怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 月別アーカイブ:2015年08月 」 一覧

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赤い部屋

赤い部屋 

深夜、タクシーが赤いコートを着た女を乗せた。
女が頼んだ場所はここからとても離れている山奥だった。
バックシートに座る女はうつむいて表情がまったく読み取れない。
運転手は怪しんだが、言われたところへ女を運んだ。
あたりは人の気配などはまったくなく、あたりはうっそうとした森のようなところであった。
女は料金を払うと木々の間に消えていった。
「なぜこんなところへ…?もしや自殺では?」 運転手は不安になり、好奇心にかられ女の後をつけた。
しばらく行くと目の前に一軒家が現れた。
そこへ女が入って行った。
自殺の線はなくなったが、運転手はこんな一軒家で女が何をしているのだろうと別の興味を持った。
悪いことと知りながらも、鍵穴から中を覗き込んだ。

家の中は真っ赤だった。女も見当たらない。
何もかもが真っ赤で他の部屋への扉も見えない。

なんだか奇妙なその光景に恐ろしくなった運転手は急いでその場を立ち去った。
おなかも空いていたので、山を降りてすぐのさびれた定食屋に入った。
運転手はさきほどの奇妙な女のことを店主に話すと、店主も女のことを知っていた。
「彼女はね、あそこで隠れるように住んでいるんですよね。 かわいそうに、病気か何かわかりませんが彼女眼が真っ赤なんですよ。」

ということは運転手が鍵穴からのぞいた時、女も同じように鍵穴を覗き込んでいたのだ。

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かの国

かの国

何処とは言わぬが、うちの近くの護国神社は(ピー)国人によるいやがらせが凄まじい。

社殿にハン○ル文字による落書きがされたので警戒を強めていたら、ある日の夜。

放火未遂で一人の(ピー)国人青年を逮捕、落書きの件の犯行も認めた。

が、凄いのはそこからで。

それ以来、社務所に同一文面の脅迫状が月何千通も組織的に送付されたり、参拝者がその筋の方々から危害を加えられたりと、まさになんでもあり状態。

終いにゃ当時青年を取り押さえた神主さんを『差別主義者』・『好戦ファシスト』としたビラが町中にばら撒かれたりしたもんで、その神主さん入院しちゃったよ。

いまだにその姿を見ることができないし。

んで、そのこと危惧して町中のみなさんが集まっていろいろ協議してたんだけど、三日後にはその主催者が自殺。

ご丁寧な遺書まで用意されて…。

まさに伊丹十三監督の死を彷彿させるような出来事だったよ。

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得体の知れない

得体の知れない

はじまりは今年の初めに修学旅行があったことからはじまります。

もともと私立なので修学旅行が豪華なのですが新型インフルエンザのせいで国内の京都と大阪になになったため今年は秋にも泊まりがけの旅行にいきました
このときの話なんです。

まあ、もともと年のはじめに修学旅行などのお金をわたします。
しかし、うちの校長は頭が固く、返金をいやがり二回いくことにしました
それは担任にすれば迷惑な話なんですけど逆らうわけにもいかず結局いくことになりました。

経費もほとんどつかえないため山のぼり一泊二日になったまではいいのですが
なによりお金がないためホテルというよりボロ旅館に泊まることになりました。

これがこの話の始まりです。

行ってみれば空気が綺麗ということ以外は、特に良い所もなく、
持ってきたゲームをやっていました。
これは初日が雨だったのでやくにたちました。

問題はこの日の夜怪談会をやったことで
やることがないので晩御飯を食べた後にクラス単位でやろうと言うことになりました。

中でも怖かった話が一つありました。

ある登山家がこの山を独自のルートで行こうとして失敗し、その人は数日後に何とか生きて帰ってきました。
登山家の話を聞いてみると『あるもの』に襲われて逃げたら遭難したそうです。
その『あるもの』が何かはわかりません。
しかし、この話は次の日わかりました。

順をおって話すとまず班行動になり、5人一組でジョギングコースをのぼって行くという、まあよくある、ことなんですけど、この時、2つの班が行方不明になりました。

その一つが僕の班でした。
先生ももしもの時のために班にGPSをもたせておいたので幸いすぐ発見されました。

この時、偶然か昨日あんなことを聞かされたからかわかりませんが、ある場所につきました。
そこは雑木林の開けている丸い広場みたいなところで、
先生がくるまでここで待とうと言う話になり待つ事にしました。
しばらくすると「おーいおーい」という声が聞こえました。
最初は、先生が探しに来てくれたんだと思っていたのですが、どうも声が違います。
しかもドンドン近づいてきているようでした。
声が近づいてくるにつれ、心臓が止まるかと思うほど鼓動がうるさく感じました。
恐怖に震えながらじっとしていると、ついにそれが現れました。

それは、もう一つの班の人たちでした。
しかし、びっくりしたのはそれではなく、その体についた泥でした。
雨もふっていなかったのに、顔や服のいたるところについていて
はじめ見たときは何かのバケモノかと思いました。

事情を聞くとここより上の方からみた時に人が見えたので
合流しようとしてまた道に迷い何分も歩いて。やっと合流できたそうです。
でもこれおかしいんです。
ここにきたのがついさっきなんです。
でも人をみたのは事実だというんです。
それから30分ぐらいたって先生たちがきてくれました
この時、山登りのインストラクターの清水さんが妙なことをいったんです。

ここはちょうど遭難した人たちが発見されたとこなんだよと。

いくつかわからないとこがあるんですけどこれで話自体は終わりです。
あの他の班の見たものは、いったい何なんでしょうか。
それは何か得体の知れない物なのか。
それとも山の守り神なのか。
それと、何故そんな距離がない位置から降りてきてあんなにどろだらけになったのかまったくわかないんです。

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マリー・セレスト号事件

マリー・セレスト号事件 

1872年11月5日、マリー・セレスト号という二本マストのアメリカ船が、
原料アルコールを積んで、ニューヨークからイタリアのジェノバに向けて出港した。
この船に乗っていたのは、ベンジャミン・ブリッグス船長と8人の乗員、
そして、船長の妻マリーと娘のソフィアの、総勢11人であった。

ところが、1ヵ月後の12月5日、そのマリー・セレスト号が、
ポルトガルとアゾレス諸島の間の大西洋を漂流しているのが、イギリス船デイ・グラシア号に発見された。
航行している様子はなく、海上を漂っている状態だったため、何か事故が発生したのではと思い、
グラチア号は、マリー・セレスト号に近づいて船を横付けにして声をかけてみたが、返事がないため、
船長以下、数人の乗組員か乗り込んで、中の様子を確認することにした。
しかし、船の中には誰も見当たらなかった。 
海賊に襲われたのか?伝染病に感染して乗組員全員が死亡したのだろうか?それにしても、死体がないのはおかしい。

しかし、不思議なことはそれだけではなかった。
船内の様子を調べる内に、次々と奇怪なことが分かったのだ。
無人で漂流していたマリー・セレスト号の、船長室のテーブルにあった朝食は、食べかけのままで暖かく、
コーヒーはまだ湯気を立てており、調理室では、火にかけたまま鍋が煮立っていた。
船員の部屋には、食べかけのチキンとシチューが残っていた。
洗面所には今までヒゲを剃っていたような形跡があり、ある船員の部屋には血のついたナイフが置いてあった。 

そして船長の航海日誌には、
『12月4日、我が妻マリーが』
と走り書きが残っていた。

救命ボートも全部残っており、綱をほどいた形跡もなかった。
船の倉庫には、まだたくさんの食料や飲み水が残っていた。
積荷のアルコールの樽も置かれたままで、盗難にあった様子はなかった。

12月4日、一体この船に何が起こったのだろうか。
マリー・セレスト号の乗組員がどこへ消えたのかは、未だ謎のままである。

マリー・セレスト号の船員は何処へ?

1、マリーセレスト号の乗組員の大半が別会社の者だった。
2、航海中に船長の娘が死亡し、その遺体の保存について、
元の乗組員と別会社の乗組員との間でトラブルが発生した。
通常は海に荼毘するが、船長は塩漬けにして陸地に埋葬したかった。
3、船長の奥さんが、嵐で横滑りしたピアノに挟まれて死んだ。
4、娘と妻の死で正常な判断が出来なくなった船長は、海に身を投じる。
更に、先のトラブルから元の乗組員たちも、別会社の乗組員によって海に放り込まれて殺害される。
5、別会社の乗組員と、元の乗組員の生き残りのコックだけとなったマリーセレスト号は、そのまま航海を続けるが、
ある日、他の船によって発見される。
6、が、実はこの船は、乗組員を貸し出していた別会社の船で、
事件の発覚を恐れた(当時、船員の反乱は大罪)会社は、
発見時、マリーセレスト号には誰もいなかったと発表した。
残った乗組員は元々自社の人間だし、コックには大金を積んで口止めしたので、
事件が発覚することはなかった…。

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時空の歪み

時空の歪み

485 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/26 12:51
えっと、友人Tの話。
彼はとにかく不思議なヤツだった。
まず、身体が異常に柔らかい。酢を毎日飲んでいた。
そして奇妙な拳法をやっていた。
後にそれがジークンドーって、ブルースリーの開祖の拳法だと分かるのだが。
Tは弓矢を作ってハトを仕留めたり、おじいちゃんは犬を軍用犬の用に訓練したり。
ある日遊びに行ったら、弟はトンファーを持ち、Tはヌンチャクで戦っていた。
まあ練習なんだろうけど、なじみの無い俺からすると変な光景でした。

ここまでは良くある普通の変なヤツだと思うが。

486 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/26 13:00
Tは陰が薄いヤツだった。
といっても、目立たないとか暗いとかじゃなくて、気配を完全に無くなる事が良くあった。
拳法の成果なのかどうかは謎だが。
たとえば、よくある友達と一緒に歩いていて、
今まで右にいた友達に話しかけるといなくなってて、左にきていたって事、誰でもあると思うのだけど、
Tの場合は、これが一日一緒にいると十数回ある。
これはTの友人なら誰でも知ってる事であって、たまに話題にも上がる。ヤツは気配を完全に消せると。

そして、T自身が言う調子が良いとき、彼はテレポートするのだ。
本人は意識してかしてないかはっきりしないが、俺が見た例は3ッつ。
一緒に道を歩いていた。右にいたと思ったTが、柵の向こうの学校に戻っていくのが見えた。
Tは校舎に入っていった。唖然として、ショウガナイカラそのまま下校したら、Tは家にいた。
途中で抜かされてもいない。

自転車で坂道を下っていて、Tが先に角を右に曲がった20Mほど先だろうか、
曲がって見えなくなった瞬間、後ろにシャーーーって自転車の音が。
まさかと思って振り返ると、そこに自転車にのったTがいた。

そして一番びっくりしたのは、修学旅行の時。
寝ていたTが、急にドサッっと空中から落ちたのだ。
上手く表現出来ないが、寝ている場所から1M上にサッっとそのままの体勢で移動して、そのまま落ちる。
落ちた後は、気づく様子も無く寝ている。結構痛そうなんだけど。

487 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/26 13:03
んで、これらの事を本人に問いただしても、
「うん、そうなんだよ。右に今曲がったよなあ。俺、おかしいなあ。なんでここいるんだろ。
 でも良くあるんだよこれ」と言っていた。

Tと数年来の友人なら、誰でも一度は見たことがあり、
Tはテレポートするんだってのが、その友人関係の間では当たり前の認識になっていた。
奇妙な話なんだけど、中学生だしそんなもんだと思ってた。
Tの弟と話す機会があったときに話してみると、
買い物とか家族で行ったときに、電車の外にドアしまってから移動しちゃって大変だったそうだ。
家族も今では、いなくなってもほっとくらしい。あーどうせまた移動しちゃったんだろって。

488 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/26 13:09
そして、数年間連絡を取っていなかったTに電話したときのこと。
こっちも大人になってるので、どうしても気になったので、テレポートの事を聞いてみた。
そしたら、最近はめっきり少なくなったんだけど、
彼女と同棲してるときにやっちまって、彼女が気持ち悪がって別れたそうだ。
困ってるんだよなーと言っていたが、どうしようも無い。
とにかく奇妙だなって思うのは、
友人も家族も俺も含めて、Tのテレポートが当たり前の認識になってるってことだ。

ここのスレ読んでて、テレポートしちゃった人の話とか聞いて、
あーTみたいなやつって結構いるんだと思ってしまった。