怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 都市伝説 」 一覧

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風呂場のおっさん

最近知り合った女友達の家に泊まりに言ったら、風呂に小太りの気味の悪いおっさんがいた。

びっくりして友達の方を向き叫ぼうとしたら、そのおっさんが、というよりどこからともなく

「違う。…だれだ」

って、俺が口を開くよりも早く声が聞こえた。

もう一度見るとおっさんは消えていた。

友達にそのことを聞くと、そんなものは知らないの一点張りだった。

特にはぐらかしている感じもなく、本当に知らない様子だった。

怖くなった俺は、その子にここ引っ越したほうがいいと提案。

別に霊とかは信じていなかったが、ストーカーだと思ったからだ。

しかし友達は「ここ大学近いし、家賃も安いから出たくない」と。

確かにそこは近隣にスーパー、コンビニ、駅が近く、しかも俺らの通ってる大学に徒歩5分もかからないほど近いわりに、家賃が格安だった。

霊とか信じているわけではないが、おっさんの『違う』という言葉はいつもの女ではなく、男の俺が風呂に入っていったための言葉だったのではないだろうか。

おそらく、そのおっさんは今でも彼女の入浴シーンを覗いているのだと思う。

【 テクノブレイク 】

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死の瞬間

キューブラー・ロスという有名な死の研究者は知ってますか?

『死の瞬間』などの執筆で知られる彼女は、死後の生や輪廻転生に肯定的でした。

彼女の著書や講演に勇気付けられ、自らの死を克服した人は数多くいます。

しかし、今や亡き者となってしまった彼女が、死の数ヶ月前に辿りついた結論は、世に余り知られていません。

それが余りに恐ろしいものであったため、親族が口を噤んでしまったからです。

彼女が辿りついた結論とは、『死後の生はなく、死後の無もない』というものでした。

つまり、人間は『死ぬ瞬間の光景、感情、痛みを感じながら、そこで時間が停止する』状態になるのだそうです。

時間が停止するので、意識を失うことはありません。

無にはなれません。

大抵の人が死の瞬間は苦しみます。

死ぬ瞬間のその苦しみを永久に感じ続けるのです。

生前自分の死を受け入れていた彼女も、この結論に辿りついて以来、気が狂ったように叫び、その瞬間が来るのを恐れ続けたといいます。

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地下の仕事

昔、配水管の点検するアルバイトしてた。

地下に潜って、管に異常は無いか調べる仕事。

ちょっとした冒険みたいで、毎度ワクワクしながら働いてた。

まだ始めたての頃、管に潜ると人がいることがあるから気を付けろって先輩に言われた。

人を見つけたらまず声をかけて、何も言わず逃げていく奴は絶対に追うなと。

何度か潜って分かったけど、場所によっては人が住めるような管があって、住み着いてる浮浪者に遭遇することもあった。

浮浪者は、まぁ安全なのだけど、その頃はまだ左翼の過激派なんかがぼちぼち活動してた頃で、過激派が居住してたらしき跡も見つけたことがある。

今思うに結構危険な仕事だった。

10メートルも潜ると完全に真っ暗で、正直言って心霊的にもかなり怖い。

一度、奥の壁全面にみっちりお経みたいな文字が書かれていたことがあって戦慄した。

そんなこんなで楽しく働いてたある日。

川にある、あの横穴から中に入ってく仕事がきた。

このタイプの管は最深部まで行くと、配水管の合流点にたどり着くことがある。

色々なとこから水がぶわって流れてて、中には巨大な滝もあって絶景の一言につきる。

それを見るのが楽しみで意気揚々と中に入って行った。

20メートルくらい進んだところで奥に人影らしきものを発見。

「そこで何してる」

と、さっそく声をかけたけど返事が無い。

そこは増水したら水が流れるし、まず人が入り込むような場所じゃない。

ゴミでも詰まって見間違えてるのか、それとも何か悪さしようとしてるんじゃないかとか、とにかく確かめることにした。

近づいてみると、やはり人間っぽくて微妙に動いてるから、

「おい、危ないから出ろ」

と、声かけながらさらに接近。

すると向こうも奥の方に逃げていく。

なんか金属で壁を叩くような妙な音させながら。

ちょっと仕事に慣れっこになってた俺は、捕まえてやろうと追いかけた。

けど、気づいたら合流点の手間まできてて、危うく落ちる所だった。

その上、人はどこにもいなくて滝の音とキンッキンッって音だけがコダマしてた。

慌てて逃げだして、入り口で見張りしてた先輩にそのこと話したら、だから追うなって言ったろと叱られた。

他にも何人か見た人がいるらしくて、業界じゃ有名な話だったらしい。

俺は、それで潜るのが怖くなって辞めてしまった。

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ここはどこなんだろう

風邪ひいてて寒気がするので、大久保にある病院に行くため西武新宿線のつり革につかまってた。

で、あたまがぐわんぐわんと痛くて、目を閉じて眉間にしわ寄せて耐えてた。

そこで記憶が途絶えて、気がついたら夕方で、あたりは見知らぬ景色。

買ったことない服着てて、髪染めたこともなかったのに茶髪になってた。

パニクって近くのラーメン屋に入って、ここどこと聞いた。

大阪市の福島駅の近くで、時間が一年近く経ってた。

ケータイの種類が変わってた。

アドレス帳には、「ま」とか「ひ」とか、一文字の名前で電話番号が10程度あったけど、知り合いや実家の電話番号がない。

俺はなぜだか知らないがその知らない電話番号が恐ろしくて、川に捨てた。

警察から実家に連絡した。

向こうもパニクってた。

俺に捜索願が出てた。

とにかく帰って、今もまだ月一で精神病院に通ってる。

仕事は元の会社には帰れないみたいだったので、今は派遣やってる。

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火葬場のバイト

オレが昔、火葬場でバイトしてた時の話。

ある日の朝に斎場(火葬場)の玄関を掃除してたら黒いSUV車が入ってきて、成金な感じで時計もフランクミューラーなんかしてるおっさんが車から出てきて、死体を焼いてくれって言うんだよね。

通常は死体なんか直接運んでくる前に、業者とか親族から連絡があって、こっちも届出人の保険証とか死亡届書を持ってくるようにとか時間も指定してお願いするんだけど、そのおやじは斎場長にもう話が通ってるからすぐ焼いてくれって、かなり高圧的言ってくるんだよ。

なんで、とりあえずそのおっさんに待ってもらって斎場長に話しに言ったら、返事一つで焼いてやれっていうもんだから、しょうがなくすぐ準備してオーブン(火葬炉)開けたんだよ。

死体は30才くらいの男で、なんかまだ死んだばっかというか普通の死体よりも顔もピンク色してたんだけどね。

死体は普通、焼く前にもう一回確認するんだけど、外傷とかは別になくてきれいなもんだった。

で、棺桶閉めて炉に入れて焼き始めて大体20分くらいしてからなんだけど、オーブンの中からもの凄い音がすんだよね。

ドカンドカンって。

その時もうオレは目の前真っ暗になった。

もしかして生きてたんじゃねーの?って…。

でももう20分もしたら桶なんか全部焼けてるくらいだし、例え生きてたとしても今さら開けて助けるのは無理だって思ってしかとしちまった。

ていうか、手足がガクブルってどうすることもできなかった。

通常1時間くらいもあれば死体なんて全部灰になっちまうんだけど、めちゃめちゃ怖くて30分くらいずっとオーブン開けられなかった。

例の成金おやじみたいのはもういなくなってた。

オレはどうしても怖いから、斎場長呼びに行ってオーブン開けるの立ち会ってくれってお願いした。

焼いてる途中で中で音がしたことも全部説明した。

で、結局斎場長が開けたんだけど、炉を開けるときになんか焼肉みたいな匂いが、ぷんと漂って来た。

で、斎場長がトレイを引っ張り出したら、その男は何故か半生に焼けただれていて、体もうつぶせになっているように見えた。

その瞬間、オレは訳がわからなくなって気が遠くなって倒れたんだけどね。

でも今冷静に考えてみると、きっとその男、まだ生きていたんだな…。

そんで焼かれる熱さで、オーブンの中で棺桶をめちゃくちゃにぶっ壊しながら暴れていたんだと思う。

恐らくそれで、中のバーナーが壊れて体が完全に焼けず、半生だったんだな。

オレは、倒れてから一度もその火葬場には行ってないから正確な事情は良くわからない。

でもその後、斎場長がオレのとこに会いに来て、何故か1000万くれた。

他言無用だとかそいうことは一切口にせず、ただ1000万くれたんだよね…。

今はその金で暮らしているわけだが、トラウマになって今でも夢にでてくる。

しんどいわ。