「 田舎の怖い話 」 一覧
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イカ釣り
先日、祖父の一回忌の時に聞いた叔父の体験談。
叔父はイカ釣りが好きで、よく釣りに行っては沢山釣り上げて、俺もその度に何杯か分けて貰って食ってたりしてた。
んで何気なしに叔父に、最近釣りどうなの?て聞いてみたんだ。
そしたら叔父の顔がちょっと変わって、こんな事を話し出した。
叔父には自分だけのイカが集まる釣りポイントがあるらしく、夜中のうちにソコに行っては日の出まで釣るというスタイルで、そのポイントは人目につきにくい、山を下ったゴロゴロした瀬の間だったそうだ。
いつもの様に瀬に座って釣りを始めるが、その日は一杯も上がらない。
イカがよってこない日もたまにはあるらしく、あー今日はダメかと諦めかけていると後ろの山の方で暗闇の中、光るモノが見えたそうだ。
釣り人が来たのかとも思ったが、このポイントを知ってる人がはたして居るのかじっと見てると、その光るモノは輪郭がハッキリするところまで近づいてきた。
それは女だったそうだ。
異様に細長い、2メートルはあろうかという長身の若い女。
目は細めで髪の長く、背が高いと言うよりは普通の寸借で上下に引き伸ばしたような・・・
そんな感じの細長い女が、淡く発光しながらスーっと近づいてきたらしい。
驚いた叔父は、釣り道具も放り出して元来た山を駆け上がった。
後ろを振り返ると、女は細長い体をグニグニとさせながらスーっと追いかけてきている。
ただでさえ歩きにくい山を死ぬほど走りきり、止めてあった車に飛び乗ると急発進させた。
少し離れた所でバックミラーを見ると追いかけるのをやめたのか、女は車の止まってた所に立っていてグニグニと揺れていたそうだ。
以来、イカ釣りは陽のあるうちに、近くに民家のある堤防でやるようにしたとの事。
釣れる量は激減したが、もうあの場所は二度と行かんし夜釣りもせんって言ってた。
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屋根裏の通路
子供の頃、ばあちゃんの家に遊びに行った時のことです。
同じくらいの年のいとこ2人と姉と、かくれんぼをはじめました。
鬼になったのは一つ下のいとこでした。
ばあちゃんの家に行く度にかくれんぼばかりしていたので、ばれにくい所は過去にもう隠れたことがあり、(タンスの上のダンボールの中や玄関の下駄箱の下など)隠れる場所が殆ど無かったのですが、その日も気合を入れて、隠れる場所を探し始めました。
ふと目に付いたのが、仏間の押入れ。
上の段に上り何気なく上を見ると、板がほんの数ミリくらいずれていました。
押してみたら持ち上がったので、そこに這い上がり板を元に戻して、外から漏れる光を頼りにあたりを見回すと、屋根裏というよりトンネルみたいな、長い通路のようになっていました。
ばあちゃんの家は細長い平屋だったんですが、どうやら端から端までありそうなくらいの通路です。
高さは大人がハイハイしてやっとくらい。
押入れの近くにいるとバレると思った私は、とりあえずその通路を移動することにしました。
古い家なので隙間も多く、真っ暗でもなかったので、あまり恐怖も感じず、四つん這いになってどんどん進んで、もうすぐ家の端まで着くぞという時に、突然天井と言うか、這ってた屋根裏の板が途切れてて、私はそのまま頭から落ちてしまいました。
落ちた先には古くてかび臭い布団が沢山置いてあったので、幸い怪我も無かったんですが、どうもおかしいんです。
ばあちゃんの家にそんな部屋はない。
上を見上げると、自分が落ちてきた場所が見えたんですが、結構高く、どう見ても平屋の一階と言うよりは地下。
周りは土と石でした。
なんとか上ろうと思って手で回りを探ると、何かスイッチのようなものがあったので押してみると、上からぶら下がったコードに付いていた裸電球が点きました。
明るくなったことで、回りの状態を見ることができました。
壁にぽっかり空いた横穴。
とりあえず這い上がるのは無理そうだし、この穴を通ればどこかに出られると思い、四つん這いになってその横穴を進み始めました。
地面にはさっきあったような布団が敷いてあるようです。
ジメジメしてて気持ち悪かったけど、だんだん怖くなってきたので、どんどんどんどん進んでいき、もう電気の明かりも届きません。
なんだか微妙に登り坂になっていて、ちょっと疲れたけど、それでもどんどんどんどん進んで行くと、いきなり何かにぶち当たりました。
薄いベニヤ板みたいなものが立てかけてあったらしく、板が倒れて穴からようやく脱出・・・したのはいいんですけど、見た事もない部屋。
木の檻っていうか、格子がはまってて、出口らしき所には大きな鍵がついていて出られません。
恐さがピークに達した私は、大声で泣き喚きました。
すると、檻?の外の更に外から女の人の声が。
「誰かいるの?」
「わかんないけど、ここに来ました!助けてください!」
「ちょっと待ってて!」
ガチャガチャと音がして、檻の外の扉が開きました。
どこか蔵の中の、小部屋のようなところにいるようです。
「ここの鍵ないんだよね。ちょっと待っててね」
少しして、おっさんが現れました。
不思議そうな顔をしながらも、鍵をガチャガチャやったり引っ張ったりして、開けようとしてましたが開かず、結局斧で叩き壊して救出してくれました。
名前とどこからきたのか聞かれ、ばあちゃんの家から穴を通って、何故かここに出たことを説明すると、おっさんがばあちゃんの家まで、おんぶして連れて行ってくれました。
家で遊んでたはずが、おっさんにおんぶされて帰ってきた私に、じいちゃんもばあちゃんも驚いていました。
私が
「この人に助けてもらった」
と説明すると、不可解ながらも、にこにことお礼を言ってました。
しかし
「この子が、どこからか穴を通ってうちの蔵に入った」
という話をおじさんがした途端、二人は突然
「出て行け!」
と怒鳴りだし、おじさんを追い帰してしまいました。
なんかすまないことをしたなぁと思った私は、じいちゃんに、
「仏壇の部屋の押入れから行ったんだよ。穴があのおじさんの家のほうまで繋がってて、勝手に蔵に入っちゃったんだから、おじさんは悪くないよ」
と説明しました。
するとじいちゃんは、
「そんな所から、あんな遠くまで繋がってるわけが無い!」
と怒鳴り、仏間に行くと、天井を沢山の板と釘でめちゃくちゃに打ち付け、塞いでしまいました。
その後は恐くて、あのトンネルのことは口にできませんでした。
だから、あれが何なのかはさっぱりわかりません。
蔵のあった家にはその数ヶ月前まで、人付き合いを殆どしないおばあさんが一人で住んでいたんですが亡くなり、其の後、私を助けてくれた夫婦が住んだものらしく、蔵のことはよく知らなかったようです。
じいちゃんはとっくに亡くなり、ばあちゃんも数年前に亡くなり、今はあの家は人手に渡っています。
最近両親に聞いてみましたが、そんなもの知らないと言ってました。
あれはなんだったんでしょう?
大量の布団。
電気。
トンネル。
考えるとなんか恐いので、あまり考えないようにしています。
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峠の公園
今から14年程前。
夜な夜なバイクで峠に走りに行ってたんよ。
場所は大阪と奈良の境にあるH道路ってとこ。
そこで知り合った人に起こった話なんだけど、知り合いって言っても『ああ、あのCBRに乗ってる人か』ってぐらいの知り合いで、あんまり話したこともなければ、名前も知らない。
当時は、そんな知り合いがいっぱいいたよ。
で、ある日、そのCBRの人の事で変な噂を聞いたんよ。
そう言や最近見かけないなーって思ってた所だったから、妙にその噂が気になって、色んな人に聞いたんだけど、聞く相手によって話が微妙に違うの。
いいかげんなもんだなーって思った。
だいたいこんな内容だったと思う。
『CBRの人とその友達とでどっかに遊びに行ったら、野犬に出くわして、バイクで逃げたCBRの人は助かって、走って逃げた友達のほうは野犬に襲われて死んだ』
ってな感じで、人によっては、『両方走って逃げたけど、池の方へ逃げた友達が野犬に追いつかれて殺された』って話したりしてた。
話の元になったのは新聞の記事で、俺は残念ながらその新聞を見てないからわからないんだけど、誰かが死んだのは間違いなかったみたい。
この辺の話なら、当時H道路に居た人なら聞いた事があると思う。
新聞を読んだ人らが話してたのは、ただの野犬の話だったんだけど、俺があちこちで聞いて回ってたもんだから、しばらくすると『CBRの人の彼女から聞いた』って言って、とんでもない話をする人が出てきた。
その話には野犬なんか出てこない。
かわりに洒落にならないモノが出てくるんよ。
その話でもたいがい怖かったんだけど、実はそれから数年後に偶然CBRの人と会って、もっと確かな話を本人から聞いた。
これからは、その時聞いた話。
CBRの人とその彼女、CBRの人の友達(ややこしいから以降TZRの人)とその彼女、計4人で夜景を見に行こうとして、二台のバイクにそれぞれ彼女を後ろに乗せて、生駒山をウロウロしてたんだって。
だけど、なかなかいい場所が無くて、いいかげんウロウロするのに飽きて、たまたま見つけた夜景なんか殆ど見えない公園で休憩してから帰ろうってなったらしい。
4人とも初めての公園で、公園の名前は知らないって言ってた。
小さい公園で、入ってすぐの所左手にトイレがあって右手奥に池がある。
そんなとこ。
深夜だし、なんか気味が悪いなとは思ったし、女どもは「怖い怖い」って言ってたけど、なんせ疲れてたから休みたくてベンチを求めて池の横を通って公園の奥へ歩いて行くと、いきなり池の方から
「ドボン!」
って音。
池の方を見ると、おっきい波紋ができてる。
かなり大きな石を投げ込んだような音だったって言ってた。
その池は周囲をぐるっとフェンスで囲まれてて、そのフェンスを越えるぐらいの高さまで、さっきの音を出せるぐらい大きな石を投げ上げるのは、かなりの力持ちじゃないと無理。
って言うより、力持ちどころか自分ら以外に誰も居ないのに、そんな音がしたのでほんとにビビったって。
TZRの人の彼女が怖がってしくしく泣きだしたし、CBRの人も休憩する気が失せるぐらいビビったので、もう公園から出ようって事になって入り口に戻る為、池の横を通ろうとした瞬間、また
「ドボン!!」
さっきより池に近かったから、深夜で真っ暗だったけど見えたって。
「最悪な事に、ソレをハッキリ見てもーた」って言ってた。
すぐ近く音がした場所に広がる波紋の真ん中、音がしてからちょっと遅れて、ぽこっと何かが顔を鼻から上だけ出したんだって。
じっとこっちを見てたってさ。
「人間の幼稚園児みたいな顔だけど、目がおかしなとこにあった」
目が合ったんだって、その波紋の真ん中の顔と。
そっからはよく覚えて無いらしいんだけど、
「うわーーーー!!」
って誰かが叫んで、いや、俺が叫んだのかも知れないって言ってた。
あるいはみんなが叫んだか。
走ってバイクの所まで戻って、彼女が来るのを待ってたのを覚えてるって。
すごく長く感じたって言ってたけど、時間にしてたぶん10秒も無いぐらい。
TZRの人はすでに彼女も後ろに乗ってて、エンジンをかけようとしてたから、よけいあせったのかも。
とにかく、気が狂いそうな程怖かったから、彼女が泣きながらノロノロ走ってくるのに我慢できないぐらい腹がたった覚えがあるんだって。
その時、確かに聞こえてたから。
池の方から
「ケケケケケケケケケケケケ」
って子供のような笑い声。
後で彼女も聞こえてたって言ってたらしいよ。その笑い声。
しかもその時、ノロノロとしか走れなかったのは、腰が抜けてたかららしい・・・。
人間て、腰が抜けてても走れるもんなんかな。
とにかく、彼女がようやくたどり着いてバイクの後ろに乗った時には、すでにCBRのエンジンがかかってて、いつでも出れるようになってたんだけど、どういうわけかTZRの方のエンジンがまだかかってない。
知ってる人もいるだろうけど、CBR(250R)ってのは、セルっていうボタンでエンジンがかかる。
だけどTZRってのは2ストで、キックっていうレバーを踏み込んでエンジンをかける。
TZRの人は狂ったように何度も何度もキックを踏んでるんだけど、まるでかからない。
CBRの人は、自分の彼女を待つだけでも怖くて怖くて仕方がなかったのに、今度はTZRのエンジンがかかるまで待たなきゃならない。
だけど、公園の入り口近く、池じゃなくてすぐ近くから
「ケケケケケケケケケケ!!」
って聞こえた時に、迷わずTZRの人達を置いて逃げた。
池にいた何かが池を出てフェンスを越えて、自分達のすぐ近くまで来てるってわかったから。
この後何があったのかは、CBRの人は知らない。
もちろん、CBRの人から話を聞いた俺も知らない。
とにかく、CBRの人とその彼女はそのままCBRの人の家に行って、しばらく経ってからTZRの人とその彼女の家に電話したんだけど、電話に出た家の人に、『まだ帰ってません』って言われたって。
当時、携帯なんてみんな持ってなかったからね。
何度か電話して『まだ帰ってません』を何度か聞いて、さすがに心配になったから、家の人に事情を話して、またあの公園に行ってみたんだって。
彼女を置いて一人だけで。
TZRの人らを置いて逃げてからそんなに経ってないけど、公園に着く頃には辺りはすっかり明るくなってたって言ってた。
CBRの人がその時見たのは、公園の入り口で倒れたTZRと、その横で座り込んでずっと笑ってるTZRの人の彼女。
TZRの人はどこにも居ない。
すぐにパトカーと救急車を呼んだんだけど、結局TZRの人が見つかったのはその翌日で、公園の池の中から全身を犬に噛まれたようなボロボロの状態で死体で見つかった。
それで新聞には『野犬に襲われ死亡』って出たんだけどってCBRの人は言ってた。
「池はフェンスに囲まれてんだから、犬なんかじゃない」って。
そうそう、TZRの人の彼女はそのまま入院したんだけど、それっきりCBRの人と疎遠になっちゃって、池から出てきたのは何だったのか聞く機会が無くなったって言ってた。
もっとも機会があっても、なかなか聞けないけどね。
彼氏が死んだ時の話なんか。
やれやれ、やっぱだいぶ長くなったなーごめんね。
それまでこの手の体験談って、『見た』とか『聞いた』とかばっかだったから、ほんとに人が死んだってのがすごく衝撃だった。
その場にいた本人から聞いたから、怖いのかもしれないな。
この話を聞いてから、何度かその公園を探しに行こうと思ったんだけど、やっぱ怖い。
俺の支離滅裂文で読んでも怖さが伝わらないかもな。
そんな人はこの公園を探してみて欲しい。
大阪からだと、H道路の左手、K峠の手前あたりって言ってた。
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冬のキャンプ場
平日冬、シーズンオフのキャンプ場を貸し切りにした。
霧雨の海辺、松林の切れ目にテントを張った。
中に座って前室で夕飯を炊いてると、後ろで、かしょかしょかしょかしょ…と音がする。
床とグランドシートの間あたり。
鼠かね、と思って物を投げると鳴り止む。
それでも、10分するとまたかしょかしょ…その繰り返し。
この警戒心の無さは鼠じゃねえな、とビビり出した。
酒飲んで気分が乗ったタイミングで来るのでタチが悪い。
夜も更けて角瓶が空く頃にやっと閃いた。
そういえば、近くでアカテガニがいたな、大きさといい間違いない。
アルコールも手伝って、絶対捕まえてやろう、って思ったわけ。
鳴った瞬間に床のシート越しに掴もうと。
かしょかしょかしょ、掴んだ。
完全に「子供の手」だったわ。
薄いシート越しに妙に暖かいの。
スッと引込んでったけどね。
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丑の刻参り
二年前の話だけど、俺は親友のSと某有名神社に行ったわけだ。
深夜、腹が減ったので牛丼屋で飯を食べてる時に、Sがいきなり
「丑の刻参り見たくね?」
と言い出したんだ。
俺は、
「そんな古臭いのん、今の御時世ないやろー」
と言ったんだ。
そしたらSが、俺の後輩が某有名?寺で藁人形を見つけたらしいとのこと。
俺は幽霊は無理だが人間には勝てると言っていた手前、かなりビビってたが了承したんだ。
Sが後輩に連絡を取り、寺の場所と藁人形を発見した場所を聞きだし(夜中にすまん。後輩)目的地に向かったんだ。
思っていたよりも遠く、車で1時間半ぐらいかかったが何とか着いた時には時間は深夜2時半ごろ。
車を寺の脇の駐車場に停め。
柵を乗り越え、Sの後輩に聞いたおよその場所に向かい歩きだした。
懐中電灯を持っていたものの雰囲気があり、とても怖かった。
20分ぐらい林の中を歩いた頃、どこからか話し声が聞こえる!!
俺とSは顔を見合わせた。
やはりSにも聞こえてるらしい。
数人の男の声が…
しかしその時に俺は
「丑の刻参りじゃないやん!」
と思ったがすぐに、
「確認しよう!」
とSが言い出した。
俺は変な事件に巻き込まれるのも嫌なので止めようと言ったが、Sはかなりやる気になっていて断りきれなかったんだ。
林の中は枯れ葉が沢山落ちていて、歩くたびにカサカサと音をたてるので俺は
「バレるやん!!」
とかなりテンパっていたが、Sが
「風も強いし歩かなくてもカサカサゆうから大丈夫やろ!懐中電灯消していくぞ」
と返された。
話し声の主はすぐに見つかったんだ。
でもすぐに変なことに気づいた。
1人しかいてない…
しかも女…
えっ!!まじで!!なんで!?やばい!!ってパニック状態。
すると、女がいきなり俺たちのいる方向に走り出してきた。
俺は心底ビビってしまって動けなかったが、Sが
「逃げるぞ!!走れ!!」
と言う言葉でやっと体が動き、全速力で走った。
後ろからは女の
「うびやあらはなるはな」
みたいな声が聞こえたが走り続けた。
そしてSとはぐれてしまった。
気がつくと背後からの叫び声も聞こえなくなっていたので、木の陰に隠れて息を潜めてたんだ。
周りの気配を息を潜めて伺っていたが、もう安全だと思いSに電話しようと思ったが、Sの居場所があの女にバレるかと思い車まで戻ることにしたんだ。
車に戻るとSはまだ帰ってきてなかった。
取り敢えずタバコを吸い待ってたが、帰ってこない!
Sが女に捕まったと思い、戻るかどうか考え戻ることにしたんだ…
少し戻ると、Sの歩いてる姿を見つけホッとしてSに近づいた。
「大丈夫かぁー」
と言うと、Sがガタガタ震えながら
「あの女は普通じゃないイカレてる」
と言い出した。
よく見てみるとSの手から大量の血が…
話を聞くと、隠れていたが女に見つかり揉み合いになった時に噛みつかれ喰いちぎられたと…
血の量が凄かったのですぐに病院に行くことに。
車に戻ると後部座席のガラスが割られて、中を見ると何故か大量の血が…
実話だから話はこれで終わりです。
でも何故俺の車の場所がわかったのだろう?
もしかしてタバコを吸ってるときずっと見られてた??
今もSの手は一部欠損してます。