怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 月別アーカイブ:2013年06月 」 一覧

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嫉妬

友人が大学生の時、当時付き合ってた男性が母子家庭だったそうです。

その割に、元々裕福な家系らしく高級マンション。

しかも大学から近かったので格好の遊び場になっていた。

友人もしょっちゅう遊びに行き、時には泊まる事も。

とはいえ実家だし一応遠慮はするものの、彼の「大丈夫大丈夫」の一点張りに負け(お互い浮かれていたのもあり) そんな日々がズルズル3ヶ月程続いた。

問題は彼のお母さん。

結構若いが特に働くでもなく、いつもほぼ在宅。

それはいいのだが、本当にこんな人いるのかというぐらいひねくれた性格なのだという。

息子の男友達には騒ごうが泊まろうが愛想をふりまくが、同性相手には冷たい。

まして彼女である友人にはあからさま。

打ち解ける気皆無。

まぁしょっちゅうお邪魔すれば、そりゃ誰でも不愉快になるよなーと思い、これからは彼が何と言おうが控えようと決意し、いつもすみませんと菓子折りを差し出した。

ところが、バカにしたように鼻で笑い「そういうわざとらしいのいいからw」と突き返された。

わざとらしい!?

意味不な上、四十路の大の大人がそんな言い草ないんじゃないか?と友人は憤慨し、今まで通り、彼の言う事にだけ従えばいいやと開き直ってしまった。

ちなみに母側は息子に溺愛(一人っ子だし余計)だったらしいが、幸いにも彼はマザコンではなかった。

寧ろ、そんな母親を若干鬱陶しがってたとか。

いつもあんなんだから気にすんな、みたいな。

ところがある週末、泊まって彼の部屋で寝ていたら、友人はトイレで目が覚めた。

携帯を見るとAM4:34頃。

変な時間に起きたなー、と爆睡中の彼を尻目にトイレへ行き用を足す。

部屋へ戻ろうと廊下を歩いてると違和感に気付く。

先程部屋を出てトイレへ向かった時は視界がほぼ真っ暗だった。

だが、今はリビングから漏れている電気のオレンジ色で薄ら明るい。

おばさんが起きたのかな…?

と一瞬ドキっとして、すぐ部屋へ引っ込もうとドアノブに手を掛けた。

「ピーちゃん!ピーちゃん!」

心臓が止まるかと思ったと。

暗闇に突如響いた異質な声が気になり、そっとリビングを覗き込む。

声の正体は九官鳥だった。

ピーちゃんであろう、その九官鳥が入った鳥篭はテレビボードの横の棚に置かれていた。

リビングにおばさんはいない。

今までリビングにこの鳥篭が置かれているのを一度も見た事がなく、しかしそういえば彼が以前、母親が部屋で鳥を飼っていると一言呟いていたのをその時思い出したそう。

どうでもいいと記憶から抹殺してたらしいが、誰もいないのでつい鳥の前まで行きマジマジと観察する。

くちばしで篭を突いたり、鳴き声ともつかない声を出したりしている。

そして時折「ピーチャン、イイコネ オリコウサンネ」とか喋るのだという。

友人は思わずスゲー…と漏らしてしまう程、素直に感心したという。

よく仕込んであるなーと。

しかし次の瞬間

「マユミシネ。マユミシネ。マユミシネ。マユミシネ。マユミシネ。」

マユミは友人の名前である。

友人は目を見開き戦慄した。

すると後ろから笑い混じりの大きな咳払いが一つ。

驚いて振り返ると、そこはおばさんの部屋。

ドアは閉まっている。

しかし今の咳払いから考えると、おばさんはドアにベッタリ張り付いて明らかに聞き耳を立てていた。(もしかして覗かれていたかも?)

その咳払いは、それこそいかにも『わざとらしい』不自然な咳払いだったそう。

友人はすぐさまダッシュし、荷物を持ち一目散に逃げた。

始発までコンビニだかで時間を潰して、ショックのあまり頭は真っ白だったがメールで彼に別れを告げた。

当然暫らく揉めたし、未練があって大泣きもしたが、もうそんな事どうでもいいぐらい別れてよかったと言ってた。

この先、あの母親がいる限りうまくいく筈がないと確信して。

何が怖いって、友人がトイレ行ってる間にわざわざリビングの明かりつけて、仕込んだ暴言聞かす為に鳥置いたのかな?と思うと…

あと全国のマユミさんすみません、お気を悪くなさらずに。

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女の幽霊

先日、女の幽霊が出て困ってると言う友人の相談を受けて家を一週間交換する事にしたんだけど、いざ幽霊が出てみると意外に可愛いんだよこれが。

金縛りも、なんかS●プ●イチックな感じ思えてきてさ。

感極まって「好きだ!」って告白しちゃったの。

その日はそのまま消えちゃったんだけど、次の日もその次の日も「好きだ!」って何度も言ってたら、最終日前に「気持ち悪いです。」って一言残して消えた。

マジ泣いた。

人外にすらキモいと言われた俺の気持ちをどうしてくれるんだ・・・

【でじほん!】

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風俗店の女性

私の会社の上司の話です。

その方はもともと霊感が強いようで、過去にも何回か見た事があると聞いていますが、約2年前に名古屋へ出張し、客と軽く飲んだ後にJR名古屋駅前のヘルスビル内にあるヘルスへ行ったそうです。

深夜11時頃で12,000円ポッキリとなかなか安い店だったようですが、部屋に入ると1人の女性が愛想良く出迎えてくれたそうです。

ところが部屋を開けた扉の隣に、もう1人の女性が座ってこちらを見つめていたそうです。

もちろんこの店は3Pコースはなく、2人いるとは考えにいのですが…

しかし、このとき上司は不思議とその女性に話しかける気がおこらず、愛想の良い女性と2人ですぐシャワーに入ったそうな。

すると…もう1人の女性がすでに風呂釜で立っているのです。

さすがに驚いたそうですが、そのときは『見習いの娘かな?』と思い、シャワーを出てすぐに愛想の良い女性に

「あの娘なんなん?研修?それかサービスで3P?」

と聞くと

「はぁ?何言ってはるん?」

と真顔で言われたそうです。

上司も驚いて、すぐにシャワー室を覗き込んだのですが誰もいなかったそうな....。

過去に何度か見た事はあるというものの、これだけはっきり見えたのは初めてだったそうです。

酔ってただけでは?

もしくは3Pがあったんでは?

と言いましたが、軽く飲んだくらいで酔うような人でもなく、又その女性とは全く話もしておらず、普通なら言葉の一言二言はかわすはずとしており、できるなら夢であってほしいと上司も話してました。

ちなみにその店はまだあります。

JR名古屋前のビッ●カメラの裏手通りあたりのビルです。

店の名前は覚えていなくてすいません。

今度もう一度聞いときます。

【愛テク】

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風船おじさん

1992年11月23日、琵琶湖湖畔を20個のヘリュウム風船をつけたゴンドラ『ファンタジー号』に乗って大空へ旅立った『風船おじさん』

このゴンドラは横2m縦70cmのヒノキ風呂を改造したもので、携帯電話、酒、酸素ボンベ、食料一週間分などを積んでいた。

当時NHKを除くすべてのマスコミ、新聞もテレビも大騒ぎしたことがあった。

彼の最後の姿が見られたのは2日後の11月25日。

アメリカに向かったはずだが、何故か宮城県上空で海上保安庁の航空機に確認されている。

ということなので、2日間は確実に生きていたことになる。

しかしその後、それっきり風船おじさんは行方不明となった。

手作りの気球(風船をたくさんつけて焼酎のビンを重しにしたというめちゃくちゃなもの)で飛び立って、二日後ぐらいに朝鮮半島近くで気流に巻き込まれて交信を絶ちました。

ただ、残骸も何も発見されておらず、交信を絶った位置からして北朝鮮に不時着した可能性もあると何かのテレビで・・・

この話しに後日談があり、『週刊新潮』によると、残された家族の家に時々『謎の電話』が掛かってくるそうです。

【でじほん!】

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彼のトラウマ

私の彼は、長い黒髪の女にフェラされるのが嫌いです。

なんでもごくごく幼い頃の記憶に、長い長い黒髪の女に無理矢理しゃぶられた記憶があるからだそうです。

どこかの薄暗い小屋のようなところで、古いストーブの上に座らせられ、足元に跪いた黒髪の女が一心不乱におちん×んに吸い付いている・・・

彼は、なぜその女がそんなことをするのか理解できず、しかしなぜか(泣くと殺される!)という思いがあり、黙って我慢していたそうです。

途中で女が、ふっと顔を覆っていた縮れた黒髪をかきあげ、隠れていた顔が露出しました。

女の顔は異様に小さく、まるで骸骨の上に直接皮膚を貼り付けたような面立ちだったそうです。

なにより怖かったのが、女に眉毛がなかったこと。

そして眼球が絶えずぴくぴく上下に動いていたことだとか…

女の顔を見た直後、知らないおじさんが入ってきて女を殴り飛ばし、彼を救出して家まで送ってくれたところまでで記憶は途切れているそうです。

彼は長い間、その出来事が夢だと思っていました。

家族の誰に聞いても、そんな眉なしの女のことは知らなかったからです。

しかし20数年が過ぎ、仕事でN市に行った時、彼はその眉なし女に再び会ってしまったんです。

N市の古い住宅街に行った彼は、その町並みが妙に懐かしく思えたそうです。

それもそのはず、N市にはかつて彼の親戚が住んでおり、小さい頃によく遊びにきていたのでした。

懐かしさのあまりその辺を散策していた彼は、大きな公園に行きつきました。

そこの運動場で確かに従兄弟と遊んだ記憶があったので、彼はふらりとその運動場に立ち寄りました。

そこに、あの眉なし女がいたのです。

薄汚れたベンチに腰掛け、運動場で遊ぶ小さな男の子達をじーっと見つめる女・・・

髪はほとんど白くなり、顔は小じわだらけでしたが間違いなくあの女でした。

彼は恐ろしくなり、すぐに公園から逃げ出したそうです。

幼い日の記憶が夢ではなかったことがわかって、彼はますます長い黒髪の女が嫌いになりました。

私は仕事上、髪を短くすることができないので、彼の前では絶対に髪を解かないようにしています。

【愛テク】