怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

*

「 事故 」 一覧

no image

ポコさん

近くの公園に、いつもポコさんという大道芸人みたいなおじさんが週に3回来てた。

顔は白粉か何かで白く塗り、眉毛を太く塗り、ピエロの様な格好でいつもニコニコしてた。

ある日は紙芝居をしたり、また別の日にはジャグリングをしたり、風船で動物を作ったりと多才な人だった。

ポコさんが来る時には、何時も決まってラッパの様な笛で『ポーポー』と音を鳴らしながら空いてる手で小太鼓を叩く。

「だからポコさんって呼ばれてまーす。」

と本人が言ってた。

そのポーポーコンコンの音を合図に近所の子供は勿論の事、中学生や子連れのママさん達も集まるぐらいに人気だった。

それがある日、急にぱったりと来なくなった。

楽しみにしていた子供達は、今日こそは今日こそはと待つも、とうとう4ヶ月たってもポコさんは来なかった。

それから4ヵ月後、ポコさんの笛の音と太鼓の音が公園から聞こえた。

ワイワイガヤガヤと子供達が集まっていく。

私も同様に、友人達とそこへ向かった。

すると公園の中央で笑い声とも叫びともつかぬ、ざわめきが聞こえてきた。

私達がそこに着く頃には、16人ぐらいの子供達がポコさんの前で座ってたが、何故か子連れのママさん達は皆帰っていった。

そして何時もなら『ポコさーん』と声を掛け合っている子供の集団も、不安げに静まり返っていた。

それらの違和感の正体は、ポコさんの顔を見て直ぐ分かった。

事も在ろうに、ポコさんは白塗りの顔に赤い血を目や口から出してるペイントをして、髪の毛を白髪にしていたのだ。

ポーポーコンコンの音を鳴らしながら見開かれた目は血走っていた。

しかし、それも演出の一つなんだろうという思いから、私や友人もみんなの和に入り、座って演目の開始を待った。

それから数分後、その日用意されたのは紙芝居だった。

いつも通りの明るい声で

「さーて、始まるよー。今日の紙芝居はー」

と捲った瞬間、子供達は悲鳴をあげた。

『最愛(さいあい)の死(し)』とタイトルされた赤い手書きの文字。

そして正真正銘の死体の写真(グロでは無く死装束で棺おけに入ってるもの)が紙芝居には掲げられていた。

子供達のあまりの悲鳴に大人が何人か来て、その写真を見つけ、

「おいおい、ポコさん、これはあまりにもひどいよ・・・。」

と言うのを無視してポコさんは話を進める。

さらに捲られた一枚には血まみれの死体(グロ写真)が。

流石に子供達は散散と逃げまわり、2人の大人がポコさんを止めにかかったが、

「お、おーまーえーか!!!」

と大声をあげながら、持っていた太鼓の鉢や笛で叩いて錯乱状態。

取り押さえられて、連絡を受けた警察に連れていかれた。

どうやら、紙芝居の中身は大人が吐く位のものだったらしく、片付けを手伝ったママさんの一人がもどし、伝播したおじさんの一人も吐いた。

あとで聞いた話では、ポコさんの身内で不幸があったとの事だった。

町内の噂では、ポコさんの目の前で起きた轢き逃げ事故だったらしい。

犯人は捕まったものの、やりきれない思いから『壊れた』のだろうとの事だった。

この話には続きがある。

ある朝の5時ごろに、ポーポーコンコンという音を聞いた。

8時ごろ学校に行く為に外へ出たら、公園の方向が騒がしく、向かうとビニールシートで囲まれていた。

いつもの格好のまま、ポコさんは自殺したらしい。

それからというもの、誰もいない公園から笛と太鼓の音が聞こえたとか、朝、家の前の道を誰かがポーコン鳴らしながら歩いてたという噂が後を絶たない。

私も何度か体験しているが、それは何だか悲しい音色でした。

ポコさん、そんだけ奥さん愛してたんだろうね。

でも、やりすぎです。

トラウマになってピエロを見るとそれを思い出すし、子供を巻き込んじゃだめだよ。

no image

黒こげの乗用車

警官をしている友人が、数年前に体験した話。

そいつは高速道路交通警察隊に努めているんだけど、ある日、他の課の課長から呼び出されたんだって。

内容を聞くと、一週間前にあった東北自動車道の事故の詳細を知りたいとのこと。

その事故ってのは、一家四人が乗った自動車が平日の深夜に中央分離帯に激突して、全員死亡した事故の事だったらしい。

事件のことを少し詳しく話すと、高速を走行していた長距離トラックから××インターチェンジ付近で乗用車が燃えているって通報があって、夜勤で待機していた友人が現場に直行したんだけど、友人が到着した時には既に乗用車の中にいた人は、全員黒こげになって死んでたんだって。

その後、身元の特定と検死が行われて、歯の治療記録から死んだのは東京西多摩地方に住んでいる家族だってのがわかった。

死んだのは加藤Tさん(仮名)とその妻のM、長男のS、長女のEの四人。

アルコールが検出されたとか、見通しの悪い場所だったとかの事故を起こすような要因は見つからなかったんだけど、特に不審な点もなく、そのままハンドル操作のミスによる普通の事故として処理されたんだって。

それで友人も『特に何の変哲もない事故でしたよ』って、よその課の課長に言ったらしいんだけど、その課長が『実は』って言って、呼び出した理由を話してくれたんだって。

その話によると、昨日の夜に少年が東京の○○市にある警察署に訪ねてきて、

「僕が死んだとニュースでやっていたのだけど、僕はいったい誰なのでしょうか?」

って言ったらしい。

少年の話をまとめると、一昨日の朝に朝寝坊して、起きたら家に家族が誰もいない。

どこかに行ったのだと思い、そのまま気にも留めていなかったが、夜になっても誰も帰ってこないし、連絡もない。

心配になって警察に連絡したが、子供の悪戯だと思われたのか、すぐ切られてしまった。

祖父母や親戚に連絡してみたが、誰も連絡を受けていないと言われた。

そのまま朝まで待っていたが、つけっぱなしのTVのニュースから、自分も含めた家族全員が死んだことになっていると知った。

そんなことは無いはずなので、詳しく知りたくて訪ねて来たとのことだったらしい。

その話を聞いた友人は、その事故の資料を改めて提出したんだけど、見直してて不思議なことに気づいたんだって。

家族の歯科治療記録との照合で、父親、母親、長女は間違いなく本人だって判明したんだけど、長男は頭部の損傷が激しく、照合ができなかったと記録に書いてある。

しかも、家族は青森近くで事故を起こしたんだけど、両親は中部地方出身で東北に知り合いはいないことがその後の調査で明らかになっていた。

その当時は、旅行にでも出かけた際の事故って事になったんだけど、どうにも不自然なことが多すぎる。

それで友人は、資料を提出してから数日後に、例の課長に事件の進展を聞いてみた。

すると課長は、口ごもりながらこう答えたらしい。

例の少年は、身体的特徴や見た目は死んだ長男によく似ていたが、歯形が違うため別人だと思われる。

そのことを告げると少年が錯乱したため、心療内科のある警察病院に搬送した。

その後の調査で、事故死した家族の家を調査したが、事故後、誰かが住んでいた形跡はなかった。

そのことを告げると、少年は完全に精神に異常をきたしてしまったため、結局どこの誰だか分らず、今も病院にいる。

もう済んだ事だから、今後関わらなくていい。

友人はそこまで話すと最後にこう言った。

黒コゲの死体は、本当は一体誰で、自称長男の少年は一体誰なんだろうな?

それと、あの家族は何で平日に、誰も知り合いのいない所に向かっていたんだ?

俺は思うんだ。

あの家族は何かから逃げてたんじゃないかって。

何から逃げてたのかはわからないけどな。

no image

新幹線の運転手

僕の従兄弟は新幹線の運転手をやってんだけど、その先輩から聞いた元同僚の話。

その元同僚が運転してる新幹線に、飛び込みをした女がいた。

線路にすっと走りこんできたらしく、ブレーキもかける暇なく女は即死。

死体もバラバラに砕け散ったんだって。

その事故がショックで彼は職場に来なくなった。

先輩は何とか励まそうと、電話したりとか家にも行ってみたけど、彼の怯え方が尋常じゃなかった。

詳しく理由を聞き出してみると、その女を轢いた時、そのぶっとんだ首が、ずっと運転席のガラスに張り付いてたんだって。

ブレーキがかかって新幹線が止まって、ずり落ちていくまでうつろな目で運転手を見てたらしい。

結局、その運転手は辞めたそうな。

no image

遺言ビデオ

会社の同僚が亡くなった。

フリークライミングが趣味のKという奴で、俺とすごく仲がよくて家族ぐるみ(俺の方は独身だが)での付き合いがあった。

Kのフリークライミングへの入れ込み方は本格的で、休みがあればあっちの山、こっちの崖へと常に出かけていた。

亡くなる半年くらい前だったか、急にKが俺に頼みがあるといって話してきた。

「なあ、俺がもし死んだときのために、ビデオを撮っておいてほしいんだ」

趣味が趣味だけに、いつ命を落とすかもしれないので、あらかじめビデオメッセージを撮っておいて、万が一の際にはそれを家族に見せてほしいということだった。

俺は、そんなに危険なら家族もいるんだからやめろといったが、クライミングをやめることだけは絶対に考えられないと、Kはきっぱり言った。

いかにもKらしいなと思った俺は、撮影を引き受けた。

Kの家で撮影したらバレるので、俺の部屋で撮ることになった。

白い壁をバックに、ソファーに座ったKが喋り始める。

「えー、Kです。このビデオを見てるということは、僕は死んでしまったということになります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本当にありがとう。僕の勝手な趣味で、みんなに迷惑をかけて本当に申し訳ないと思っています。僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。僕は天国で楽しくやっています。皆さんと会えないことは残念ですが、天国から見守っています。××(娘の名前)、お父さんはずっとお空の上から見ています。だから泣かないで、笑って見送ってください。ではさようなら」

もちろんこれを撮ったとき、Kは生きていたわけだが、それから半年後本当にKは死んでしまった。

クライミング中の滑落による事故死で、クライミング仲間によると、通常もし落ちた場合でも大丈夫なように下には安全マットを敷いて登るのだが、このときは、その落下予想地点から大きく外れて落下したために、事故を防ぎきれなかったのだそうだ。

通夜、告別式ともに悲壮なものだった。

泣き叫ぶKの奥さんと娘。

俺も信じられない思いだった。

まさか、あのKが。

一週間が過ぎたときに、俺は例のビデオをKの家族に見せることにした。

さすがに落ち着きを取り戻していたKの家族は、俺がKのメッセージビデオがあるといったら是非見せて欲しいと言って来たので、ちょうど初七日の法要があるときに親族の前で見せることになった。

俺がDVDを取り出した時点で、すでに泣き始める親族。

「これも供養になりますから、是非見てあげてください」

とDVDをセットし、再生した。

ヴーーーという音とともに、真っ暗な画面が10秒ほど続く。

あれ?撮影に失敗していたのか?と思った瞬間、真っ暗な中に突然Kの姿が浮かび上がり、喋り始めた。

あれ、俺の部屋で撮ったはずなんだが、こんなに暗かったか?

「えー、Kです。このビデオを・・るということは、僕は・・んでしまっ・・いう・・ります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本・・ありが・・・」

Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けているヴーーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。

「僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア××(娘の名前)、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアアアアアアアア死にたくない!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」

背筋が凍った。

最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。

これを見た親族は泣き叫び、Kの奥さんはなんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、Kの父親は俺を殴りつけた。

奥さんの弟が、K兄さんはいたずらでこういうものを撮るような人じゃないと、なだめてくれたおかげでその場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。

翌日、DVDを近所の寺に持っていったら処分をお願いしますという前に、住職がDVDの入った紙袋を見るや否や、

「あ、それはうちでは無理です」

と。

代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったがそこでも、

「えらいとんでもないものを持ってきたね」

と言われた。

そこの神主(霊媒師?)によると、Kはビデオを撮った時点で完全に地獄に引っ張り込まれており、何で半年、生き永らえたのかわからない、本来ならあの直後に事故に遭って死んでたはずだと言われた。

no image

ZARDの曲歌ってる人

602 :お散歩中だよ名無しさん@路上ワーカー:2007/05/26(土) 05:00:59 ID:zufgyfRe0
ちょっと・・・・

なんかきみわる・・・・・

ZARDの曲歌ってる人がいる。

こんな時間に病院の裏の広場なんだけど・・

603 :お散歩中だよ名無しさん@路上ワーカー:2007/05/26(土) 05:04:19 ID:EusfREIw0
どこの病院?あんたも新大久保かい?

604 :お散歩中だよ名無しさん@路上ワーカー:2007/05/26(土) 05:07:37 ID:zufgyfRe0
>>603
ううん。慶大病院。

なんかきれいな声なんだけどうつろな感じで、今にも消えそうな声で歌ってる。

なんか恐いお。

今日はもうかえるお

 

警視庁四谷署によると、坂井さんは入院先の慶応大病院(新宿区)で、26日午前 5時40分ごろ、病棟のらせん状のスロープ付近で倒れているのを通りがかった人が発見した。

手当てを受けたが、27日午後に死亡が確認された。

同署では争った形跡がなく遺書もないことから、事故死と自殺の両面で調べている。