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怪談
高校の時、長崎へ修学旅行に行った時の話。
宿泊した宿がボロで古かった。
原爆落とされた場所という理由で夜、部屋のグループ数人で怪談話を始始めた(怖いから電気つけたままWWW)
俺はグロサイト等で集めた画像を駆使し、中々怖がらす事が出来た。
怪談の途中、友人一人が凄い叫び声をあげ、壁を指さした。
壁には体を固定され?首を一心不乱上下左右に振り回す、真っ黒な人の形のような物体があった。
皆、部屋から逃げた。
先生に言い、先生の部屋で寝かせてもらったが眠れるはずがなかった。
今でも、一心不乱に首を振り回す霊を忘れられない。
体を固定され、いつまでも苦しんでる状態で、念として残ってると思うと切ない。
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引ったくり
3年ぐらい前だけど、原付にヒッタクリにあった。
5秒くらい固まったけど、免許証入っていたので「まて!」と叫び追い掛けた。
原付の人は焦ったのか、私の方を振り向いた瞬間、十字路左から来た車と衝突。
飛ばされたヒッタクリ犯は、かなりの距離を飛ばされ壁にぶつかり、ヘルメット取れた。
若い男だった。
飛ばされたヒッタクリ犯は、一度起き上がり逃げようとしたが、再び倒れて鼻と口から大量の血を吐き出し倒れた。
衝突した乗用車は逃げたらしい。
私も鞄を奪い返し、怖くなって逃げた。
夕方のニュースで、ひき逃げ死亡事件として特集されてた。
乗用車のひき逃げ犯は逮捕された。
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無知
数年前の夏休み。
俺が中学生の頃、実家のすぐ近くにあるお寺で、盗難事件が発生した。
お寺の2つある宝物庫のうちの、1つの中身が盗難にあったらしい。
それだけなら、ただの盗難事件なのだが、何か様子がおかしかった。
うちは代々そこの檀家を勤めているのだが、うちも含め、檀家や周辺の家の人たちが事件の翌日に集められ、大人達で何事か話し合っているようだった。
当時、俺はガキだったので、色々大変なんだな、としか思わず、その時はあまり気にしていなかった。
数日後、俺や同い年の従弟や、その他数人の友達が、お寺の裏山でエアガンでサバイバルゲーム(というかごっこだなw)をしていると、和尚さんが俺達のところへやってきて、
「○○(俺)と○○(従弟)、ちょっと来なさい。話があるから」
と呼ばれた。
俺たちは、お寺の裏山で大騒ぎしていたのを叱られるのだ、と思い、ビクビクしながら和尚さんについていくと、和尚さんはお寺の本堂に俺達を入れて、
「ひとまず座りなさい」
と俺達に促した。
和尚さんは、ほんとうに神妙な顔つきで、俺と従弟は、こりゃまずいな…と縮こまっていると、予想とは裏腹に、説教ではなく別の話をし始めた。
和尚さんの話は俄かには信じられず、何か荒唐無稽な話に聞こえたが、とにかく、真剣な顔つきで話していたのを覚えている。
その話というのは、和尚さんによると、2つある宝物庫のうち、1つは確かにお寺に伝わる経典や仏像など、価値のあるものを収めているのだが、もう一つの宝物庫は、宝物庫とは名前だけで、別の物を保管しているらしい。
その『別の物』とは。
元来、お寺や神社には、不吉な物や呪物などを、『お払いして欲しい』或いは『引き取って欲しい』と頼み込んで来る人が、結構どこでもいるとか。
しかし普通は気のせいや、偶然が重なっただけの物が多く、基本的にそういう物の受け取りは拒否するか、気休め程度に祈祷をして、本人に納得してもらう方法を取っているらしい。
しかし、どうしてもと押し付けられてしまう場合や、稀に本当に危険なものが持ち込まれるため、その場合は仕方なく引き受けるらしい。
その倉庫には、そういった『いわく付き』の品々が収められていたとか。
これら『いわく付き』の品物の数々を、時間をかけてお払いするために、倉庫は存在していたわけだった。
ただし、そうやってお寺に持ち込まれたものは、金銭的な価値があるようなものではなく、ただ単に霊的、或いは祟りとして危険なだけな物なため、普通は盗まれるなんて事は無い。
しかし、今回そういう『いわく付き』のものが盗まれてしまった。
盗まれたのは2つらしいが、そのうち1つが、俺の一族に縁のある品物らしく、その話をしておきたいと呼んだという。
今回盗難事件にあったのは、要するに『いわく付き』の品物がある倉庫の方だった。
泥棒は、警備の厳重な方の宝物庫に、価値がある物があると考えたのだろう。
『いわく付き』の方の宝物庫は、外に出してはいけない物がいくつもあったので、本来の宝物庫よりも、ずっと施錠などが厳重だった。
盗まれた『いわく付き』の品物2つの説明をすると、一つは一振りの日本刀、もう一つは金でできた仏像らしい。
俺は、なるほど、売れば高そうだな、と思った。
刀の方は俺の一族とは無縁なため、説明は大雑把にするだけにするが、これは和尚さんの先代が住職を勤めていた頃、男の人が「とにかくこれを引き取ってくれ」と持ち込んだもの。
当時の住職は、「許可が無いと犯罪になってしまうから」と断ったが、無理に押し付けられるような形で、その男の人は置いていってしまったのだという。
その刀は和尚さん曰く、「専門家でないから価値はわからないが、相当に古いもので、なぜか銘の部分が削り取られていた」らしい。
ちなみにこの刀は、『所持していると自分が人を切り殺す夢』を何度も見てしまうというもので、持ち込んだ男の人は、「そのうち自分が人殺しをしてしまうのではないか」と不安になり持ち込んだとか。
ちなみに、住職はその話を信じていなかったが、引き取ったその日から、本当に自分が刀で人を切り殺す夢を何度も見るようになってしまい、これは大事だと『いわく付き』の方へ保管したとか。
銃刀法関連は、当時の住職が警察と話し合って、詳しくは知らないがどうにかなって、今までお寺に保管されていたらしい。
そしてもう一つの、金でできた仏像。
これが俺の一族に関係する物だった。
ちなみに仏像と呼んでいるが、実際は和尚さんがいうには、『今までこんな形の仏像は見た事が無く、便宜上形が似ているためそう呼ばれていただけ』の物で、厳密には仏像ではない。
この仏像という像は、今から150年近く前、俺のご先祖様が地元で起きた大洪水の翌日、土石流の片付け中に、泥と瓦礫の山の中から見つけた品物。
金で出来ている事や、見た目が仏像に似ていることから、何かありがたい物であろう、ということで持ち帰り、そのまま家の仏間にかざっていた。
和尚さんが言うには、洪水で山の上の方から流れてきたのではないか、との事だった。
(ただし、俺の地域は元々山深い場所で、俺の住んでいた地域より上に村などは無い)
その像を持ち帰ってから数日後。
あちこちで異変が起き始めた。
初めは家で飼っている猫や家畜が、謎の病気で死に始め、それはご先祖様の家だけでなく、周辺の家々でも起き始めた。
更に暫らくすると、子沢山だったご先祖様の家の子供が次々と死に始め、10人いた子供が、たった半年の間に3人にまで減ってしまった。
当初疫病かと思われ、村で様々な対策がされたらしいが、何一つ効果が無かった。
ご先祖様の家以外の子供が死に始めた頃、その金の像に、ある異変が起きている事に気が付いた。
拾ってきた当初、その像は無表情に近い顔をしていて、感情を読み取れるようなものは何も無かった。
しかし、ふとご先祖様が像を見てみると、明らかにニヤニヤという感じの、笑い顔に表情が変わっていたとか。
更に不気味な事に、像の足元辺りから上の方へ、まるで血管のような赤い線がいくつも伸び始めてきていた。
当初は「気のせいだ」と見なかった事にしていたご先祖様だが、その血管のようなものが、人が死ぬ度にどんどん上の方へ広がっていくのを見て、これはもう手に負えないと、当時のお寺の住職に持ち込んだらしい。
金で出来ていたので、手放すのが惜しかったというのもあるだろう。
当時の住職は、像の噂は聞いていたが、一度も見た事は無く、その日初めて像を見たらしいが、一目見て『これは危険なものだ』と感づいたらしい。
像が何の為に作られ、どうやってこの村へやってきたかは分からない。
しかし、相当に危険な呪物である事は間違いが無く、このまま放置しておけば、村が全滅しかねないほど危険だったため、当時の住職は、すぐにお払いの祈祷を始めた。
しかし、祈祷を始めてから数時間後。
その住職は両目両耳から血を流して、恐怖に歪んだ表情のまま死んでいるのが本堂で発見された。
死因は不明。
ただし、像が何らかの形で関係しているのは間違いなかった。
なぜなら、祈祷をする前には腰の辺りまでしかなかった血管のような模様が、一気に首の辺りにまで達していたから。
それを見た村人たちは、これはもう手に負えないと、像をどこかに捨てる計画を立てていたらしい。
次に本山からやって来た住職が、
「一度に御払いをするのは、恐らく危険すぎて無理だろう。お寺で災いが外に漏れぬよう保管をして、何代もかけてゆっくり穢れを浄化するしかない。捨てて解決できるようなものではない」
と村人達を説得し、現在まで少しずつ祈祷で呪いを払いながら、お寺で厳重に保管されてきていた。
長くなってしまったが、ここまでが和尚さんが俺達に話した、盗品に関する『いわく』の話。
和尚さんは、続けてこんな話をし始めた。
ここ数年(当時で数年なので今からだと10年ほど前)、お寺や神社の宝物庫への窃盗事件が増えており、どうも大半が、外国人の窃盗団によるものらしい。
ここで問題となるのが、最初に書いたとおり、『問題のある品物』を、便宜上宝物庫と呼ばれている場所に保管しているお寺や神社は、ここ以外にも多数あり、そういった品物が、やはりあちこちで盗まれているとか。
当時から少し2ちゃんをやっていた俺は、コピペなどで情報を得ていたため、『ああ、かの国の窃盗団だな』とすぐに分かり、和尚さんに聞いてみたが、曖昧な返事しかしてくれなかった。
その代わり、別の話をしてくれた。
仮にの話として、もし一連の寺社への窃盗事件が、かの国の窃盗団によるものだとすると、『いわく付き』の品物が次々とかの国へ、何の保護措置もしないまま送られ続けている事になる。
これは非常に危険な行為で、一つの国に何の措置もしないまま、無秩序に『いわく付き』の品物が集められたら、一体何が起きるのか想像も出来ない。
「普通、そんな何の利益にもならない、バカな事をする人はいないだろう」
と和尚さんは言っていた。
おかしな話だが、呪いの類にも人間関係のような相性があって、人で喩えるなら、意気投合するものもあれば、性質が合わずに反目しあうものもあるらしい。
そういったものが何の規則性も無く、制限無く集められていっているとしたら、
「恐らくとんでもない事になる。何が起きるのかは分からないが…」
とも言っていた。
そこで俺は、こう和尚さんに言ってみた。
「でも、外国に持ち出されたなら、俺達は安心じゃん。その国にいかなければ害も無いでしょ?」と。
しかし和尚さんは、
「そうではない。仮に行かなくとも、これだけ大きく無秩序な呪物の集合の場合、『縁』を持っただけでも危ない。『縁』が軽い場合や一時的なものだったとしても、一体どういう影響があるのか全く予想も出来ない。もしお前達が『縁』を持ちそうになったら、何があってもそこから逃げろ」
と言われた。
これが当時、俺が聞かされた話の全て。
ぶっちゃけて言うと、俺はこの話を信じていなかった。
だから最近まで、ほぼ完全に忘れていたのだが、そこであるコピペが関係してくる。
そのコピペを見て、もしかしてこれがその影響か?と直感的に感じたから。
以下がそのコピペ。
新種の精神障害『危険水準(2004年)』
前頭葉が破壊されてる韓国人激増。火病と同根かも知れないがこれは脳損壊である。
・症状は、前頭葉の損壊――最も高度な部位。創造的な文化が皆無なのにも理由があった訳。
・1997年~2004年で子供の発病率が100倍に急増。遺伝子的欠陥なので指数関数的に蔓延する。
・現在2008年には、1997年(基準年?)の数千倍の発病率になっていても不思議じゃ無い。現在でも国民的な病だが、『子供の』発病が21世紀に入って急増したという事で、彼等が成人を迎える10年後辺りからは、民族としての、更なる壊滅的様相が想定される。
これはもう、セルフ・ホロコーストになるかも…
時期的にも、窃盗団が日本に来始めた頃と合致する。
俺は絶対に、かの国との『縁』を持たないようにしようと思った。
無知というのは、ほんとうに恐ろしい…
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人が溺れてる
友達から聞いた話。
真夜中、夏のくそ暑い日に、仲の良い友達数人で、海辺で花火をして遊んでいました。
薄暗い砂浜を、花火を向けあってわーわー言いながら走り回っていると、友達の1人がいきなり、あっと真っ青な顔をして海の方を指差しました。
「人が溺れてる」
指差した先には、暗い海の中、遠く離れたとこで、ばしゃばしゃ苦しそうにもがいている人がいるのが微かに見えました。
楽しい空気も一変、これは大変だとみんな青ざめ、救助を呼ぼうにも携帯は圏外。
泳ぎの得意な奴が2人、助けに行こうと海に入ったその時、
「やめとけっ!」
後方からの突然の大声に、みんなが驚いて振り向くと、そこにはいつからいたのか、さっきまではいなかった見知らぬおっさんが。
その手には双眼鏡を持っていて、助けに行こうとした1人に、
「これで向こう見てみろ」
と手渡されました。
何なんだ、このおっさんと不審に思いつつ双眼鏡を覗くと…
レンズの先には、溺れていた女が笑顔でこっちに手を振っていました。
その笑顔が、あまりに不気味で全身鳥肌、ガタガタ震えていると、おっさんに、
「あの女は、この世のものではないから、助けに行ってたら危なかったよ。今日はもう帰りなさい。」
と言われ、怖くてみな一目散に帰宅しました。
後日、友達にその話を聞いた時には、
「今思えばそのおじさん、何であんな真夜中に1人で双眼鏡持って人気のない海にいたんだろうな。」
ってぼそっと言われ、更にゾッとしました。
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なんでわかった!?
こないだ久しぶりに会った、20年来の幼馴染から聞いた話。
幼馴染(A男)は、ある女子高で英語の教師をやっていた。
Aはいつも、英語を教えるクラスの生徒に配るプリントを、校内のコピー機で刷っていたのだが、担当クラスは1学年に4つあって、全員分刷ると結構な枚数になるそうだ。
一気に4クラス分を刷ると、時間かかるわ、紙無くなるわで色々と面倒なので、Aはクラス人数分ごとの数量指定で、授業前にいちいちコピーするようにしていたらしい。しかし、なぜかあるクラスだけ、数が違って出来上がるんだそうだ。
32名分32枚刷ったのが、いつも33枚出来上がっているという。
最初はAも、『ただ数を間違ったんだろう』と思って気にしなかったそうだが、いつもとなるとなんだかおかしい。
他のクラスではそんなことないのに。
Aは、教室に並ぶ机の一番前の席1列の生徒に、
「うしろに廻してね」
と言ってプリントを配る。
すると手元に必ず1枚余るそうなのだ。
前に、それを見た生徒に、
「先生、なんでいつも1枚あまるの?」
と聞かれ
「これは先生の分だから」
と答えたそうなのだが、そんなつもりで刷っているわけじゃないのは自分がよく知っている。
だいたい自分の分は、既にきちんとファイルに入っているのだ。
いよいよ不思議に思ったAは、自分がちょっとおかしくなっているのでは?と思い、コピー機の前で数を数えてみることにしたんだって。
プリントをセットして、枚数を31と入力する。(31枚+原本=32枚)1枚、2枚、どんどん出てくる。
Aは目を離さずにそれを数えていたそうだ。
とうとう31枚出てきたところで、コピー機は止まった。
原本を足して再度数えてみたところ、やはり32枚で間違いない。
しかし、そのきちんと数えたプリントを、そのまま例のクラスに持って行き配ったところ、やはり手元に1枚余ってしまったそうなのだ。
Aはこの時初めて、ぞおおおおっとしたらしい。
Aは慌てて生徒の数を数えたが、休みの生徒もなく、ちゃんと32人居る。
余るはずがないのだ。
でも余ってる。
Aは呆然としてしまい、生徒たちに、
「このクラス32人だよな」
と聞いてみた。
するとクスクスと笑われ、先生寝ぼけてるよーなどと野次られた。
でもそのあと、
「33人居ないよな?」
と生徒たちに念を押したAの顔がマジだったからか、先生マジでやめてよ、とか冗談きついよとか、教室内がもうすごい騒ぎになってしまった。
これはいけないとAは気を取り直して、
「何でもない、やっぱり俺の気のせいだ」
と言って教室内の沈静化を図ろうとした時、
「なんでわかった!?なんでわかった!?なんでわかった!?なんでわかった!?」
って、すげー声で叫びだした奴が居たんだって。
そんでAはもう恐ろしさからか気が遠くなって、気がついたら校長室のソファーで寝てたらしい。
で、まあAは、その学校にもう居なくて、既に教師でもない。
学校やめて地元に戻ってきたんだよね。
今は実家でブラブラしてる。
ちなみに俺んちの2軒隣。
Aが戻ってきたとき、なんで先生やめたのか言葉を濁してたから、ずっと聞きづらかったんだけど、こないだ酒の勢いで聞いたらこの話をしてくれた。
何が一番怖いって、Aが学校を去ることになったとき、やたら避けられていた問題のクラスに居た生徒を捕まえて聞いたら、
『なんでわかった!?』って叫んでたのは、なんとA自身だったらしい。
でもAは、声は聞こえてたけど、俺が言った覚えなんてないんだって…
やっぱAがおかしいのかなぁ?
やだな、すげえ心配。