怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 自宅での怖い話 」 一覧

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部屋にいた

去年の暮れに体験した話。

22時ごろに仕事を終えて帰宅し部屋の電気をつけると、居間で力士4人がまわし姿で鍋をつついていた。

あまりに信じられない光景だったので、テンパって

「ああ、部屋を間違えた」

と思って慌てて部屋を出た。

けど、確かに鍵を開けて入ったし部屋を間違えたわけがない。

もう一度部屋に入ると、もう力士達はいなかった。

それ以来何も起きていないし、不動産屋に聞いてもこの部屋に力士がいた事とかもないみたい。

友人や知人にその話をしても笑われるけど、体験した俺自身は凄く怖かった。

一体なんだったんだろう・・・

【ブレイク】

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胸騒ぎ

小学生の時、塾の先生に聞いた話です。

その先生は現役の大学生で、その大学の友人に妙な体質の人がいたそうです。

仮にAさんとしますが、彼はごくたまに、ものすごく胸騒ぎするときがあるそうです。

正月前、先生の部屋で二人で飲んでいた時に、急にAさんが真っ青な顔をして額から大汗をかき出したので、先生がどうしたのかと聞きました。

Aさんはそれには答えずに、部屋の電話を取り上げて、懐から手帳を取り出し、そこに書かれた親しい友人の連絡先に片っ端から電話をし始めたんです。(当時、携帯はなかった)

しかも電話して何を言うかといえば、

「今どこにいる?そうか。今日は○○(この町の名前)から絶対に出るなよ。理由は後で説明するから」

何人か、電話に出なかった人もいました。

かけ終わって、先生は彼に説明を求めました。

Aさんが胸騒ぎを覚えるときには、自分に親しい友人で、自分の近くの場所にいない人が必ず死ぬんだそうです。

この時は、いち早く本州に帰省していた人が、実家近くの交差点で事故に遭い亡くなったそうです。

時間的には彼の胸騒ぎ後、二時間ほどたった時でした。

【自宅で】

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TV録画

もう10年近く前のこと。

ろくに就職活動をしないまま大学を卒業してしまった俺は、職を求めて単身関東へ引っ越した。

とりあえずバイトを見付けて何とか生活する目処が立った頃、俺はある地方局のローカル番組にハマった。

毎日の放送をVHSに録画して繰り返し見るだけでは飽きたらず、番組が視聴できない地域に住んでる友人に貸し出して布教活動をするほどのハマリっぷりだった。

その番組の放送時間は30分なのだが、月~金の平日は毎日放送。

視聴を始めて半年が経つ頃には、俺の部屋はその番組を録画したVHSが山積みになっていた。

録画視聴がすっかり習慣になってしまったある日のこと。

俺は諸々の事情で録りだめ状態になってた数日分の放送をまとめて見ていた。

何か別の作業をしつつVHSの映像を延々と垂れ流し続け、2時間ほどが経過した頃。

ふと違和感を感じてテレビへ視線を向けると、画面にはさっきまで全くなかった激しいノイズが。

よくよく見てみるとそれはノイズというよりも、受信できないチャンネルを映した時の映像に似ていた。

酷く歪んだ映像には何かが映っているようだが、それが何かまでは判別できない。

音声も流れているようではあるが、雑音が酷くて全く聞き取れない。

『うわぁ、録画するチャンネルの指定まちがえたかも?』と思いながら早送りボタン。

暫くすると画面は鮮明な映像に変わり、いつものローカル番組のオープニングが映し出された。

一日分の放送を録り損ねたことは悔やまれたが、それ以降はちゃんと録画できていたので別段気にすることもなく、数日後にはそのことすら忘れてしまっていた。

引っ越してから初めての年の瀬。

帰省する旨を実家へ連絡した際、俺にとってラッキーな情報が入ってきた。

実家暮らしの弟が自分の部屋にDVDレコーダーを導入したらしい。

それまで使っていたビデオデッキも健在とのことなので、二台を繋げばVHSからDVDへのダビング編集ができる。

俺は部屋に溜まった大量のVHSをダンボールに詰めて実家へ配送することにした。

無事実家に到着し、既に届いていた荷物を受け取った俺は、弟の部屋で早速ダビング作業を行うことに。

取説とにらめっこしながら手順を確認すると、どうやらVHSの映像を再生しながらでしかダビングはできないらしい。

つまり120分のビデオテープに録画した映像のダビングを完了するのに、丸々2時間かかることになる。

発送したVHSの中身を全てダビングするにはかなりの時間を要するが、収納スペースのことを考えれば致し方ない。

俺はダビング作業を開始した。

が、帰省してから3日が経過し正月を過ぎても、ダビング作業は遅々として進んでいなかった。

俺自身に外出の用事があったり、弟が部屋でゲームしたいとゴネたりと、いろいろな要因が重なったためである。

正月休みで実家に居られるのもあと2日、実家に送った全てのVHSのダビングはできないにしても、少しでも数をこなさなければ。

と言うわけで、その日の俺は弟が朝からパチンコに出掛けたのを機にダビング作業を開始。

1本のビデオのダビングが終わる度にテープを入れ替えるという作業を延々半日繰り返した。

夕方6時を過ぎた頃、早めに用意された夕飯をリビングで食べていると弟が帰宅。

「開店初日でめちゃめちゃ勝てた」

と自慢気に語ってニ階の自室へ向かおうとする弟に、

「ダビングしてるからデッキとかイジるなよ」

と釘をさす。

食事を再開して間も無く、ニ階から突然叫び声が。

そして、ドタドタと慌てた様子で階段を駆け降りてくる弟。

「お前、アレ何だよ!?」

「何がよ?」

「テレビに変なモン映ってんぞ!」

食事を中断して弟と共に2階へ。

夕飯食うためリビングへ降りる際に電気を消していたので、弟の部屋は真っ暗。

その中でダビング作業中のテレビのブラウン管だけがぼやーと光を放っている。

その画面に映っていた映像を見て、俺は卒倒しそうになった。

ところどころノイズが入った粗い画質の中、目を見開き、口を大きく開けたまま首を横に傾けた女の顔が画面いっぱいに映し出されているのだ。
その瞬間、俺は録画に失敗した日のことを思い出した。

翌日以降の録画には何も問題がなかったのですっかり忘れていたが、これはその時のビデオテープだ。

弟と暫し無言でその映像を眺めていた俺は、ハッと我に返った。

平静を装いつつ、

「あれー?何かダビング失敗してるわぁ」

とか言いながらビデオデッキのリモコンを取り上げ、停止ボタンを押す。

反応が無い。

ボタンをいくら押しても映像が止まらない。

デッキのカウンターは数字でも英字でもない表示が付いたり消えたりしている。

DVDのリモコンも同様に無反応。

のみならず、チャンネル変更や電源ボタンなどのあらゆる操作を一切受け付けない。

俺はコンセントに刺さったコードを、タコ足プラグごと引っこ抜いた。

ブツンという音と同時に部屋の中のあらゆるAV機器の電源が落ちる。

ブラウン管の灯りだけで照らされていた部屋は途端に真っ暗になり、俺は慌てて部屋の電気を付けた。

すっかり気が動転してしまっている弟。

俺も心臓バクバクだったが、

「とりあえず飯食おうぜ」

と平静を装ってリビングに戻った。

その後は大変だった。

件のビデオをデッキから取り出そうとすると、ヘッドにテープが絡まって全然出てこない。

強引に引き抜いたものの、ビロビロと吐き出されたテープをデッキから取り除くのに悪戦苦闘。

ドライバーやら何やらで何とか作業を完了させた後、テープはまとめてゴミ箱へ。

その後、DVDの方を確認。

ダビング作業は途中で中断されてるだろうけど、内容が気になる。

そこでまた仰天。

チャプター画面のサムネイル画像が、先ほど映ってた首を傾けた女の顔。

しかも10数個に分割表示された全ての画像が、同じ女の顔で埋め尽くされている。

すぐさまDVDデッキの取り出しボタンを押す。

ビデオとは違ってスムーズに出てきてくれたそれを、両手で思いっきり力を込めて真っ二つに。

先ほどゴミ箱に捨てたビデオテープと共に紙袋に詰めた上で小さく折りたたみ、ガムテでグルグル巻き。

台所に居た母に

「これ捨てといて」

と言って手渡した。

以来あんなにハマっていた番組への熱がすっかり冷めてしまい、録画はおろか視聴すらしなくなってしまった。

その後しばらくして再び引っ越しをしたため、今はあの番組の放送局を受信できない地域に住んでいるけど、こっちでもネット放送か何かで深夜に放映されているので、何の気無しのザッピングでチャンネルが合うたびにドキッとしてしまう。

【裏ワザ】

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小窓から見えるもの

前に住んでたマンションの話なんだけど、俺は2階の角部屋に住んでた。

そこは3DKのマンションで、学生の俺には広すぎる状態ではあった。

でも、都内ではないから家賃は80000円。

バイトもしてたし、仕送りもあるし、5万くらいで1ルームに住むより全然いいわってことで、そのマンションに住んでたんだけど、住んでから気付いた。(しかも3ヵ月後くらいにwwwww)

道路挟んではす向かいがセレモニーホールだって事に。

その時はマジで「うわぁ・・・。」って思った。

しかも、リビングに小さな小さな出窓がついてて、そこからセレモニーホールが丸見え。

だから夜通し明かりがついてる時なんかは、あぁ、今ここに死体あるのか・・・とか、何かちょっと怖い想像もしてしまったりしてた。

まぁ一応カーテンつけてるし、別に害はないしってことで、逆に、その小さな出窓を開けて外を眺めながらタバコを吸うってのが俺の日課みたいになってたんだよね。

そんなある夜。

いつもの様に部屋の電気を落として、出窓開けてタバコ吸ってたんだ。

そしたら、ふと視界の隅で何かが動いてるのを捉えた。

何の気なしにそっちを見ると、セレモニーホールの屋上を誰かが歩いてる。

ちょうどその時、セレモニーホールは色の塗り替えをやってたから建物の横に足場もあったし、作業員かな?と思ったんだよね。

その時は不思議と怖いとかはまったく思わなかった。

でも、夜中も3時近いのに塗り替えやらないよな・・・と思って、メガネを取ってきてもう一度よく見てみた。

その瞬間、めちゃめちゃ怖くなった。

屋上を歩いてると思ったのはまず間違いで、どう考えても屋上のフェンスを乗り越えてフェンスの外を歩いてるんだ。

そこにどれ程のスペースがあるか知らないけど、普通の精神のヤツだったらそんなとこ歩くわけない。

次に、それはワンピースというか、白衣というか・・・何か青白っぽいスカートの様な服を着た女だった。

俺はマジでその瞬間、こいつ精神病患者で自殺する気だ!!って本気で思った。

その女は、両手を上に上げたり、横に広げたりしながらその屋上のスペースを右へ左へ行ったり来たりしてた。

横にスペースなんてないんだろうから、この時点でおかしかったんだろうけど全然気付かなかった。

俺は通報しなきゃ…って考えはまったく浮かばずに、何故かその光景に見入っちゃったんだよね。

ボケーっと。。。

そして、タバコの2本目を付けて、もう一度そっちを見た時に女が止まってて、明らかにこっちを見てるのに気付いた。

げぇっ!バレた最悪…って思うと同時くらいに女が両手を前へならえの感じで、俺の方にゆっくり下から上へ上げるように突き出して地面と平行に上がりきるくらいのところで、前のめりに倒れて行った。

マジで声も出なかった。

超ゆっくり女が倒れていくのが見えてた。

…と思ったのもつかの間。

女がこっちに向かって両手を伸ばしたまま、大きな口を開けてぶわ~って飛んで来た。

この時の俺のとっさの行動は今思っても奇跡。

すごい速さで出窓ガラスを閉めて、カーテンを引いた。

んで、後からカーテンの上からカギをかけた。

その行動が終わって、2秒後くらいだったと思う。

息をつく間もなく、その窓が、ドンドンドン!!!!!!!って三回叩かれた。

しかも、音の大きさや激しさからするに両手で。

マジで半分くらい腰を抜かしながら、手探りでリモコンスイッチで電気つけて神経ピリピリさせながらしばらく震えてた。

絶対にあの女入ってくる!って思って。

でも、結局、10分経っても20分経っても何もなくて気分的に落ち着いてきたから、今のは何だった??って思いだしてもう一度見てみようかな…って事になった。

それで何もなければ、何か安心して眠れるって思ったんだよね。

でも、カーテンを開けちゃうのは怖かったら、代わりにカーテンの隙間を片側押さえつつ、ほんのちょっとだけ親指分くらい開いてみた。

そしたら、そこに窓に思い切りギューッってされて、白くなってる指の一部が見えた。

後はもう、そのまま一睡もしないで朝を迎えたよ。

次の朝は思い切ってその窓を開けたけど、別に窓に何か手形が残ってるとかはなかった。

でも、俺はその時以来、一年以上、夜にそのカーテンは開けなかったし、出掛ける時もそのカーテンとリビングのメインのカーテンだけは閉めて出掛ける様になった。

夜に帰った時にそいつが張り付いてたりしたら怖かったから。

結局、その後は家では一度もそういう事に出くわした事はなかったけど、あの時のあの女が何なのか、何の目的で窓にへばりついていたのかは永遠の謎だろうね。

【裏ワザ】

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不動産の査定

つい先日の出来事なんだけど聞いてくれ。

先日、父が亡くなって家を一軒相続したんだが、立地は悪くないものの大分ガタが来てるし無駄に広すぎるんで、妻と相談した結果売り払うことにしたんだ。

幸い、遺品の整理をしてる最中にも、度々不動産屋の広告やら名刺が入ってたんで、そこに電話し、結局4社で委託及び買取の査定をして貰う事になった。

で、そのうちの3社目。

結構今風の感じの、垢抜けた30代前半位の青年が査定にやって来た。

ハキハキと喋るし、感じも悪くない。

しかも査定額が前2社に比べると、1千万近く高い。

俺も妻もほぼここに決めかけてて、その旨を告げると各室内の写真を撮らせて欲しいと言ってきたんで快諾し、俺が付き添って改めて各部屋を案内して廻った。

で、仏間の隣にある8畳程の小部屋の扉を開け、中に青年を入れた瞬間、扉に手を掛けたままの状態で突然の金縛り。

金縛り自体は何度も経験があったんだが、こんなに唐突に、しかも立ったまんまっていうのは初めてだったんで、一瞬何か重篤な病気でも出たんじゃ無いかと思ってパニクってると、すぐ耳元で女の声がした。

くぐもった感じで、大きさの割に凄く聞き取り辛いんだが、

「苦しい」

とか何とか言ってる様に聞こえる。

どうやら眼球だけはかろうじで動かせそうだったんだが、声のする方を見たらヤヴァいと判断し、視線を逸らして室内を見ると、こっちに背を向け、何やらメモに描き込んでいる青年の背中に、茶色っぽいソバージュの髪と、妙にゴテゴテした感じの黒っぽい服を着た女が張付いていた。

それだけでも十分怖かったんだが、その女は異様に首が長く(40cm位はあった)背中を向けてるのに顔だけはこっちを向いてて、目玉がカメレオンみたいにギョロギョロとせわしなく動き回ってた。

あまりに現実感が無くて、怖いというより呆然とそいつを見てたんだが、青年がこっちを向いた瞬間に見えなくなって、ほぼ同時に金縛りも解けた。

当然査定どころではなく、

「少し体調が優れないので…」

と苦しい言い訳をしてお引き取り願った。

その後、思うところがあって、その青年の務めている会社の事を調べてみると、出るわ出るわ悪評だらけ。

当然今朝一で、丁寧に断りの電話を入れた。

青年がこっちを振り向いた瞬間、はっきりと

「苦しめ」

って声が聞こえたんだ。

多分あの青年、もしくは会社ぐるみで色々やらかしてたんだと思う。

そう思いつつも、結局今の今まで一睡も出来なかったんで、これ投下したら眠剤飲んで寝る。

【お持ち帰り】