怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

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「 謎 」 一覧

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話しかけてくれた人

夏の修学旅行に行った時に、俺は転校したて+人見知りが激しくて友達いなかったので、一人寂しく外に抜け出して花火をしてた。

そしたら地元の子か知らないけど、ぼーっと一人で花火をしてる俺の横にいつの間にか座っていて、こう言った。

「こんなところ(海岸の崖から海に向かって花火してた)で花火なんて珍しいですね」と。

人見知りの激しかった俺はずっと無視してたんだけど、その子はずっと俺に話しかけててくれて、次第に俺も慣れてきたのか、こっちからも話しかけようとした。

しかし、そのときにはもうその子はいなくなってた。

でも、見知らぬ人とも会話しようとしてたので、今なら慣れない人との会話が出来そうな気がしたので、すぐにホテルに帰った。

そしたら、いつもモジモジしながら話してた俺が、結構すらすらと会話できるようになって、その修学旅行のうちに、クラスの殆どのヤツと友達になれた。

その子のことをずっと無視してて悪かったけど、おかげで友達が出来るようになった。

今度バイクの免許でもとって、その旅行で行ったところにもう一度足を運んでみようと思う。

【テクニック】

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幽霊が追いかけてくる

母親の実家の話。

段々に連なる下の家で、夏の夕方になると時々騒ぐ声が聞こえてくる。

その家で「幽霊だ~ゆうれい!」と逃げまどっているらしい。

一家6人が「追いかけてくるー」と母の実家にも飛び込んでくるのだが、指さす方向を見ても、他の家の者には何も見えなかったらしい。

一家全員が「あそこに、あそこにいる!」と指し示すのだが、納戸の暗がりには何も見えなかったそうだ。

夏になると10回ほどそんなことがあるので、近所ではだれも相手にしなくなったらしい。

【自宅で】

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何かが住んでいる。

うちは東北の田舎の古い家なんだけど、ときどき自称霊能力者という人達が勝手に来ては、

「この家には悪魔が住んでる」

とか言ってくるんだ。

それで不安にさせといて、お祓いのグッズとか売りつけようとしてくるなら、まあ所謂インチキだって思えるんだけど、そういうこともされないし、ただ『悪魔がいる』って言われるだけ。

祖父母の話を聞くと、本当に昔からそっち系の人たちに、そういうことを言われるらしい。

一回、周りの家に

「あの家に悪魔が住んでる」

と言いふらされて、少し頭のおかしくなってたおばあさんに放火されかけたり、『悪魔の子』とか言われて、自分が殺されそうになったこともある。

一族はわりと長生きだし、大病する人もいないし、悪いことなんて滅多に起こらないんだけど、それなのに悪魔がついてるなんてことあるのかな?

ちなみに、自分は霊能力はまったくゼロ。

オカルト大好きだけど、何も見えなさすぎ感じなさすぎで悲しい。

そっち方面に鈍感過ぎる、とか呆れられたことも。

唯一、家に住んでるらしい座敷童が、夜中走り回る音が聞こえるくらい。

座敷童と悪魔が同居できるのかは知らない。

母は霊能力が強いらしくて色々見えるらしいけど、悪魔のことについて聞いてみると、冗談めかして

「私のことよ」

なんて言う。

【自宅で】

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サノアさん

母方の実家は、女には悪いモンがつく筋といわれていて、7歳と13歳の時に、実家近くにある神社の池にある小さな祠に、水と黒い石をお供えをして、その悪いモンから守ってもらう、という習慣がある。

そこの神様は呼び方が『サノアさん』(サというよりシャかな?)もしくは『サンノアさん』『サーノアさん』(シャンノアさん・シャーノアさん?)という感じで、私も二度サノアさんにお参りにいった。

20歳の時まで悪いモンにつかれなかった時は、今度は白い石を持っていき、それをお礼としてお供えして、黒い石は池に放り投げて、サノアさんに清めてもらう。

母もお参りをしたが、母のすぐ下の妹は13歳の時に何かの事情があって(母は詳細を言うのを嫌がった)お参りをしなかった。

その人は精神を病んで、現在は精神病院へ入院している。

そしてさらに一番下の妹も、体が弱く入院していて、お参りを一度しなかった。

その人は19歳の時、ある駅のトイレで自殺をした。

母と三番目の妹は、二度ちゃんとお参りをしたから大丈夫だった、と母は言う。

本当かどうかわからないけど、ちょっと怖いので、もし自分に女の子が生まれたら、念のためお参りに連れて行こうと思う。

ちなみにちょっとズレるけど、母は末の妹が自殺する前の日。

偶然かもしれないけど、家の中で大量の蛇をみかけた。

その蛇たちはタンスの裏側にするすると入っていき、いそいでタンスの裏を覗いたが何もいなくなっていた。

自殺と関係あるかどうかはわからないけど、もしかしたら蛇が関連する神様なのかも、と思ったりします。

【乙女恋愛】

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イナゴ

亡くなった祖父が体験したこと。

戦争前、大学出てそのまま大陸の鉄道会社に就職したそうで、重慶付近だったかどこだったか、とにかく大陸でのこと。

あるとき、祖父の住んでいた町の近くで蝗の大発生が起きた。

当時この地域は、何年かに一度こうした異常発生にみまわれたらしい。

蝗の大群は田畑の作物をことごとく食い尽くしてしまい、食料不足・飢餓も起こったという。

そしていよいよ祖父の住む町にも蝗の大群がやってきた。

家の窓という窓を締めきり、蝗が入ってこないようにして、ただただ通り過ぎるのを待つ。

祖父にできることといえばそれだけ。

ただ窓越しに蝗を見つづけるしかなかった。

蝗の群れの中に祖父は変なものを見つけた。

それは異常に大きな蝗。

蝗の体長なんて知れたもの。

大きくても数センチくらいのものである。

しかし、その蝗は桁ひとつちがった。

子犬くらいの大きさはある巨大な蝗が飛んでいた。

しかも、体の色は燃えるように赤い色だった。

祖父は大きさよりも、むしろこの色で巨大蝗に気がついたという。

祖父は、同僚もその蝗を見たということを後日知る。

しかも同僚は、複数匹が群れて飛行していくのを見たらしい。

祖父と同僚は自分たちの見たものが信じられず、いろいろ調べたが、そんなものが載っている資料は当然なかった。

地元の中国人に聞いたりもした。

同じようなものを大群の中に見たものはいたのだが、それがなにか説明できるものはいなかったそうだ。

【ブレイク】