怖っ!怖っ?怖い話

いろんな怖い話を集めています。

*

「 不思議体験 」 一覧

no image

家にいる

私の実家には電話に出る『何か』がいる。

家に誰も居ないとき限定で、家の固定電話に電話をかけると『何か』が電話に出る。

それが無言でもなくノイズでもなく、ごく普通に「はい(苗字)です」と、若い男性(印象としては20前後ぐらい)の声で。

で、『何か』に用事を頼むとしっかりこなしていてくれる。

・お風呂沸かしておいて
・○○の電源切り忘れたから切っておいて
・何時になったら洗濯物を取り込んでおいて

などなど、敷地内限定、かつ人に出会わないもの(宅配受け取って、などはNG)

私が生まれた頃から始まったので、かれこれ数十年になるんだけど、いまだに『何か』は家にいるらしい。

この間、試しに「母に○○と伝言お願い」と頼んだら、母が帰宅したらテーブルの上にメモ書きとして置かれていたそうな。

no image

怪談

高校の時、長崎へ修学旅行に行った時の話。

宿泊した宿がボロで古かった。

原爆落とされた場所という理由で夜、部屋のグループ数人で怪談話を始始めた(怖いから電気つけたままWWW)

俺はグロサイト等で集めた画像を駆使し、中々怖がらす事が出来た。

怪談の途中、友人一人が凄い叫び声をあげ、壁を指さした。

壁には体を固定され?首を一心不乱上下左右に振り回す、真っ黒な人の形のような物体があった。

皆、部屋から逃げた。

先生に言い、先生の部屋で寝かせてもらったが眠れるはずがなかった。

今でも、一心不乱に首を振り回す霊を忘れられない。

体を固定され、いつまでも苦しんでる状態で、念として残ってると思うと切ない。

no image

なんでわかった!?

こないだ久しぶりに会った、20年来の幼馴染から聞いた話。

幼馴染(A男)は、ある女子高で英語の教師をやっていた。

Aはいつも、英語を教えるクラスの生徒に配るプリントを、校内のコピー機で刷っていたのだが、担当クラスは1学年に4つあって、全員分刷ると結構な枚数になるそうだ。
一気に4クラス分を刷ると、時間かかるわ、紙無くなるわで色々と面倒なので、Aはクラス人数分ごとの数量指定で、授業前にいちいちコピーするようにしていたらしい。

しかし、なぜかあるクラスだけ、数が違って出来上がるんだそうだ。

32名分32枚刷ったのが、いつも33枚出来上がっているという。

最初はAも、『ただ数を間違ったんだろう』と思って気にしなかったそうだが、いつもとなるとなんだかおかしい。

他のクラスではそんなことないのに。

Aは、教室に並ぶ机の一番前の席1列の生徒に、

「うしろに廻してね」

と言ってプリントを配る。

すると手元に必ず1枚余るそうなのだ。

前に、それを見た生徒に、

「先生、なんでいつも1枚あまるの?」

と聞かれ

「これは先生の分だから」

と答えたそうなのだが、そんなつもりで刷っているわけじゃないのは自分がよく知っている。

だいたい自分の分は、既にきちんとファイルに入っているのだ。

いよいよ不思議に思ったAは、自分がちょっとおかしくなっているのでは?と思い、コピー機の前で数を数えてみることにしたんだって。

プリントをセットして、枚数を31と入力する。(31枚+原本=32枚)1枚、2枚、どんどん出てくる。

Aは目を離さずにそれを数えていたそうだ。

とうとう31枚出てきたところで、コピー機は止まった。

原本を足して再度数えてみたところ、やはり32枚で間違いない。

しかし、そのきちんと数えたプリントを、そのまま例のクラスに持って行き配ったところ、やはり手元に1枚余ってしまったそうなのだ。

Aはこの時初めて、ぞおおおおっとしたらしい。

Aは慌てて生徒の数を数えたが、休みの生徒もなく、ちゃんと32人居る。

余るはずがないのだ。

でも余ってる。

Aは呆然としてしまい、生徒たちに、

「このクラス32人だよな」

と聞いてみた。

するとクスクスと笑われ、先生寝ぼけてるよーなどと野次られた。

でもそのあと、

「33人居ないよな?」

と生徒たちに念を押したAの顔がマジだったからか、先生マジでやめてよ、とか冗談きついよとか、教室内がもうすごい騒ぎになってしまった。

これはいけないとAは気を取り直して、

「何でもない、やっぱり俺の気のせいだ」

と言って教室内の沈静化を図ろうとした時、

「なんでわかった!?なんでわかった!?なんでわかった!?なんでわかった!?」

って、すげー声で叫びだした奴が居たんだって。

そんでAはもう恐ろしさからか気が遠くなって、気がついたら校長室のソファーで寝てたらしい。

で、まあAは、その学校にもう居なくて、既に教師でもない。

学校やめて地元に戻ってきたんだよね。

今は実家でブラブラしてる。

ちなみに俺んちの2軒隣。

Aが戻ってきたとき、なんで先生やめたのか言葉を濁してたから、ずっと聞きづらかったんだけど、こないだ酒の勢いで聞いたらこの話をしてくれた。

何が一番怖いって、Aが学校を去ることになったとき、やたら避けられていた問題のクラスに居た生徒を捕まえて聞いたら、

『なんでわかった!?』って叫んでたのは、なんとA自身だったらしい。

でもAは、声は聞こえてたけど、俺が言った覚えなんてないんだって…

やっぱAがおかしいのかなぁ?

やだな、すげえ心配。

【 エヴァ 】

no image

自殺名所のつり橋

俺の住んでる県は、オカルト的な場所が少ないんだけど、俺はそう言うの大好きだから県内のオカルトポイントは、ほぼ制覇してる。

これはそのうちの一つ、自殺の名所のつり橋での話。

昼間でも見える人は見えるってほど有名なポイントなんだけど、昼間はそのつり橋の真下で芋煮会(知ってる?)とか、バーベキューやってるような場所なので夜に行って来た。

そのときの同行者は、彼女(現妻・見える人)と俺(全く見えない人)、友達カップル×2(見えるかは不明)の6人。

つり橋の上を車で通って何も見えなかったから、そのまま車を路肩に止めて川原に降りる事になった。

流石に川原に降りると、9月でも少し肌寒い。

彼女があまり拒否反応を示さないから、ヤバイ霊は居ないんだろうと安心して周囲を探検しまくってたんだけど、急に喫煙室のエアカーテンをくぐったような、飛行機のドアが開いたときのような、そんな空気の層を突っ切ったような感覚があって、ちょっとふらついた。

隣を見ると、彼女が腕にしがみついて硬直してる。

ちょっと離れた所に居る友達も、みんな動きを止めてキョトンとしてた。

もう川原に降りてから20分~30分くらい経ってるし、ちょっとヤバイかも知れないと思い、

「そろそろ帰るべ」

と促して車に戻って、またつり橋を渡って帰って来たんだけど、つり橋の上でまた空気の層を突っ切った感じがした。

山を降りたファミレスで青い顔をしている彼女に、

「大丈夫か?」

と聞くと黙ってうなづいていたが、怖い話に飢えてる皆で根掘り葉掘り聞くと、さっきのつり橋で何があったかを話してくれた。

曰く、しばらくは周りに数人の霊がジッとしているだけで何とも無かったんだけど、友達の一人がその霊にすっかり重なってしまった途端、周り中の霊が一気に俺らの周りに密集してきたそうだ。

通勤電車並の密着度で、数十の霊が俺らを取り囲んだ状態。

彼女はもう動けずに居たんだけど、霊に鈍感な俺らが「帰るべ」とか、のんきな事言って逃げ出してくれたので助かったと。

橋の上まで車の周囲を囲んでくっついてきた霊も、橋の真ん中を越えたあたりで、排水溝に吸い込まれる水みたいに橋の下へ消えて行ったそうだ。

わりと大勢で楽しく話をしながら、死にたくなるようなネガった気持ちも持たずに居たから何も無かったけど、これが1人で居たらやばかったかもって言ってた。

no image

怖いCM

ずっと同じ県に住む俺が、小学3年~6年の冬の時期に体験した話。

当時、学校から帰ってきたら午後4時にやる再放送の時代劇を見るのが楽しみだった。

親が出かけていて、家で一人だったある日。

いつものように番組が始まるのを楽しみにテレビを見ていたら、始まる5分ぐらい前にバック?背景?に大きな天秤がぐわんぐわん動いていて、イチゴの被り物をした某芸能人に似てる女性がBGMに合わせてダンスしているCMが流れた。

なんだこれ?

見たこと無いCMだけど、この人かわいいなぁと思っていたのだが、15秒、30秒、1分、2分経ってもCMが終わらない。

女性は何も言わずに、ただ踊ってるだけ。

だんだん怖くなってきて電源切ろうとしたり、音量下げようとしてみたのだが、何も反応しない。

そのうち天秤の動きに合わせて音量が大きくなったり無音になったりして、女性の顔が見えないぐらいの速さで頭を振り始めた。

これは何かやばいやつだと思った瞬間、

「お前は死ぬんだよおおおおおお!!!」

と、叫んでゲラゲラ笑い始めた。

それ聴いて、泣きながらコタツの中に隠れて女性の声が聞こえないように叫びまくった。

10分以上続いたと思う。

そうしたらテレビが消えた感じ(電磁?的なのが消えた)がして、コタツから出たらちょうど時間が4時ぐらいで、テレビが点いたまま時代劇が始まっていた。

その数年後の小学校5か6年の頃、今度はメロンの被り物をした同じ女性のCMも見た。

この話を中学、高校、大学で怖い話をする時に友達に話しても、誰もそんなCM見たことが無いと言うし、ニヤニヤされる。

他にも似たようなものを見た人はいるのか・・

あのCMが流れた県はあるのか・・・

今もずっと気になっている本当にあった出来事。