怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 謎 」 一覧

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巨頭オ

数年前、ふとある村の事を思い出した。

一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。

心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。

連休に一人で車を走らせた。

記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。

村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、その看板を見つけたときあれっと思った。

『この先○○km』

となっていた(と思う)のが、

『巨頭オ』

になっていた。

変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。

車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。

車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、頭がやたら大きい人間?が出てきた。

え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!

しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。

両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。

車から降りないでよかった。

恐ろしい勢いで車をバックさせ、とんでもない勢いで国道まで飛ばした。

帰って地図を見ても、数年前に言った村と、その日行った場所は間違っていなかった。

だが、もう一度行こうとは思わない。

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なんだったんだ・・・

小学生の時、昼休みに国語のおばちゃん先生と渡り廊下ですれ違ったんだ。

だから元気よく「こんにちわ!」って挨拶したんだ。

そしたら先生、目を見開いて、

「なんで、こんにちわなんて挨拶するの!?会釈すればいいのよ!?いい!?朝は『おはようございます』放課後は『さようなら』!お昼は『会釈!』」

「『こんにちは』なんて挨拶は、お客さんが来たときだけすればいいの!わかった!!」

なんてそりゃもうすごい剣幕で怒られた。

俺が泣きそうになってたら教頭登場。

事の顛末を俺と先生両方から聞き、その後、俺は解放。

先生は職員室に連れて行かれた。

で、放課後、校内放送で職員室に呼び出されて行ってみたら、その場でしばらく待たされて、校内の手が空いてる先生全員集合。

教頭先生が教員に全てを話し、国語の先生つるし上げ。

挨拶しただけの俺は、なぜか他の先生方から拍手を受け取る。

国語の先生、来学期で引退した。

挨拶して怒られたあげく、大勢のオトナに注目され、拍手されて、対人恐怖症になって通院した。

マジで怖かった。

【でじほん!】

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車の下の何か

7~8年前、茨城の下妻に出張した時のこと。

宿泊したのは、下妻の繁華街(?)から車で少し行ったとこ。

地ビールと温泉があって、出来たばかりなのか新しくてきれいだった。

温泉に入り、地ビールでご機嫌になった俺は、ロビーのテレビで野球中継を見てた。

俺の他にもロビーには4、5人いて、それぞれ思い思いのことをしてた。

突然『ギャーッ!』というような、女性の叫び声が聞こえた。

テレビからじゃない。

何だ?と思って辺りを見回すが、特に何もない。

でも、何かおかしい。

あんなでかい声なのに、誰も聞こえてないみたいだ。

不思議に思って、もう一度周りを見る。

すると、一人の女性と目が合った。

『あなたも聞こえたの?』ってな感じでこっちを見てる。

黙って頷くと、その人はこっちに寄って来て小声で話し掛けてくる。

『何なんですか?他の人には聞こえてないみたいだし…』

いや、そんなこと俺にも分からんし…、と思っていると

『あっちの方からでしたね…』

と、外の駐車場の方を指差した。

確かに、叫び声は駐車場の方からだったけど、そのホテルの駐車場はかなりの広さ。

しかも明かりはあるけど、それでもかなり暗い。

ロビーから覗き込んでると

『行って…みます?』

とか、ありえないことを言い出す。

残念なことに、男らしく「無理!」と断言するには、その女性は若くて可愛いかった…

ちょっと下心を持ちつつ、一緒に外へ出る。

駐車場は、ホテルの出入り口を出て、車が対面通行出来るくらい広い道を挟んで向こう側。

おっかなびっくり道を渡り駐車場へ。

その時、女性が駐車場の奥を指差し

『あそこ!』

とか言ってる。

指差してる方を見る。

RV車が止まってた。

「車だよ?」

『…その下の。…何?』

よく見ると、その車の下に何かある。

というより、何か…いる!

人が地面に寝転がって、もがいてるみたい。

さっきの叫び声は、こいつが誰かに襲われて出したのか?

怪我でもしてるのかと思い、急いで近づく。

少し行ったところで

『ちょっと待って』

と女性から。

?と思い、振り返ると女性が震えてるみたい。

『何?あれ何?』

俺は視力が良くないのではっきりは見えないが、人がうつ伏せになってるように見えた。

急がなきゃ、と小走りで駆け寄る。

が4、5歩進んで止まる。

這いずりながら、それは近づいて来ていた。

見た目は人だが、動きが人っぽくない。

「何か…ヤバいぞ…」

そいつは、ゆっくり顔を上げようとした。

直感的に、目があったらヤバい!と思い、ダッシュでホテルへ。

途中、固まってた女性の手を取って、半ば引きずるように中へ。

ホテルの中は、さっきと変わってなかった。

強いて言えば、ゼイゼイ言いながらホテルに飛び込んで来た二人組に奇異の目が向けられたくらい。

「ついてきてるかな?」

『わからない…』

恐る恐る後ろを振り返って、自動ドアのガラスの方を見ると、取りあえずは何も見えない。

ホッとして、二人とも地ベタに座り込む。

その日は、お互いにそのまま各自の部屋へグッタリして戻った。

ただ、とてもじゃないけど怖くて寝れないので、翌朝まで明かりを点け、テレビを見て過ごす。

翌朝8時頃、チェックアウトの為フロントへ行くと、ホテルの従業員らしき人が首を捻りながら自動ドアを拭いている。

どうしたのか聞いてみると、ドアガラスの外側に手の跡がついていて、いくら拭いても落ちないらしい。

見てみるとガラスの真ん中やや下あたりに、ベタベタといくつか手の跡が。

昨晩のことを思い出してうすら寒くなり、速攻でチェックアウトしてホテルを後にした。

後で気付いたんだが、あの女性の連絡先を聞きそびれてた。

もったいないことをしたな…

【愛テク】

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いなくなった友人

幼稚園から大学までエレベーター式に進学してきた俺。

小学校~大学まで同期で友達の達也っていうのがいた。

達也とは昔からかなり仲が良く、俺の家に泊まりに来て俺の部屋を掃除してくれてたw

最近ではよく服を買いに行っていた。

達也は大学に通う傍らホストをしてて話が上手く、俺の母や父を楽しませてくれていた。

で、つい先月。

俺と達也と基男(最近仲良くなった)で伊勢神宮に行った時、達也が俺に

「行ってくるから待ってて」

と言い、どっかに走って行った。

俺はトイレに行ってるんだろうと思い待っていたが、基男が

「早く行こう」と。

俺「達也は?」

基男「誰それ?」

もう意味が分からん。

基男と俺で話が食い違う。

俺のケータイのアドレスに達也なんてないし、メールや電話履歴にも達也なんてない。

俺は腑に落ちないまま帰宅。

両親に達也の事言っても誰も知らないだと。

卒業アルバムにも達也なんていない。

大学の生徒欄にも達也なんてなかった。

今でも、誰かが俺をはめてるとしか思えない。

カラオケで浅井健一の真似をした達也を俺は覚えている。

ナンバーナイン着た達也を俺は覚えている。

俺の脳障害なのだろうか?

【体験談】

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廃虚に落ちていたビデオ

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自分自身、夢なんじゃないのか?と思ってしまうような体験を一つ。

数年前、友人と某廃墟に肝試しに行ったら紙袋に包まったビデオが落ちてた。

つい面白がって持って帰り、友人と家で見てみたら、呪いとかとはまた違った意味でとてもヤバそうな内容だった。

怖くなった俺達は、警察にそのビデオを提出したら取り調べ室に連れて行かれて

「この事はどうかご内密に」と口止めされた。

口止めされてるから流石に内容は言えないけど、日本がスパイ天国だという事を実感した体験だった。

某県警さん・・・もう流石に時効ですよね・・・

えと・・・もう時効だと勝手に判断するw

内容は核関連施設らしき所の隠し撮り。

なんで核施設だと思ったかと言うと、映像の中に出てくる人が、映画の『バックトゥーザフューチャー』に出てくる防護服らしき物を着ていたから。

全体を写しつつ、たまに要所を舐めるように映してたのが印象的だった。

それ以上の事はわからないし、知ろうとも思わない。

【テクノブレイク】