怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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雨乞い

俺が、小学校低学年の辺りのマジ話。

平成7年辺り(めっちゃうろ覚え)、日照り&水不足が続いて大変だった年があったじゃないですか。

俺がその日(土曜日)学校から帰って来ると、近所の妖怪お婆様連中がぞろりぞろりと、山から手押し車をカラリガラリと押しながら帰って来ますた。

家に着いてからお母様に、

「婆さんがだ何やってらっけんず~?」

と聞いてみた所、

「○○婆さんが昼寝してたら神様が夢に出て来て、○ヶ岳の頂上で褌女相撲を見せれば雨降らせるってお告げが出たんだとさ」

この時点で俺は驚愕。

『か、神様…お告げですか?神様はまだしも、褌女相撲…』

うちのお婆様も参加して居たので(orz)、詳しく話を聞いてみると、60~72までのお歴々が裸に赤褌一丁で、本気相撲をやったらすぃ。。。

次の日から、まるで

「ババァ共、汚ねぇ裸晒してんじゃねぇぞゴルァ(゚д゚#)」

と言わんばかりに雨が降りますたとさ。

【乙女】

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コンビニコピー

先客が終わり、自分のをコピーしようとフタを開けたら忘れ物が。

忘れた先客はまだレジにいたので、忘れ物が見えるよう頭の上にかかげて、

「そこのレジから3番目の方ー、忘れ物ですよー」

と叫んだ。

レジにいた全員がギョッとした顔で、私の頭の上を見つめていた。

すっごい嫌な予感とともに自分が持っていた紙を確認したら、全面的にモザイクが必要そうな猟奇的エロ漫画の原稿が手の中にあった。

持ち主は照れ笑いしながら原稿を受け取ってくれた。

数日後、ご飯食べながらニュースみてたら、忘れ物の人が警官を刺して捕まっていた。

【ブレイク】

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朝の電話

私の会社に毎朝かかってくる電話がある。

朝8時半ぴったりに鳴る。

入社したてで電話番をしていたころは、毎朝律儀に出ていた。

しかし、出ても何も言わない。

しばらくして切れる。

1週間続いたので気味が悪くなったので先輩に聞いてみたら、前からかかってきているらしく、今では誰も取らなくなってしまった、と。

確かに会社の始業は9時だから、30分も前にかかってくる電話はとらなくても良いだろう。

ある日、仕事の関係でそのくらいの時間に電話がかかってくる予定があったので、8時半の電話に出てしまった。

その電話は仕事の電話ではなく、いつもの無言電話だった。

しかし、その日はちょっとだけ違った。

生活音が聞こえた。

テレビの音だった。

次の日、呼びかけてみることにした。

「もしもし、番号をお間違えではないですか?」

そう言ったら切れた。

次の日、またかかってきた。

しかしいつもと違うのは、いつもは放っておけばいつしか切れてしまうのだが、その日はいつまでたっても切れなかった。

仕方ないので電話に出たら、男性の声で

『こちらはどこの番号ですか?』

と言われた。

警察だった。

聞くと、首吊り自殺をした男性の遺書に、

『あいつに裏切られた。あいつを殺して俺も死ぬ。』

と書いてあったらしい。

警察としても”あいつ”を探しているんだ、と。

彼の部屋の電話帳に唯一載っていた番号がこの番号だったので、確認のためにかけた、とのこと。

しかし、会社の誰もが自殺をした彼のことを知らない。

【裏技】

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倉庫のバイト

数年前、私は某会社の倉庫兼配送センターでバイトしていました。

そこは1Fがトラックの搬入口。

2Fの半分は事務所で後は商品の梱包所。

3F~5Fは倉庫になっています。

私は2Fの事務所で事務の仕事に就いていました。

蒸し暑い夏のある日。

仕事が終わらず残業をしていた時の事です。

残っていたのは私とSさんだけでした。

ここではSさんと呼びますが、どうしても彼女の名前が思い出せません。

Sさんは当時35歳で、化粧もせず地味な感じの女性です。

「死んだ人の霊より生霊の方が怖いわよ」

と急に言い出す事もあり、優しい方でしたが、何か不思議な感じのする人でした。

8:00を過ぎても中々仕事が片付きません。

普段は騒々しい所だったので、妙に事務所内がシーンと感じます。

彼女も黙々と仕事をこなしています。

車の音、虫の鳴き声さえ聞こえません。

私は急に静けさが怖くなって、Sさんに話をしようと口を開いた瞬間、

ガラガラガラガラァァァ――――――――!

突然もの凄い音が響きわたりました。

驚いて立ち上がると、また同じ音が聞こえます。

どうも3Fで誰かが台車を勢い良く走らせている音の様です。

私は咄嗟に泥棒だと思いました。

「警察に電話して早く逃げましょう!」

私はそう叫びました。

女2人では泥棒に太刀打ち出来ません。

Sさんを見ると、目を閉じて何事かを小さな声でブツブツと呟いています。

「何してるんですか!ここを出ましょうよ!」

彼女は押し殺したような有無を言わさない強い口調で、

「静かに、黙りなさい。あれは、人間じゃない」

なにか言い返そうとしましたが、何故か声が出ません。

そして一瞬、静寂が訪れたかと思うと、今度は違う音が聞こえます。

ゴォンゴォンガタン

業務用の大きなエレベーターが動いています。

事務所からもそのエレベーターは見える位置にありました。

私が見たときには3Fに止まっており、▼のマークになりました。

全身が総毛立ち、逃げようとしても体が動きません。

何かがエレベーターに乗っている!ここに来る!

そしてガタァンと音がして2Fで止まり、ガ―ンと扉が開きました。

その瞬間、Sさんは一喝する様な声を出し、金縛りみたいになっていた私は体が動き、咄嗟に耳を塞いでうずくまりました。

彼女は何か必死で叫んでいますが聞き取れません。

物凄い恐怖でした。

私は『助けて!』と、心で叫びながら震えている事しか出来ませんでした。

そんな中突然、髪の毛をグイッと引っ張られ、

「クックックッグッゥゥ……」

泣き声とも笑い声ともつかない男の声を耳元で聞き、失神してしまいました。

気がつくと彼女に

「もう大丈夫だから帰ろう」

と起こされ、私達は逃げるように家に帰りました。

不思議なのは、家に帰った時間が12:00を過ぎていた事です。

気を失っていた時間は、5分ほどだったと彼女に聞いていたし、感覚的に9:00頃に起こった事だと思っていたからです。

3日後(会社を休んだ)彼女に会うと、右半身に真っ赤な湿疹がでていました。

「心配しないで~」

と笑っていましたが、あれは何故でしょうか。

その時の事は私には恐ろしすぎて、その話題を口にする事なく会社を辞めました。

Sさんは御主人の転勤で九州に行かれたそうです。

エレベーターに何が乗っていたのかSさんにしか解りません。

あまり霊感の無い私でも、得体の知れないモノの気配は感じました。

私は音と声だけしか聞いていませんが、あの声は今でも耳に残っています。

【お持ち帰り】

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廃墟でサバゲーやったときの事

リアル工房の頃、十数人でサバゲをやったときの話。

場所は良くある荒れはてたホテル跡で、人家からかなり離れているので誰も来ないし、出るという噂からヤンキーすらあまり来ない。

それに、ゲームに興奮するあまり嫌な気分は吹き飛んでいたし、怖いと言うと馬鹿にされる風潮が仲間内にあった。

さんざ遊んだ後、五階の大部屋でみんな集まって装備の手入れをしていると、誰ともなしに

「遊んでいる最中に気配を感じる」

と言い出した。

狙い狙われる遊びだから気配がするのは当然なんだけど、それとはちょっと違うと言う奴が殆どだった。

かくいう俺もそうだった。

そんな話をしていると、下階から誰かが上がってくる足音が響いた。

車やバイクが来た音がしないので、肝試しにきた集団ではないようだった。

みんな強力なライトをもっているので窓から下を照らしたけど、自分達が乗ってきたバイク以外は何も無かった。

付近に民家はないし、数十分の山道を歩いて登ってきたとは思えない。

頭の片隅に噂話が渦巻いていたけど、強がりたい年頃だったし気分だけは兵士なので、足音の存在を確かめようとした。

部屋から顔を出して階段の方をライトを照らしながら、

「警察の方ですか?僕達遊んでいるだけですけど」

とか、

「肝試しですか」

と呼びかけても返事無かった。

その間も足音は段々と近づいてくる。

「何か用ですか?」

「お邪魔だったら帰りますけど」

と、幾ら話し掛けても一向に返事が無い。

このころになると本気で怖くなってきた。

ヤバイ帰ろうという事になり、荷物を手早くまとめ、「大声を出すな」とか「走り出すの禁止」と言い合って廊下に出た。

そして足音のする階段とは別の階段から降りることになり、下る前にもう一度足音のする方をみんなで見た。

嫌なことに、足音はこの階まで達して廊下にまで響いているけど、ライトの光の輪に中に誰も居ない。

そして足音がだんだんと早くなって早足になると、先の取り決めを忘れてみんな走りだした。

階段を駆け下りでいると上で物凄い音がしたけど、もしかしたら足音が反響しただけかも知れない。

でも十分怖かった。

「ヤバイヤバイ本気でヤバイ」

と言いながら駆け下り、バイクに乗って、エンジンのかかりの悪い奴を罵倒しつつ、誰もがホテルから目が離せないでいる。

そして全員のエンジンがかかると、我先にと走り出した。

麓のコンビニまで行くと、これで安心と言う気がしてきた。

そして店の前で話していると、俺は気が付かなかったけど、数人が走り去りながら窓から顔が見えたと言った。

さらに真っ先に走り出した奴が、廊下で男女ともわからない青白い顔がとつぜん見え、体が透けていたと語った。

コンビニの駐車場から山の上を見つつ、もう行かないと決めた。

【自宅で】