「 不思議体験 」 一覧
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事故
残業中、会社の前で交通事故があってさ。
ガードレールひしゃげちゃって結構な大事故。
歩行者のおばあさんが倒れてたんで、救急車来るまで会社のみんなで交通整理とかしたのよ。
車たくさん通るからさ。
次の日、そのおばあさんらしき人が、おまんじゅう持ってお礼に来たのよ。
会社のみんなで食べた。
怪我無くてよかったねーとか言いながら。
その次の日。
ガードレールの修復工事が終わって現場の人がいたから
「大きな事故だったけど、怪我人なくてよかったですねー」て声かけたら、
歩行者のおばあさん即死だったって言ってた。
わたし、おまんじゅう食べたんだけどなー…
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天井のお面
当方、不動産会社。
入居前修繕の為に2階建てアパートの一階の部屋にチェックに行くと、天井は綺麗だが壁紙が黄ばんでいたのでクロス屋に見積り出してと依頼した。
次の日。
「天井はやらなくていいとの事でしたが、天井のクロスに張り付いてる【お面】はうちのほうで処分しますか?」
といった内容のFAX。
いやいや、そんなもんなかった筈だと電話でクロス屋に確認。
すると
「確かにありましたよ、アレ、気味悪いんで処分しますね?」
「まぁ本当にあったんなら処分してくれると助かるよ」
その数日後、クロス屋が集金に来て
「あれAさん(私)が取ってくれたんですね」
もちろん私は取ってないし、鍵を持っているのも現場に入ったのも私とクロス屋だけ…
その時にクロス屋が言った言葉で2人共鳥肌が立った。
「あのお面、やたらリアルな造形と色だった…」
まじめに実話です。
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放課後のプール
小学校の頃の話。
俺はクラブ活動である理科クラブを終え、友人達と一緒に帰ろうと、体育館にいる卓球クラブの友人の元へ行った。
俺達はいつも4人で帰っており、うち3人が理科クラブ1人が卓球クラブだった。
体育館に行くと卓球クラブは片付けをしていて、友人も片付けの手伝いをしていた。
「もうちょっと時間がかかるから待ってて」と言われたので待っていることにした。
俺達は暇なので、体育館の上(2階?)にコッソリ上って遊んでいた。
ふと隣接しているプールを見ると、誰かが泳いでいるのが見えた。
多分、身長から考えて高学年の女子かと思う人が、頑張って泳いでいて、手を振ってみたら気づいたらしく、こっちに返してくれた。
そして、また頑張って泳ぎ始めた。
その後、友人の片づけが終わり、体育館を閉め帰ることになった。
また別の日もそのまた別の日も、この前と同じように彼女は泳いでいた。
小学校最後の1学期も終わりに近づき、夏休みに入ろうとしていた時だった。
卒業アルバム用に、クラブ活動の写真を各クラブが撮っていた。
俺の理科クラブが最後に写真を撮ったらしく、できあがっている他のクラブの写真を見せてもらっていた。
「お、○○じゃん」とか、「こんな部もあったな」とみんなで見ていた。
そこには水泳クラブなど無かった。
そして、俺はその時に気が付いた。
卓球クラブが終わると、カギを持っている卓球クラブの生徒により体育館は閉められる。
プールの出入り口は体育館にしか無く、更衣室も体育館内にあるのだった。
そのことに気付いたが恐怖心は無く、むしろ好奇心の方が強かった。
下校時刻の6時前くらいに、体育館でプールを見てみようと思った。
そこに答えがあるはずだと、子供なりの探求心とかあったんだと思う。
例のごとく彼女は泳いでいた。
そして、6時の下校時刻になってもずっと泳いでいた。
俺が「閉めるよ」と、卓球クラブのヤツからカギを預かってるため、閉められないが、そろそろ閉めなければ俺が怒られると思い、迷った末に帰る事にした。
最後に霊と思わしき彼女を見ようとプールに視線を送ると、彼女は背中を向けて浮いていた。
やばい!溺れたのか!?と思い、慌ててプールへの出入り口を開けた。
霊とか人間とか関係無く、溺れてるのを見てほっとけなかったのか、俺は必死だった。
プールを見ると、彼女は変わらず現実味の無い光景を見せ付けていた。
どうにかしないとと思って、火災報知機のボタンを押した。
その間に彼女の体はどんどん沈んでいく。
職員室から先生が駆けつけて来て、俺は「プールで誰かが溺れている」と言った。
すると「プールなんて使われてないんだ、誰かが泳いでるはずないだろ」と、当たり前の事を言われた。
念のためプールを棒などで探ってもらったりしたが、何も見つからなかった。
もし俺が先生に頼らず、沈んでいった彼女を必死で助けたらどうなっていたのか。
彼女を助けられたのか、それともどこかに引きずられたのか・・・。
そんな不思議な夏の出来事。
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イカ釣り
先日、祖父の一回忌の時に聞いた叔父の体験談。
叔父はイカ釣りが好きで、よく釣りに行っては沢山釣り上げて、俺もその度に何杯か分けて貰って食ってたりしてた。
んで何気なしに叔父に、最近釣りどうなの?て聞いてみたんだ。
そしたら叔父の顔がちょっと変わって、こんな事を話し出した。
叔父には自分だけのイカが集まる釣りポイントがあるらしく、夜中のうちにソコに行っては日の出まで釣るというスタイルで、そのポイントは人目につきにくい、山を下ったゴロゴロした瀬の間だったそうだ。
いつもの様に瀬に座って釣りを始めるが、その日は一杯も上がらない。
イカがよってこない日もたまにはあるらしく、あー今日はダメかと諦めかけていると後ろの山の方で暗闇の中、光るモノが見えたそうだ。
釣り人が来たのかとも思ったが、このポイントを知ってる人がはたして居るのかじっと見てると、その光るモノは輪郭がハッキリするところまで近づいてきた。
それは女だったそうだ。
異様に細長い、2メートルはあろうかという長身の若い女。
目は細めで髪の長く、背が高いと言うよりは普通の寸借で上下に引き伸ばしたような・・・
そんな感じの細長い女が、淡く発光しながらスーっと近づいてきたらしい。
驚いた叔父は、釣り道具も放り出して元来た山を駆け上がった。
後ろを振り返ると、女は細長い体をグニグニとさせながらスーっと追いかけてきている。
ただでさえ歩きにくい山を死ぬほど走りきり、止めてあった車に飛び乗ると急発進させた。
少し離れた所でバックミラーを見ると追いかけるのをやめたのか、女は車の止まってた所に立っていてグニグニと揺れていたそうだ。
以来、イカ釣りは陽のあるうちに、近くに民家のある堤防でやるようにしたとの事。
釣れる量は激減したが、もうあの場所は二度と行かんし夜釣りもせんって言ってた。
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夢魔
大学2年のとき。
同級生の友達が、ものすごいエロい夢見たって教えてくれた。
なんでも、語学で同じクラスにいる女の子とセクースした夢なそうな。
でも、奴は全然その子のこと好きじゃなかったらしく、自分でもなんでそんな夢見たのか分からなかったらしい。
しかもその内容がもんのすごいSMだったらしく、黒革の椅子に縛り付けられたその女の子をしばいたりなんだかんだしながら延々と犯し続けたらしい。
何発出しても全然萎えなかったんだと。
朝起きたときは汗びっしょりで、体もまともに動かなかったらしい。
その時は漏れは「ウラヤマシスwww」とか言いながら全然相手にしなかったんだけど、奴は、マジで普通じゃなかったんだってすげぇ怯えてた。
でも、この話は実はまだ続いてたんだ…。
それから2年がたち、俺たちもそろそろ卒業だなーって頃。
その友達の語学のクラスで飲み会があったらしい。
ちなみにそのクラスってのは2年の時から変わってないんだ。
その時には、夢に出てきた女の子は既に中途退学してたらしくて、その事と酒のせいもあってか、奴はその場にいた野郎共に2年前にみた夢のことを勢いで喋っちまって、
「俺溜まってたのかなぁ、フヒヒww」とか、のたまったらしい。
だがそれを聞いた途端、周りの男の内、数人が青ざめて
「マジかよ…その夢俺も見たわ…」
とか言い出したんだと…。
夢ってのは勿論、例の女の子を犯しつくすってやつで、内容に多少の差異はあってもその全てが凄まじいSMプレイだったらしい。
あの子は何者だったんだろうって話に当然なって、その夢を見なかった且つ、結構その子と仲良かった奴がコンタクト取ろうとしたみたいだけど、退学した後はホント消息不明になってて、連絡つかなかったんだと。
そういうわけで、結局その女の子が何者かは分からずじまいというわけだ。
パッと聞いた限り、なんかサキュバスっぽいような気がするが、その夢以外はいたって普通の子だったらしいし…なんだったんだろうな?