。

それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。

それで、本当に急にキー---って止まったんで、中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。

僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。

でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。

そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。

それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、そのバスが”ガチャ”とか言いながら止まったんです。

僕はもちろんおかしいな、と思いました。

で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。

僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、その日も普通に学校に行きました。

そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。

861 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/28(水) 21:30

>860

あなたの文章、とても恐いです。

意味が全然わかりません。

このスレで一番こわい・・・・・・・。

その数年後、関連すると思われる興味深い話が投下された。

友人から聞いた話です。

彼は神奈川のある高校にバスで通っていたんですけど、そのバスによく乗ってくる奇妙なおばあさんがいたそうです。

別に見た目が奇妙とか、気が狂っているとか、そういう奇妙さじゃなくてなんというか、不気味な気配が漂っているけど何が変なのかはわからない、そんな感じのおばあさんだったそうです。

見た目は良家の未亡人風というか(「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の第二部に出てくるジョジョのばあちゃんみたいな感じだといっていました)毅然とした感じの寡黙なタイプで、でもこの世の人ではないような、そんなおばあさんだったそうです。

彼は霊感があるわけでもなく、それまでに怪談めいた体験をしたわけでもないのですが、このおばあさんがバスに乗ってくると、いつも『これから何かあるんじゃないか』という言い知れぬ恐怖感に襲われたと以前からよく言っていました。

冬のある日。

いつものようにバスで高校に行く途中、おばあさんが乗ってくると既にバスに乗っていた乗客の一人がおばあさんに話しかけました。

話しかけたのは帽子をかぶってシルバーシートに座った、老紳士といった感じの人で、その人の連れらしい、同じような恰好の40代くらいの男性が二人大きな鞄を持ってそばに立っていました。

老紳士とおばあさんが何を話したのかは友人には聞こえませんでしたが、ふたことみこと会話を交わしていたようです。

そして突然老紳士のほうが、

「それだけはさせません!!」

とバスの中で大きな声をあげました。

見ていた友人だけでなく、周りの人たちも何があったのかとそっちを一斉に振り向きましたが、そのときには老紳士の連れの人が鞄から何か丸いボールのようなものを取り出していました。

それがなんなのかはわからなかったそうですが、とっさに友人は自爆テロでバスが爆破されるというようなニュースを思い出し、まさかそういうような恐ろしいことが起きるのかと思いましたが、しばらくは何も起きず、老紳士とおばあさんはにらみ合いをしたまま黙っていたそうです。

そのまま何分か何秒かはわかりませんが、バスの中で気まずい沈黙が流れていたところ、突然バスが急ブレーキをかけました。

運転手さんがアナウンスで、

「急ブレーキで大変ご迷惑様です。この先緊急工事ですので迂回いたします」

みたいなことを言って、いつもと違う道に入りました。

しばらく行くと急に外が暗くなって、『あれ、トンネルかな?』と思ったところでふと記憶が途切れ、気がつくと病院のベッドだったそうです。

実は友人は、道で倒れているのを通行人に通報され、友人は意識のないまま病院に運ばれたようなのですが、友人が入院したのは小さな病院でバスに乗っていた他の客が入院したらしい様子もなく、結局バスはどうなったのか、僕にも友人にもよくわからないままでした。

翌日の新聞で、それらしい事故が載っていないか探したのですがとくに見当たらず、それっきりになってしまい、無理に探すのはあきらめました。

というのも、実は意識のもどった友人は脳に障害が残ったのか、ちょっと何を言ってるかわからないような感じになっていて、この事故のエピソードも二日に分けて根気よく聞きだして判ったものを僕がまとめたもので、本人の口から聞いただけでは何がなんだかわからずじまいでした。

直後にいったんは退院して、あちこちにこの話をして彼なりに詳細を確かめようとしたみたいですが、

「インターネットでも相手にされなかった」

というようなことを言っていました。

(このとき彼と話をした人、この板にはいないかなぁ。交通関係の掲示板とかかな)

その後、また日に日に具合は悪くなり、去年の夏くらいに亡くなりました。

僕が大学で、オカルト好きの別の友人にこの話をしたら、おばあさんが悪霊とかで老紳士のほうは拝み屋の類だったんじゃないかと言ってましたが、それもまた考えすぎな気もします。

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怖いCM

ずっと同じ県に住む俺が、小学3年~6年の冬の時期に体験した話。

当時、学校から帰ってきたら午後4時にやる再放送の時代劇を見るのが楽しみだった。

親が出かけていて、家で一人だったある日。

いつものように番組が始まるのを楽しみにテレビを見ていたら、始まる5分ぐらい前にバック?背景?に大きな天秤がぐわんぐわん動いていて、イチゴの被り物をした某芸能人に似てる女性がBGMに合わせてダンスしているCMが流れた。

なんだこれ?

見たこと無いCMだけど、この人かわいいなぁと思っていたのだが、15秒、30秒、1分、2分経ってもCMが終わらない。

女性は何も言わずに、ただ踊ってるだけ。

だんだん怖くなってきて電源切ろうとしたり、音量下げようとしてみたのだが、何も反応しない。

そのうち天秤の動きに合わせて音量が大きくなったり無音になったりして、女性の顔が見えないぐらいの速さで頭を振り始めた。

これは何かやばいやつだと思った瞬間、

「お前は死ぬんだよおおおおおお!!!」

と、叫んでゲラゲラ笑い始めた。

それ聴いて、泣きながらコタツの中に隠れて女性の声が聞こえないように叫びまくった。

10分以上続いたと思う。

そうしたらテレビが消えた感じ(電磁?的なのが消えた)がして、コタツから出たらちょうど時間が4時ぐらいで、テレビが点いたまま時代劇が始まっていた。

その数年後の小学校5か6年の頃、今度はメロンの被り物をした同じ女性のCMも見た。

この話を中学、高校、大学で怖い話をする時に友達に話しても、誰もそんなCM見たことが無いと言うし、ニヤニヤされる。

他にも似たようなものを見た人はいるのか・・

あのCMが流れた県はあるのか・・・

今もずっと気になっている本当にあった出来事。

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玄関のドアから

数年前の話。

上京して一人暮らしを始めた2年目のこと。

当時はワンルームの社員寮(会社が借り上げたマンション)に住んでて、夜勤週の休みの日だったから、夜中に電気付けずにローゼンメイデン観てたのよ。

夜中2時くらいだったと思うけど、ふとドアの方を見ると、そこから見たこと無い男の顔が半分のぞいてた。

目があって3秒くらいフリーズしてたら、バタンッ!と思いっきりドア閉められた。

いやいやwってな感じで、引きつった笑い顔でのぞき穴からドアの外を見たら、黒いジャケットを着た男が、うなだれてるような感じで立ってる。

すると、突然こっちを振り向いてニタニタと笑い、猛ダッシュでどっかに走っていた。

同じマンションで見たこと無い奴だったけど、誰だったのか…

東京って怖いところだ…って初めて思った瞬間でした。

【 EVA 】