怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 事件 」 一覧

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中古車屋

ある中古車屋で働いていた頃の話。

誰が見ても商品の割りにメチャクチャ安い車が1台あった。

車は高級だし、年式も新しく、キレイで程度もいい。

俺は、てっきり事故車か何かだと思って店長に聞いてみたら、

「あーあの車は七輪で3人自殺した車なんよ・・・。」

その遺族が処分して欲しいと、タダ同然で置いていったらしい。

案の定、次の日に速攻売れました・・・

【お持ち帰り】

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痛い思い出

中学、高校の頃の痛い思い出。

俺の先輩は札付きの悪で、その親父が地元で有名なヤクザの一番偉い人。

先輩の母親は薬物中毒で他界という、痛い家の悪い先輩がいた。

中学から付き合ってた彼女カナ(仮名)は、普通のちょっとだけ裕福な程度の家の次女。

頭は学校で一番優秀で、容姿も激カワイイで俺の自慢だった。

若い頃は俺も結構悪い事をしたもので、その先輩と授業抜け出しては遊びまくった。

中学のあるとき、先輩の家で先輩の彼女と、俺と俺の彼女と、先輩の友達と先輩の5人でプチ宴会みたいなのをやる事になった。

行ってみたら凄いデカイ和風の家で、黒塗りの高そうな車もいっぱいあった。

ガラの悪い明らかに堅気とは思えない人たちが出入りしていた。

5人の予定が、何故か先輩の彼女はこないので4人で遊ぶ事になった。

不良といってもまだ子供で、普通にプレステしたりして遊んでいた。

「負けたヤツは浣腸な」

なんて言って罰ゲームで遊んでたけど、当然俺の彼女もいたので彼女が負けたときは

「先輩、女はちょっと・・・」

と俺は必死に止めようとした。

すると急に不機嫌になって、微妙な雰囲気になってきたんだ。

先輩「じゃ、コーマンみせろや」

俺「・・・それもちょっと、一応、俺の彼女だし」

彼女「あははは・・(苦笑い)」

何話したかはよく覚えてないが、ますます気まずい雰囲気になったので俺は帰りたくなってきた。

そのとき隣の部屋から、先輩の親父さん(ヤクザ)が見にきたんで挨拶した。

先輩の友達はびびってしまったのか、すっかり無口になって途中で用事とか言って帰っていった。

そろそろ暗くなったので、俺も帰ろうとしたとき。

俺「そんじゃあ 失礼しました また明日っす」

先輩「おう」

俺「カナ、帰るべ」

先輩「この子は泊まっていくって、な?」

なんでそうなるんだ?いきなり。

俺は冗談じゃないと思った。

でも先輩には逆らえないし、逆らうと何をされるかわかったもんじゃない。

俺は、ほんの十秒くらいだったが、まるで何時間も考えるように葛藤した。

結果的に彼女を連れて帰ることはできなかった。

そして次の日から彼女は学校にこなくなった。

正確には行方不明になった。

彼女の親が捜索願いを出していたんだ。

俺は事実を知っていたけど言わなかった。

いや言えなかった。

結局、俺が最後に彼女に会ったのを知ってる友人の発言で、俺が警察に呼ばれて全てを話した。

ヤクザの家に置いてきたと・・。

それから半年くらいたったが、彼女は以前行方不明。

ありえないことだが、警察も地元のヤクザの一番強い組の親分には手を出しにくいのだろう。

噂じゃ芸能界や政治にも先輩の親は手を出していると聞いていた。

彼女の両親も、実の娘がヤクザの家に囚われているというのに、びびって何もできないのか。

いや、普通の人間ならそうだろうなと半分あきらめた。

それからさらに半年、俺は高校生になっていた。

悪友の先輩との付き合いもまだあった。

それから、先輩の家に行く事もなんどかあったが、彼女は見なかった。

俺は勇気を出して聞いた。

俺「あの先輩、カナってどうなったんすかね?いやね、あの女とかどうでもよかったんすけどね、一応きになったんすよ(ホントはまだカナが好きだった)」

すると驚くべき回答が帰ってきた。

なんとカナは先輩の親父の女になっているという。

それだけじゃなく、夜の相手もよくしていてヤクザ親父のお気に入りらしい。

今は離れた場所のマンションに住まわされているらしい。

それだけではなく、中学のころから年齢を偽って、マイナーなAVや、ソープやキャバクラで働かせられ、金を稼がされているらしかった。

俺は怒りがこみ上げてきたが、あまりに無力で何もできなかった。

俺はあの夜のこともきいた。

俺がカナを置いてきた夜だ。

実はあのパーティは仕組まれていて、女を先輩のヤクザ親父に差し出すためのオーディションみたいなものだったらしい。

先輩が自分の彼女をドタキャンさせるはずだ。

それでヤクザ親父の目にとまり、俺が帰った後すぐに寝室につれていかれ、次の日の朝までヤクザ親父に抱かれたらしい。

しかも今までヤクザ親父の子を妊娠して中絶させられたのが数回あったらしい。

そのとき中学から高校に入ったばかりで、俺は壮絶なショックを受けた。

でもヤクザの世界では珍しいことではなく、むしろ普通らしく、もしかしたらAV女優やキャバクラ嬢ってそういう子が多いのかもしれない。

俺は彼女の住んでいるマンションに行った。

どうしても見たかった。

会いたかった。

行ってみてびっくりした。

すごく高級なマンションに住んでいたのだ。

俺は何時間も張って、彼女の出てくるのを待った。

出てきた彼女を見て驚いた。

あの真面目そうなカナが、髪を茶髪というか金髪に染めて化粧をしまくって、ド派手な白い毛皮のコートを着ていたのだ。

クビには悪趣味な金のネックレスがしてあった。

ヤクザ親父の趣味でつけさせたらしかった。

ヤクザ親父が通っているらしく、俺はずっと夜中まで張っていた。

先輩の父親、ヤクザ親父がきてすぐに扉の前で濃厚なディープキス。

その後、カナとヤクザは朝まで出てくることはなかった。

俺はむなしさや悲しさより怒りがこみ上げてきた。

あれだけ清純そうな女が、あんな穢れた事を平気でするなんて。

あれだけ俺を好きだといったのに、簡単にヤクザの女になるなんて。

なったらなったで俺には電話一つなしかよ。

一夜で女って心変わりする生き物なんだな。

俺は失望した。

信じていたのに、あんな親父に抱かれるくらいなら舌を噛んで死んで欲しかった。

自分の親を裏切り、俺を裏切ってのうのうと生きてやがって。

第一しばらく暮らしてからならまだしも、最初から毎晩中田氏で抱かれまくっていたのが信じられない。

青春の痛い思い出でした。

【体験談】

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彼のトラウマ

私の彼は、長い黒髪の女にフェラされるのが嫌いです。

なんでもごくごく幼い頃の記憶に、長い長い黒髪の女に無理矢理しゃぶられた記憶があるからだそうです。

どこかの薄暗い小屋のようなところで、古いストーブの上に座らせられ、足元に跪いた黒髪の女が一心不乱におちん×んに吸い付いている・・・

彼は、なぜその女がそんなことをするのか理解できず、しかしなぜか(泣くと殺される!)という思いがあり、黙って我慢していたそうです。

途中で女が、ふっと顔を覆っていた縮れた黒髪をかきあげ、隠れていた顔が露出しました。

女の顔は異様に小さく、まるで骸骨の上に直接皮膚を貼り付けたような面立ちだったそうです。

なにより怖かったのが、女に眉毛がなかったこと。

そして眼球が絶えずぴくぴく上下に動いていたことだとか…

女の顔を見た直後、知らないおじさんが入ってきて女を殴り飛ばし、彼を救出して家まで送ってくれたところまでで記憶は途切れているそうです。

彼は長い間、その出来事が夢だと思っていました。

家族の誰に聞いても、そんな眉なしの女のことは知らなかったからです。

しかし20数年が過ぎ、仕事でN市に行った時、彼はその眉なし女に再び会ってしまったんです。

N市の古い住宅街に行った彼は、その町並みが妙に懐かしく思えたそうです。

それもそのはず、N市にはかつて彼の親戚が住んでおり、小さい頃によく遊びにきていたのでした。

懐かしさのあまりその辺を散策していた彼は、大きな公園に行きつきました。

そこの運動場で確かに従兄弟と遊んだ記憶があったので、彼はふらりとその運動場に立ち寄りました。

そこに、あの眉なし女がいたのです。

薄汚れたベンチに腰掛け、運動場で遊ぶ小さな男の子達をじーっと見つめる女・・・

髪はほとんど白くなり、顔は小じわだらけでしたが間違いなくあの女でした。

彼は恐ろしくなり、すぐに公園から逃げ出したそうです。

幼い日の記憶が夢ではなかったことがわかって、彼はますます長い黒髪の女が嫌いになりました。

私は仕事上、髪を短くすることができないので、彼の前では絶対に髪を解かないようにしています。

【愛テク】

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仏壇の目

叔母さんが久々に俺の家に遊びに来て、つい先日見たテレビの恐怖特集の話になって、

「そんな幽霊とかいるわけねーじゃん!」

みたいな会話をしてた時だった。

その叔母さんが、昔お客さんから聞いた話を教えてくれたんだ。

俺の叔母さんは、ちっちゃい小料理屋・居酒屋をやってた。

その居酒屋ってのは、郊外の辺鄙な場所にあるもんで、常連さんが多いのは当然なんだ。

たまに新しいお客さんが飲みに来るのは珍しい。

その中に、月に2、3度来るようになったオバサンがいるんだけど、このオバサンが酒を飲みながら叔母さんに語った話。

オバサンは結婚して20年くらいになる亭主がいたんだけど、この亭主がえらくダメなヤツだったそうで。

もう子供達は大きくなって家を出ていたんだけど、亭主はオバサンに毎日のように、金をせびってフラフラ遊んでばかり。

おかげでオバサンは少なくない借金を抱えていたそうだ。

さらに亭主は精神病の気もあって、たまに昂ぶって暴れたりすることもしばしば。

亭主は、借金の話になるともう手がつけられなかったそうだ。

でもそんなことがあったかと思えば、死人のように暗い顔をして、部屋にこもっていたりもする。

このオバサンは毎日、パートから疲れて帰ってきては亭主と口論、そんな毎日を送っていた。

そんなある日、いつにも増して激しい口論の末、亭主はオバサンをしたたかに殴りつけた後、ヒステリーを起こして暗い戸外へ出て行ってしまった。

家の外から、オバサンを罵倒するような大声が遠ざかっていくのが聞こえていた。

またこれだ。

いつになったらこんな生活から開放されるんだろう。

いっそのこと死んでくれれば・・・

いや、殺してやろうか・・・?

そんなことを考えながら、オバサンは仏間に行って布団を敷き、もう寝ることにしたんだそうだ。

仏間には扉のしまった仏壇と、布団が一枚、敷いてあるだけ。

明かりが消され、豆電球の弱々しい光が部屋の中をぼんやりと照らしていた。

どれくらい経っただろうか。

急に「ドン ドン ドン ドン」大きな音でオバサンは目を覚ました。

こんな時間に誰かがたずねて来たのか?

それとも亭主が帰ってきたのか?

そんなことを思いながら上半身を布団の上に起こすと、おかしなことに気付いた。

音は扉の閉まった仏壇からしている。

「ドン ドン ドンドンドンドンドン」

どんどん音は大きくなってくる。

何かが仏壇の中から、観音開きの扉を叩いている。

オバサンはあまりのことに動けなくなって、じっと仏壇の扉を見つめている。

「ドンドンドンドンドンドンドン!」

もう仏壇全体が揺れるくらいの、凄い力だ。

するとその振動と音がピタッと止んだ。

静寂の中で、仏壇を見つめているオバサンはあることに気付いた。

閉まっていた仏壇の扉が、3、4センチ程、僅かに開いている。

そしてその隙間の暗闇から、目玉が二つ縦に並んで、こっちを睨んでいるのがうっすらと見えた。

オバサンが「ウワッ!!」と叫ぶと、その目玉はふっと消えた。

明かりをつけると、仏壇はズレたままだし、扉も開いたままだ。

怖くてしょうがないオバサンは、家中の電灯をつけて、居間で朝が来るのを待ったんだって。

翌日の正午近く、オバサンの家に近所の人と警察が尋ねてきた。

なんと亭主が、家から数分の雑木林で首を吊っているのが見つかったらしい。

どうやら死んだのは昨日の深夜。

オバサンが仏壇の異変を目の当たりにしたその時刻だ。

借金を苦にしての自殺とされ、その後は事後処理にもう大騒ぎだったんだけど、オバサンは昨夜の体験を誰にも話さなかった。

亭主が死んで数年たって、ようやくこの奇妙な体験を人に話すようになったそうだ。

「人が死んで喜んではいけないとは思うけど、死んでくれて、本当によかったよ。」

オバサンは、ママである叔母さんにこう語った。

あの日、仏壇から覗いていた目は亭主のものだったんだろうか?

この話を聞いた自分はそう思ったんだけど・・・

「そんなこともあるんだねぇ」

で簡単に済ませちゃう叔母さんにどんな怪談より、そういう霊的な何かの存在を信じさせる説得力を感じた。

【自宅で稼ぐ】

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押入れのシミ

洒落にならんと言うか、なんか生々しい話。

10年ほど前。

引っ越す時に荷物を運び出してから最終チェックしたんだが、その時、押入れの壁に何か染みができてるのを見つけた。

なにぶん男の一人暮らしだったもんで、押入れの中にもゴミを放り込んでたこともあったから、それの汁かなってことで、とりあえず雑巾で拭き取っておいた。

そこを引っ越すことになった理由と言うのはまぁ色々あるんだけど、隣人のやかましさに辟易したってのもあったんだ。

いかにもDQNぽい母親と男の子だったんだが、とにかくその母親がヒス起こすわけ。

引越し前の1週間ぐらいは静かだったんだけどね。

そんでまあ新しい部屋への引越しも済んで1ヶ月ぐらい経った頃、何気なくTVを見てたら、なんとあのDQN母が逮捕されたってニュースが流れてる。

えーっと思って聞いてると、どうやらあの男の子をはずみで殺してしまい、そしてその死体を自宅の押入れの中に放り込んでおいたそうだ。

男の子は昨日発見され、その時点で死後約2ヶ月。

で、捕まった母親の方はと言うと、先月中旬頃(俺が引っ越す1週間ほど前)から実家に帰っていて、そこで逮捕されたらしい。

それを聞いてまあ大体のことは納得が行ったんだけど、少し腑に落ちないことがある。

俺がDQN母の怒鳴り声を聞いていたのは引越しの1週間前まで。

一方、男の子は死後2ヶ月。

その間に半月以上のラグがあるわけだけど、その間は間違いなく俺はDQN母のヒスを確認している。

精神に異常をきたしてたと考えれば不思議ではないんだけども。

あと、あの押入れの染み。

あまり考えたくはないんだけど、もしかしたらあのアパートは押入れ同士が背中合わせになるような作りだったんじゃないだろうか。

確認する気にはなれなかったが…

幽霊だとか心霊じみたことが起こったわけではないけど、今でもあの時の隣室の様子を想像すると、なんだか怖気が上ってくる。

そんな体験ですた。

【体験談】